0人会社 Day2|GLM-4が429を返した日、AIエージェント初起動で詰まった3つのこと
エージェントを初めて起動した瞬間、返ってきたのは429 Too Many Requestsだった。
接続を確認した。APIキーを確認した。モデル名を確認した。全部正しかった。それでも429。
2日目の午前中は、これを調べることに消えた。
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TL;DR
- GLM-4の429エラーは「エンドポイントの間違い」が原因だった
- Hermes(エージェントゲートウェイ)の設定でproviderを"custom"にしないと正しく動かない
- Founder Auditを経て、設計フェーズから実行フェーズに移行した
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5エージェント、Paperclipへの登録
昨日の設計をもとに、まずPaperclipへエージェントを登録することから始めた。
pengu-pressのチーム5体(Hermes / Ahsoka / Ezra / Anakin / PengPeng)をPaperclipに登録し、heartbeat設定(1時間ごと)を入れて、instructions bundleを完了させた。
登録自体は問題なかった。問題はその後だった。
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GLM 429エラーの正体
HermesにGLM-4を使う設定を入れたが、動かない。ログを見ると429 Too Many Requestsが連続している。
最初は「レート制限を超えた」と思った。でも、タスクをほとんど実行していないのにリクエスト数が多いはずがない。
しばらくログを追いかけて、原因が見えてきた。
エンドポイントが間違っていた。
GLM-4(z.ai)のAPIエンドポイントは2種類ある。
/api/paas/ ← ❌ 旧エンドポイント(429の原因)
/api/anthropic ← ✅ 正しいエンドポイント
さらに、Hermesのゲートウェイ設定でproviderの値が問題だった。
❌ これが原因: provider: "ollama"
✅ これが正解: provider: "custom" / base_url: "https://api.z.ai/api/anthropic"
"ollama"を指定すると、HermesはOllamaのリクエスト形式でAPIを叩く。z.aiのエンドポイントはAnthropicフォーマットを期待しているので、フォーマットミスマッチが起きていた。その結果が429だった。
この設定は以降、絶対に変えてはいけない。次のセッション以降も何度か「なんかHermesが動かない」という状況があったが、毎回ここに戻ってくる。
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web-conversion-reset:Founder Auditの実施
午後はweb-conversion-reset側の作業に移った。
昨日設計した5エージェント体制(Rex/Qui-Gon/Sabine/Plo/Jocasta)をPaperclipに登録し、GLM APIを設定した(当然、/api/paas/は使わない)。
次にFounder Auditを実施した。
Founder Auditとは、「設計フェーズ」から「実行フェーズ」に移行する前の確認会議だ。エージェントが動き始める前に、こちらが意思決定する必要がある事項を全部決めておく。
決めた内容はこうだ。
価格設定:
- スタンダードパッケージ: SGD 3,500
- この価格で日系飲食店にターゲット
ターゲット:
- 第一弾: シンガポール在住の日本人向け飲食店
- 小規模・個人経営・ウェブサイトが古いか存在しない
技術方針:
- Static HTML/CSS + Vercel
- WordPressは使わない(管理コストをゼロにする)
この決定が重要な理由がある。エージェントは「何を作るか」ではなく「どう作るか」を判断する。「何を」の部分は人間が決める必要がある。ここを曖昧にすると、エージェントが勝手に解釈して変な方向に進む。
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エージェントを初めて「自律的に」動かした瞬間
Founder Auditが終わったあと、DIRECTIVEをWeek 0(行動制限)からWeek 1(実行フェーズ)に更新した。
そしてRexにwakeupコマンドを送った。
「lead-candidates-v1.mdを作成してください。ターゲットはシンガポールの日系飲食店。最低30件のリードを含めること。」
数分後、Paperclipのログに動きが見えた。
Rexがウェブ検索を始め、候補を収集し、スプレッドシート形式でリストアップし始めた。誰も操作していないのに。
最初の「自律的な動き」を見た瞬間だった。
同時に、Sabineにもwakeupした。
「templates/site/base/ の実装を始めてください。日系飲食店向けのコンバージョン最適化済みHTMLテンプレート。モバイルファースト・静的HTMLのみ。」
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revenue-opsの初期設定
この日、もうひとつの会社も初期設定した。revenue-ops(収益管理部門)だ。
REV-1〜6のIssueを作成し、ひとつだけ制約を入れた。
REV-4〜6はWCRU(web-conversion-reset)の初回納品まで着手禁止。
これは重要な設計判断だ。revenue-opsが先走って収益モデルを固めても、実際に最初の納品が完了しない限り、そのモデルは机上の空論になる。
エージェントは「できること」をどんどん進めようとする。でも、事業の順序として「先にやるべきこと」がある。それを明示的にIssueの制約として入れた。
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2日目に学んだこと
1. APIの設定はドキュメントを読め: 429の原因は設定ミスだった。GLM-4をHermes経由で使う場合はprovider: "custom"が必須。
2. Founder Auditをサボるな: 「何を作るか」を決めないままエージェントを動かすと、方向性がブレる。
3. 制約を明示的に書く: 「やってはいけないこと」は口頭で言わず、Issueやドキュメントに書く。
翌日(3日目)は、さらに別の問題が起きた。
朝、claudeコマンドがCommand not foundになっていた。
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PenguLab Building in Public シリーズ — Day 2
