🌿 気になるお客様【彫刻💐ワンカットストーリー】

☀️ 当て書き
宮崎 美子(お客様)
芦田 愛菜(妖精の声)
🌿 気になるお客様
私はリッツの庭で暮らす妖精です
木々に囲まれたこの庭から
毎日たくさんのお客様を見送っています
館内は美しい絵画や彫刻が並び
まるで英国の古いお屋敷のよう
お客様は特別な時間を過ごして
帰っていかれます
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そんな中
私には少し気になるお客様がいました
3ヶ月に一度 おひとりで
ホテルまで歩いていらっしゃいます
いつも紺色のワンピース
小さなネックレス
歩きやすそうなローヒール
そして小ぶりなトートバッグ
バッグの柄はいくつかあるけど
すべてウィリアム・モリス
やはり英国がお好きなのですね
もしかしたらハンドメイドなのかしら
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アフタヌーンティーを楽しまれたり
ベーカリーでパンを買われたり
ビジターで朝食ビュッフェにいらしたり
ゆとりのある素敵な奥様なのでしょう
私は そう思っていました
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ある日のことです
向かいのビルから
作業着姿で出てこられた女性を見て
驚きました😲
あの方だったのです
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清掃のお仕事を終えた帰り道
同僚の方とリッツの横を歩きながら
こんなお話をされていました
「今度の日曜日 主人の7回忌なの
久しぶりに息子が帰ってくるのよ」
私は胸が少し熱くなりました
そうだったのですね
おひとりになられて
毎日働き
少しずつお金を貯めて
たまにここに来て
ご自分をねぎらっておられたのですね
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そして ある昼下がり
ランチを終えられた帰り際
こちらに近づいていらっしゃいました
木立の奥にいる私を見つけると
やさしく微笑んで…
「ふふ 素敵だわ☺️」
そうつぶやかれました
😳💕
もちろん私の声は届きません
それでも私は小さく頭を下げました
「またお待ちしております」
このお話は彫刻から着想し、筆者が勝手に配役を決めて創作したフィクションです。実在の人物・団体等とは一切関係ございません🙇
📸 ロケ地
📍ザ・リッツ・カールトン大阪
車寄せ近くの庭
『Flower fairy』ジャンポール・オーべ

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