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英検1級受験記 - 2次試験編

ただいま。Kです。
今回は英検1級受験記の後半、2次試験編について書きたいと思います。

1次試験合格がウェブ上で公開されたのが10月27日(月)で、二次試験本番が11月09日(日)でした。したがって発表されてから2次試験本番まで約2週間でした。この期間で対策を行いました。対策に用いたものを示します。

旺文社の書籍は買ったけどほとんど読んでいませんし、参考にしていません。大特訓1冊で事足ります。以下の動画は情報収集の一環として視聴しました。

サンプル問題を英検HPから入手可能です。
https://www.eiken.or.jp/eiken/exam/grade_1/

サンプル問題(カードを見た瞬間、あの単語を探します)

具体的な対策法は、面接大特訓本を完全に写経しましょう。様々なトピックとそれに関連する質問への対処法、具体的な返答例が掲載されています。私はB5のコピー用紙に細かい字で、トピックのスピーチ例文を全文書き出しました。

本番の戦術について特別公開します。この方法は面接対策本に書かれていません。本記事をお読みいただいた方で英検1級受験を考えていらっしゃる方がいればぜひ参考にしていただきたいです。2次試験では簡単なinteractionの後、1分間で裏返して置いてある面接カードを裏返して中身を読んで、ディスカッショントピックを決定する必要があります。当然それぞれの内容に即した適切なショートスピーチを組み立てるとともに、それらに関連した質問内容を想起して対策する必要があります。1分で5つのトピックを吟味することは不可能です。ですので以下の戦術を取ります。

Agree or disagree: 型のトピックしか見ない!トピックはほぼ自動で決まる。1分間で考えることはコロン以下に賛成なのか反対なのか、だけ。

大特訓本に書いてあるのですが、面接のトピックには大きく分けて4つの型があります。Should型とOutweigh型とAgree or disagree型、Other型です。Otherに含まれるのは、Is a world peace remote possibility?、Do the developed countries have the responsibility to help the developing countries?というような形で抽象的なトピックなどで、様々あります。上のサンプル問題で言えば、Should型が No.1, No.4 の2つ、Outweigh型は0個、Agree or disagree型が No.5の1つ、Other型が No.2, No.3の2つとなっています。いろいろトピックはあるのですが本番で見るのは1つだけ、Agree or disagreeのみです。他の型も含めて本番の1分間で「選んで」「検討」していると緊張していて本来なら選ばないトピックを選択する可能性もありますし、何より最初の意見論述を組み立てるのに難渋します。

そんな不安は、上記戦術で解消されます。面接カードには最低1つ、必ず「Agree or disagree 型」が存在します。これを自動的に選択しましょう。なぜなら意見論述を組み立てやすいからです。例えば「Agree or disagree: Introducing foreign workforce will reinforce the domestic economy.」というお題があって、それに賛成 agree だとしたら、

I agree the idea that introducing foreign workforce will reinforce the domestic economy, for the following two reasons. …
Firstly, …
Secondly. 
In conclusion, for the two reasons mentioned above, REASON1, REASON2, I strongly believe that introducing foreign workforce will reinforce the domestic economy.

とスラスラ組み立てます。この形、そうです。1次試験のエッセイ部分と全く同じなのです。ですから1級面接大特訓本がいかに有用かがお分かりいただけると思います。1次試験のエッセイでも活躍し、2次試験でもさらに本領を発揮するという素晴らしい本です。Agree なのか Disagreeなのかを瞬時に決めること、それをサポートするそれっぽい理由のいくつかはその場で思いつけることと、適切に英語で表現することができるようになっている人が1級を受験するはずですのでこの辺りは問題ないと思います。したがって普段からこれって英語でなんて表現するのかなとか、時事問題に触れておくことなどは大切です。

結果は以下のように合格でした。

試験結果(スクショ、氏名など編集)
分野別得点(スクショ)
総合結果(スクショ)

本番でやらかしたことがありました。最初、試験官の声が小さくて聞こえづらく、

Hello. My name is 〇〇. Can you hear me clearly?

と聞かれたのですが、最後のclearlyだけが聞き取れたので、てっきりはっきりと自己紹介してくれ的なことを言われたのかと思い、つらつらと自己紹介をしてしまいました。すぐ、気がついて、

Ah, Yes, Yes. I can hear you clearly. (汗)

と回答したのを覚えています。
その後試験官から簡単なinteractionがあります。休日には何をしていますか、的なことでした。アルバイトをしており、家庭教師をしている。生徒の成績が上がることを見るのはとても喜ばしいことだと思う、的なことを答えました。

I work as a home tutor on my free days. It is my pleasure to see my students get higher grades in the examination.

と答えたら、お前は休日も働いているのか。本当のFree timeはないのか的な切り返しが来ました。しょうがないので、YouTubeで映画を観ているという適当なことを言いました。

Interactionは終わり、いよいよ中身に入ります。前述の戦術はハマり、ちゃんとAgree or disagreeのトピックが存在しました。トピックは外国人労働者を入れることで会社の生産性は上がる、的なことでした。反省しているのは、2分間のスピーチを完結させることができなかった点です。すなわち結論を述べることができなかったのです。選択するトピックは迷いませんでしたが、選択した後のスピーチの組み立て練習をもっとやっておいた方がよかったと振り返ります。

スピーチ中は試験官はこちらが話した内容をメモしています。このスピーチの内容に関連させた質問がその後何問か飛んできます。うまいこと切り返さないといけませんが、そもそもスピーチの内容がpoorだとお話にならないのですが。

であるからshort speechの成績が6点だったのだろうと振り返ります。Grammar and vocabularyが8点、Pronunciationが9点だったことは良かったです。発音には自信があり、英単語を覚える時に発音も合わせて覚えていたことが効いていたのではないかと思います。そうはいってもInteractionは頑張りました。我々が日本語でするようなノリ、スピードで会話をしないといけませんからInteractionでなんとか合格できたと思っています。自分の前に入室している受験生の声や試験官とのやり取りの音が試験室前で待機していると様々聞こえてきますが、気にしなくていいです。中にはドアを開けるなり、Hoooo! (実際にはHiii !と言ってるんだろうけど、フォーー!にしか聞こえなかった)みたいな人もいますし、まぁその人は落ちたんじゃないかなと思いますが、粛々と対策してきたことを意識して乗り切ることが大切です。

総合成績では、1次試験で余裕、2次試験でギリギリといったところです。一発で合格できてとてもよかったです。自信につながりました。語学力は一生物であり、就職で使えるからなどという短期的な俗物根性で身につけるのは卑しいのですが、移動時間中も文字通り「寸暇を惜しんで」勉強、対策してがんばった自分は認めてあげたいです。

私のモットーはいくつかありますが、今回の経験から

人事を尽くして天命を待つ

を強く意識するようになりました。人事というのは人間にできることという意味です。ヒトができることを全部やって、あとは神様の采配。という態度です。やれることは全部やって、それで失敗したら仕方ないよねと諦めがつきます。今回の英検対策では1.5ヶ月ほどの短期間での挑戦でしたから、やれることは全部やらないととても無理な話でした。「寸暇を惜しんで」などというのは当たり前でした。

お前、寸暇を惜しんで、やれることは全部やったのか?

は自問自答して今後生きていきたいと思います。
と、言いながら実は、リスニング対策をほぼ何もしていないとかありえないことをやらかしていますが。

英検対策を頑張るというのは、英検の試験出題形式に慣れるというくらいのもので、本当に大切なのは、英語力、語彙力、表現力を磨いておくことであろうと強く信じます。東大の英語、京大の英語、慶應・早稲田の英語などというのも馬鹿馬鹿しい話で、本当に英語力があれば、英語という言語の本質が変わらないのであるから、どんな問題であったとしても解けないとおかしいのです。そこにしか存在しない「英語」なんてありません。これは高校生の時から思っていました。今回の英検対策でも同じことを思いました。

まとまらないのでこの辺で。
最近英検1級の要約採点が厳しすぎるなどと一部で話題になっていますが、粛々と英語力を磨くことに焦点を当てられんことを。





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