阪神電車 大震災から立ち直った8523Fを撮る!(前編)
今回は、阪神本線の尼崎駅からお届け。ここ阪神の尼崎駅では、日中時間帯でも頻繁に恒例行事が見られます。それは…?

中線ホームに入線するのがミソです
それがこの通称「中通し」です。ここ尼崎駅では、大阪梅田に乗り入れる「阪神本線」と、大阪難波から近鉄奈良線に接続する「なんば線」の両線の合流地点。そのため、近鉄なんば線経由の優等列車も多数設定されており、逆に阪神本線の急行はここで折り返す列車も用意されています。
上り側に大阪・奈良、下り側に神戸・姫路という旺盛な双方向への移動需要を抱える阪神本線。それでいて緩急接続、折り返し列車の整理、路線別接続…など考えることが山程ある尼崎駅で、乗り換え動線の交錯は避けたいところ。そこで編み出されたのが、この「中通し」という秘策です。
長時間停車する普通電車を中線に入線させ、本線・なんば線双方からやってくる電車を両脇に迎え入れることで、階段移動ナシで乗換を行えるようにするテクニックです。最初に考えた人凄いわ。
この普通電車に乗って向かうは、お隣の出屋敷駅。阪神線の有名撮影地です。私にしては珍しく、日が長い季節しか側面に陽が当たらないことは承知で行っています。

ジャビットカー
山陽電車にちょっとだけ入る須磨浦公園行きの特急。本来なら山陽側は少し手前の須磨駅で折り返すのが都合が良いそうですが、山陽電鉄が自社で観光施設を抱える須磨浦公園まで引き込むことで、誘客を狙っているんだとか。関東だと東武電車が、レジャー施設誘客のために「東武動物公園」、ニュータウンの宣伝のために「南栗橋」などを出してるよね。

阪神なんば線開通時に新形式として入った1000系。つい数年前の乗り入れじゃないか…とオジサンは思ってましたが、2009年ともう17年前のことでした。オジサン勘違いしちゃったナ😅
急行電車は、なんば線からやってくる快速急行と接続することが多い代わりに、基本的に尼崎・西宮での折り返しであるため、お目当ての車両がこれに入ってしまうと、どうしても大阪側での撮影に縛られることに。側面を捨ててまで、ここに来た理由がこれです。詳細は後ほど。

恐ろしい加速で優等列車から逃げ切ることで、高速化を図るジェットカーの最新型。4両なのでこのくらいのカーブでは微妙な構図になります。

赤胴車
赤胴車のフルカラーLED格好良いですね。姫路まで最速で結んでくれる直通特急です。山陽の運賃がちょっとお高めですが、そこそこ飛ばしてくれる上に、日中はほぼ着席保証で快適です。
次にやってくる急行がお目当て。晴れると側面が暗く写るので、ヌルっと曇って欲しい…!

いい感じの光線で来てくれました!前面デザインこそ違えど8502号車も8000系です。この電車は、阪神大震災で被災してしまった2編成の使える号車だけを抜き取って再組成し、足りない号車のみ新造する形で生き返らせた、まさに震災復興の象徴のような編成です。
現在では、昔の阪神電車でよく見られた小さい三連窓の前面のまま活躍する最後の編成となっています。姫路側にしか旧顔は付いていないことから、大阪梅田側で撮ると普通の新8000系です。

何を血迷ったのか、四角い顔を丸く塗ってしまった5500系。5700系のトレンドに乗りたかったんでしょうけど、実車を見ても似合わせというものがあるだろうという感想。旧デザイン(本記事1枚目の5550形と同一)が良かったなぁ。

撮影地から後ろを向くと出屋敷駅の傾斜の付け方が良く分かります。普通電車しか停まらない駅ということもあり、通過電車のスピードアップのために、あり得ないほど傾斜が付けられています。

なぜか阪神の車両じゃないのに、タイガースのHMが掲出されることでお馴染みの山陽車。クロスシートは手で方向転換できるという気が効いた仕様なので、始発駅では自分好みの向きに変える人が多く見られます。

近鉄から直通してきた神戸三宮行きの快速急行。車体長も編成長も長いため、かなり手前に引っ張ってあげないといけません。LCカーのロゴが付いているので、多分5820系です。たぶん。


少数精鋭部隊の9300系も直通特急に充当されます。昔は8523F(8502)は直通特急に入れなかったらしいですが、2020年代に入ってから解禁されたようです。

今日はここまで。次はどこまでやろうかなー。いいね・コメント・Twitter共有などお待ちしております。後編あります。
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