相模鉄道 再びの新系列「13000系」を追う!
今回は、渋谷と横浜を結ぶ東急東横線からスタート。開業から長らく日比谷線以外の直通相手を持たず、横浜側のターミナルは桜木町だった東横線。しかし、2004年にみなとみらい線との直通運転開始(及び横浜・桜木町間の廃止)を皮切りに、2013年には副都心線との直通を開始。埼玉県の東武東上線・西武池袋線にまで直通ネットワークを拡張させてきました。
そのさらに10年後の2023年には、新たに日吉から新横浜経由で西谷までを結ぶ形で、相鉄線とも直通運転が開始されることになり、神奈川県央部にまで勢力範囲を拡大。その結果として今回の乗車電は…。

まさに直通運転の賜物。副都心線内から乗れる西谷行きが、1日に数本だけ存在します。「濃紺の相鉄車」が「副都心線池袋始発」の「東横線内急行」の「西谷行き」に就く…って10数年前なら何を言ってるんだ?となるカオスな状況が、いまの日常的な風景。
ということで、今回のお目当ては相鉄線です。2019年のJR埼京線との相互直通開始時に12000系、2023年の東急線との直通運転を控えて20000系列を新規投入した相鉄ですが、それだけでは物足りなかったようで2026年3月にも新形式を投入したとのことで…。
まずは星川に向かいます。お目当てにギリギリ間に合う快速で先回りして待つこと5分…。

各駅停車でやってきたのは、先月登場したばかりの13000系。現時点では自社線内完結運用のみの運行となり、両数も8両編成で製造されています。てっきり相鉄は今後自社線用は10両編成で統一する物だと思っていたので、2026年になって8両編成が出てくるとは思いませんでした。
しばらく折り返しまで時間があるので、二俣川の踏切で時間を潰します。折り返しの下り快速が13000系だったので運良く乗れました。

線内用の8000系はネイビーブルー化こそ遅いペースな物の、前面中央下部にあった前照灯移設工事だけは着々と進んでいるようです。

かつてはエイリアンの目のような前照灯が設置されていた10000系は、ネイビー化と共に前照灯移設が進行中。パッと見は格好良いはずのE233系のようになりましたが、これについてはなぜか前の方が格好良かった気はする。

相鉄線内では、本線横浜行き・東急直通線方面・JR直通方面で区別をするために、同じ「各停」でも文字に独特の色を付けて案内するのが特徴。ここ二俣川と2駅先の西谷では接続が可能ですが、画像のような各停同士の接続も頻繁に見られます。
また、本線快速を後回しにして、直通各停を先発させることもあり、案内表示を見ずに踏切から観察していると、何が先に発車するか全く分かりません。暇潰しも終わったので有名撮影地の天王町に移動します。

8両編成なので編成をフルで入れられるかなーと思い、手前に引っ張ったところ、車両が思ったより傾いていました。奥で切ってあげるのが正解なようです。

先頭車に「7」が使われるのは京王っぽさがある。8000系の前照灯移設車です。写真をよく見ると前照灯を埋めた跡がうっすら見えます。

ピザカッターみたいな車輪とディスクブレーキ
相鉄車と言えば!外付けのディスクブレーキです。普通なら覆いを付けて隠す部分ですが、相鉄の古めの電車であれば軒並みピザカッターのような車輪と外付けディスクブレーキを見ることができます。楽しい。

こちらは前照灯移設、かつネイビーブルー化された9000系。地味にネイビー化されても廃車が出ているようで、相鉄の置き換えペースが急速に早まっていることが分かります。
ここで13000系各停の折り返しを見るために西谷に移動。

尾灯側はこんな感じです。最近のゴツい相鉄車の中でも、特にゴツいデザインをしています。どことなく電車というよりは車に近い風情。

これぞ相鉄のニュースタンダード
西谷で折り返す各駅停車は、余裕時分が結構長めに取られているようで、留置線に15分近く入っています。次の快速が通過した後に発車番線が空くので、ギリギリにホームに入るようです。

総裁選に受かった時の石破茂元首相みたいな顔つきです。どこか満足気です。

唯一ネイビー化が進んでいない11000系との並び。テッキリ自分は乗った感覚で、13000系はJRのE235系準拠なのでは?と思ったのですが、2009年導入開始の11000系同様にE233系準拠の設計のようです。デザイン変わるだけで、こんなにイカつくなるんだ。

相手も8両編成なら編成が被らずに並べられるようです。この日は5080系の稼働率が高かった。

30年選手との並びですが、西谷も直通開始時に4線化+引込線新設が行われ、車両もネイビー一色になったので、もはや過去の相鉄とは思えない進化です。2本目の快速をやり過ごしたところで、ようやくホームに入線。

実際に乗ってみた感想としては、見た目はご覧の通りだいぶゴツい車両ですが、静音性にも優れていて、車内も清潔感があってなかなか良かった。E233系ベースとは言えども、独自性も随所に垣間見られて、なかなかおもしろい車両だったかなと思います。
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