見出し画像

「妻に何を言っても悪く取られるのはなぜ?」 言い方を変えても届かない夫婦に起きていること

こんにちは、夫婦関係修復カウンセラーの沢野まもるです。

「妻が前から行きたいと言っていた店を、やっと予約したんです。当日は車も出しました。でも、店に着いたら駐車場がいっぱいで、少し離れたところに停めることになりました。
『悪かったね』と言ったら、妻から『計画性がない』『なんでこんなに混む日に行くの』と言われました。
混む日だとは思わなかったと説明したら、今度は『言い訳しないで』と言われました」

ネット上でも同じような投稿を見かけますし、カウンセリングの場でも、同じ話をよく伺います。

謝れば責められる。

説明すれば、言い訳だと言われる。

何を言っても、悪いほうに取られてしまう。

こうなると、夫婦での家での口数が、どんどん減っていくのではないでしょうか。

「言わないほうが、波風が立たない。」

あなたは、どこかでそう分かってしまったのだと思います。

同じ言葉なのに、悪いほうにだけ相手に届くようになる理由

妻が友達との飲み会で、帰宅が遅くなりました。

それに対して、あなたが「今日は遅かったね」と言ったとします。

新婚当初なら、妻は「心配してくれたんだな」と受け取っていたかもしれません。

ただ、ときに、妻としては「遅いと責められた」と聞こえることがあります。

あなたが選んだ言葉は、どちらのときも同じ「今日は遅かったね」です。

違うのは、それまでの二人のあいだに何が積み重なってきたかです。

冒頭の駐車場の場面も、同じです。

妻は、前から行きたいと言っていた店に、やっと行けました。

でも、駐車場がいっぱいで、少し離れたところに停めることになりました。

妻の中には、それまでのやり取りが積み重なって、「この人はいつも段取りが甘い」という見方ができていたのかもしれません。

だから妻は、駐車場が満車だった出来事を、「たまたま混んでいたんだな」ではなく、「また段取りが甘かった」と受け取ったのでしょう。

妻がどう受け取るかは、当日に急に決まったものではありません。

似たようなやり取りが続くうちに、妻としては「この人はこういう意味で言っている」と思いやすくなります。

南カリフォルニア大学のウッド博士らの研究では、同じことが何度も繰り返されると、決まった受け取り方のパターンができあがり、考えるより先に出るようになることが分かっています。

いったんできあがった受け取り方のパターンは、変えようとしても簡単には変わりません。

「妻は何を言っても悪く取る」と、あなたも思うようになっているかもしれません

ここまでは、妻の側で起きている話を書いてきました。

でも、同じことはあなたにも起きています。

「妻は、何を言っても悪く取る人だ」という見方のパターンです。

あなたも、急に妻をそんなふうに見るようになったわけではありません。

何度も同じことがあるうちに、あなたは少しずつそう感じるようになったのだと思います。

これは、あなたを責める話ではありません。

相談の場でお会いする方の多くは、そこにたどり着くまでに、いくつも試してこられています。

言い方を変える。

しばらく黙ってみる。

機嫌を損ねないように短く伝える。

できるだけ説明しないようにする。

それでもうまくいかなくて、あなたは話すことを減らしてきたのだと思います。

事例:「洗濯物、まだ干してあるね」が責めているように聞こえる

※以下は、複数の相談事例をもとに、個人が特定されないよう再構成したものです。

宮下さん(仮名・40代男性、結婚15年目)は、最初の相談でこう話しました。

「何を言っても、責められていると受け取られます。洗濯物、まだ干してあるね、と言っただけで、『やってないって言いたいの』と返ってきて。もう、必要なこと以外は話していません」

僕が伺ったのは、宮下さんが何を言ったかではありません。

僕は、いつごろから妻にそんなふうに聞こえるようになったのかを伺いました。

「そう受け取られるようになったのは、いつごろからでしょうか」

「いつから、と言われると……」

「思い当たるやり取りはありますか」

少し考えて、宮下さんは言いました。

「思い当たりません。気づいたら、こうなっていました」

後日、妻にも同席してもらいました。

宮下さんが答えられなかった「いつから」に、妻のほうは心当たりがありました。

「前に、下の子が熱を出したとき、休みを取れないか聞いたことがあって。無理だよ、の一言でした。あのとき、家のことは私がやるものだと思われているんだな、と分かったんです」

宮下さんは、妻が話した日のことを覚えていませんでした。

妻の中には、その日から「家のことは私がやるものだと思われている」という思いが残りました。

だから、宮下さんが家のことを口にすると、妻には手伝おうという言葉ではなく、できていないという指摘に聞こえるようになったのです。

ここまでが、前編です。

前編では、「妻に何を言っても悪く取られる」と感じるとき、夫婦のあいだで何が起きているのかを書きました。

後編では、宮下さんがそこから何をしたのかを書いています。
ぜひご確認ください。


もし今、夫婦のことで一人で抱えていることがあれば、
一度話してみませんか。

オンラインで30分、無料でお話を聞きます。
話すだけでも、気持ちが少し楽になることがあります。

▼ 無料相談はこちら

まだ相談には早いかな、という方には
LINE公式でつながっていただけると嬉しいです。
ご登録いただいた方に、動画セミナー「夫婦のすれ違いが深まる本当の理由」と「夫婦の悪循環チェックシート」をプレゼントしています。

▼ LINE公式はこちら

▼ 沢野まもるの自己紹介

#夫婦関係修復 #夫婦カウンセリング #夫婦問題 #夫婦関係 #夫婦の会話 #夫婦のすれ違い

いいなと思ったら応援しよう!