カフェインには利尿作用がない?!
「カフェインには利尿作用はなかった」
という研究を学生のころに新聞で読んだ記憶があるんですが、その研究をずっとみつけられず。でもついに見つけました!
• PubMed: Effect of caffeinated, non‑caffeinated… hydration (Grandjean et al., 2000) 
• 概要:健康な成人男性を対象に、カフェイン飲料(コーヒー・お茶等)とノンカフェイン飲料で水分状態を比較。
• 結果:24時間の尿量や尿浸透圧に有意差なし → 通常量のカフェイン摂取では脱水にならないと結論づけ。
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/11022872/
• PubMed/RG: Fluid, electrolyte, and renal indices… 11 days controlled caffeine (Armstrong et al., 2005) 
• 概要:被験者に体重あたり3 mg/kg・6 mg/kgのカフェインをカプセルで11日間摂取。尿量や血中/尿中指標を評価。
• 結果:24時間尿量、尿比重、尿浸透圧、電解質、体重などに有意差なし → 慣れた人では利尿作用が見られない。
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/16131696/
• No Evidence of Dehydration with Moderate Daily Coffee Intake (2013) 
• 概要:日常的にコーヒーを飲んでいる成人男性を対象としたクロスオーバー試験。1日あたり約4 mg/kgのカフェイン摂取と水を比較。
• 結果:尿量・血液・尿中指標ともに差なし → コーヒーでも水と同等に水分補給可能。
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/24416202/
英語ですが昨今はAIがあるので、興味がある人は翻訳してみてください。
結論として、、
• 通常の摂取量(1~3杯のコーヒー/日): 明確な利尿効果や脱水にはつながらない。
• 高用量(500 mg以上/一度): 一時的には利尿作用が確認されるが、常飲者では耐性が働く。
• ガイドラインへの反映: 水分補給源として、コーヒー・紅茶・お茶もカウント可能とされている。
です。
あちこちで「カフェインには利尿作用があるので、補給しているつもりが、逆効果になってるんです!」って記事やコメント、ポストなどをみかけるたび、間違ってるのにソースを示せず否定できない!!とずっと思ってました。
この研究が発表された時、僕はたまたま薬品成分についての研究のクラスを受講しており、そのとき教授と会話したのを覚えていてます。
教授も同じ記事を読んでいて、「ね。そうなんだよ。びっくりだよね」と言っていました。また違う生徒が「じゃあなんでコーヒーやコーラを飲んだあとトイレに行きたくなるんだ?」っと質問すると教授は、「水分を取ったから😊」とシンプルに解答してました。
なので皆様、脱水しそうなときは、アルコール飲料でなければ何でもいいので、少しずつ飲むようにしてくださいね。
*カフェインの過剰摂取は、不眠や睡眠の質の低下、不安や焦燥感・イライラ、動悸・頻脈・高血圧、胃痛・吐気・下痢、鉄分・カルシウムの吸収阻害、依存や離脱症状などが見られるので適量を飲むようにしましょう。
*上記は、不安障害やパニック障害の既往がある人、不眠傾向がある人、高血圧や心疾患がある人、妊娠中・授乳中、高齢や子どもではよりリスクが高いとされます。
*推奨される上限は、健康な成人:1日400mg以下は一般に安全とされますが、感受性には個人差があることをお忘れなく。
サポートして頂いたお金で、新しい本を買ったり、講習会に参加し、知識を広げて皆様に必ずや還元します!!
