見出し画像

太陽光発電所で羊を飼う⑥🐑🐑🐑🐑〔ソーラーファームと羊牧場のコラボ〕

6月11日、当社社員は宮城県大崎市にあるパシフィコ・エナジー古川太陽光発電所を訪問しました。

古川発電所では5月11日から今年の放牧除草を開始しており、羊たちの様子や管理状況を確認するための訪問です。当日は羊を貸し出していただいている株式会社宮城グラスフィールドの皆さまにもお越しいただき、羊の健康状態や成長、飼育の工夫などについてお話を伺いました。

現地に到着すると、広大な発電所の敷地内を自由に歩き回る羊たちがお出迎え。社員たちはその愛らしい姿にすっかり魅了され、「こんなに可愛いとは思わなかった」と、あっという間に羊たちのファンになっていました。

子どもの羊はまた一段とかわいいです

羊たちは群れで行動する習性があります。誰か一頭が動き出すと、それにつられるように仲間たちも動き始め、気が付けば群れ全体が同じ方向へ向かっています。特定のリーダーがいるというよりも、お互いの様子を見ながら自然にチームができあがるような姿が印象的でした。

個性ある配色でオシャレです

健康管理のため、週に数回は栄養価の高い補助飼料も与えています。バケツを持ちながら「メェー!」と呼びかけると、一頭が反応し、それを見た仲間たちも次々と集合。草を食べるのをやめて駆け寄ってくる姿はとても微笑ましく、少し離れた場所にいた羊が慌てて追いかけてくる様子には、社員たちからも笑顔がこぼれました。

また、発電所管理を担うO&M会社のスタッフの皆さんも、すっかり「羊飼い」となっています。遠くまで移動した羊たちを車で迎えに行き、群れを連れて帰ってくる姿は見事なもの。羊たちもスタッフのことをよく理解しているようで、一斉に駆け出して戻ってくる光景には、人と羊が築いてきた信頼関係を感じました。

走ってくる羊たちを待つ社員の群れ

3年目の放牧除草を通じて、新たな学びもありました。今年は5月から放牧を開始しましたが、草が伸び始める3月から4月頃に羊を入れることで、さらに高い除草効果が期待できるそうです。羊たちは伸びた草も食べますが、柔らかくみずみずしい新芽を特に好むようでした。

発電所管理で悩みの種となるクズ(葛)の葉も羊たちの大好物です。後ろ足で立ち上がり、前足をフェンスに掛けながら夢中で葉を食べる姿はとても愛らしく、設備管理の面でも大きな助けとなっています。

たっぷり食事をした後は、太陽光パネルの下の日陰でのんびり休憩。風通しの良いパネル下は、羊たちにとって快適な休息場所になっているようです。何も遮るもののない牧草地とは違い、太陽光発電所には自然に日陰が生まれます。再生可能エネルギーを生み出す設備が、生き物たちの居場所にもなっていることを実感しました。

前回訪問した時と比べると、羊たちの毛も伸びていました。わずか数週間でも成長した様子が伝わり、元気に過ごしていることがよく分かります。

宮城グラスフィールドの皆さまからは、この取り組みがビジネスとしても持続可能な仕組みになっていることを教えていただきました。畜舎で飼育する場合に必要となる餌代を抑えることができる一方、発電所側は草地管理の負担を軽減できます。

私たちは発電所の維持管理がしやすくなり、羊たちは広い場所で健康的に過ごし、飼育事業者の皆さまにもメリットが生まれる。こうした関係が成り立っていることを知り、とてもうれしく思いました。

羊たちは発電所の維持管理を支える頼もしい仲間です。そして何より、その愛らしい姿は私たちに多くの癒やしを与えてくれています。

これからも羊たちの健康を第一に考えながら、宮城グラスフィールドの皆さま、O&Mスタッフの皆さまと共に見守っていきたいと思います。

広大な発電所で今日も元気に草を食べてくれている羊たちへ。

いつもお仕事ありがとうございます。



自然豊かな貯水池もあります


いいなと思ったら応援しよう!