筋トレするなら頭がフレッシュな状態で!
臨床のリアルと迷い
筋トレをやっている人、これから始めようと考えている人にとって、どのようにトレーニングしたら効果が出てくるのか、知りたいところです。
一般的には、高負荷で行うことが、筋力の向上に繋がりやすいとは言われています。
そんな中、関節が痛む、十分な重錘がないなど、高負荷が使えない場合も多々あります。
負荷が上げられないから、筋力向上は諦めるしかないのか?
いくつかのルールを守ることで、その疑問を解消してくれるかもしれません。
知見の整理と道標
今回紹介sるナラティブレビューでは、高強度の負荷がかけられない状況でも筋力を向上・維持するための具体的なアプローチを示してくれています。
まず、筋力向上を決定づける刺激(内部刺激)と、それを長期的な成果に結びつける媒介因子を整理します。
筋力向上を誘発する5つの内部刺激
最大限の精神的努力(メンタルエフォート)
脳の運動野からのシグナルそのものが、中枢神経系を適応させます。筋肉の最大神経活性化と強力な筋収縮
運動単位の発射頻度向上や「ダブレット放電(極めて短い間隔での連続放電)」により、筋出力を高めます。短縮性・伸張性(挙上・下降)動作の組み合わせ
両方を伴うことで、筋力向上効果が相乗的に高まります。フル可動域(ROM)でのトレーニング
可動域特異性があるため、全可動域での収縮が最も効率的です。代謝ストレスの誘発
血流制限(BFR)などを併用することで、低負荷でも代謝産物を溜め、適応を促します。
効果を最大化する媒介因子
セット数
1種目あたり1〜5RM(最大努力で1〜5回できる重さ)で「2〜3セット」行うことが最適。疲労の管理
毎セットを限界(オールアウト)まで追い込む必要はありません。
セット間の休息を2分以上しっかり取り、頭も体も「疲れていない状態」で次のセットに入ることが、長期的な筋力向上を阻害しないための鍵となります。
臨床への落とし込みと深掘り
意外と、いろんな要素が絡んできますね。
運動イメージや、脳の覚醒が高まることで、筋トレの効果が増えていくことがわかります。
また、疲労の管理も重要です。
そういう意味では、毎回の筋トレ、各セットをいかに頭をフレッシュにしっかり取り組めるかが重要であるかがわかります。
物理的な重みがなくても、工夫次第で効果を変化させられそうですね。
ただ、やはり高負荷で行うことが最重要であることは変わらないと思います。
その中にプラスアルファの要素をしっかり取り入れることが重要です。
締め
筋肉を動かしているのは、患者さんの脳と神経系です。
毎回頭をフレッシュに、そのトレーニングに集中しましょう。
参考文献
Spiering, Barry A., et al. Maximizing Strength: The Stimuli and Mediators of Strength Gains and Their Application to Training and Rehabilitation. Journal of Strength and Conditioning Research 37(4) (2023): 919-929.
筋力の最大化:筋力向上の刺激と媒介因子、ならびにトレーニングとリハビリテーションへの応用)
ではでは。
#整形外科 #理学療法士 #リハビリテーション
ご覧いただきありがとうございました。
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