「営業と現場の対立の時に、決める視点は…」所長の判断基準とは
こんにちは、故鉄のフリーランス採用広報です!
前回に引き続き、諸福営業所の矢野所長の
目線から 「安全意識」についてお届けします!
前回は、 「自分の身は自分で守る」意識・
ソフト面のお話を中心に伺いました。
一時期は現場職の仲間が増えたかと思いきや、
今は事務の経理男子や子育てと両立中のママ、
新人営業男子まで仲間入りした諸福営業所。
「人が増えたと同時に、管理の
ウェイトが今は少し多いです。」
そんな矢野所長が大切にされているのは、
働きやすく有事の時にすぐ対応できる環境作り。
「毎日、営業車に乗るからからこそ
交通事故への意識や飲酒運転を防ぐべく、必ず
アルコールチェックの指導を徹底しています。
もちろん、一人ひとりの意識も大切です。」
今回はその意識を支えるハード面「設備」、
そして現場と営業の切っても切れない
関係性についてフォーカスします。

「人力では限界がある」からこそ
会社が惜しまない設備投資
ー前回は「意識」の話でしたが、
設備面での安全対策はいかがでしょうか?
やはり人力ではしんどい作業もありますから
そこに関しては、会社として設備・機械を
購入して効率的になるようにしています。
肉体労働を極力なくすような重機とか、
マグネット機(磁石で吸着する重機)とかね。
ちなみに小さい物ですが、昨年も買いました。
諸福に持ち運び可能なマグネットを導入しました。工場内での選別のみならず工業外への引き取り時にも使用可能なのが1番のメリット。リフトでは難しい細かい鉄屑でもマグネットで積込み可能に。お仕事待ってます。 pic.twitter.com/bao9JwQYjn
— 大阪のだいちゃん@大阪故鉄(鉄スクラップ屋) (@yaoi_kotetsu) September 18, 2025
ー鉄クズ社長もXで紹介されていましたね!
あの設備は非常に便利なんです。
今まで手でやっていた作業を機械化することで、
安全にもなるし作業効率も上がる。
そこは社長も惜しまず投資してくれます。
ー所長として考えることが多いですよね。
安全への意識の高さや管理に推進、
営業面でもスクラップ動向がすぐ変わったり、
取引先との関係構築など幅広そうです…。
そうですよ。1番大事な所長の仕事は
現場仕事に集中できる設備を整える環境作り。
人にもさることながら、機械関係などハード面を
適切にして、コストも見ないといけません。
これが難しいです。
「本当にそれが必要かどうか」を吟味して…。
コストも様々な所から見積もりを取って、
費用対効果が高いか…など最適な判断を
トータルでします。もちろん、安全かつ
作業性が良くなるなら導入、が大前提です。
ー利益もあげねばなりませんし
コストとのバランスも難しそう…
所長の判断で決まるものなんでしょうか?
…まずは現場の意見を聞いてからですね。
「今、何が負担になってるんだ」
「ここを機械化したら安全になるよ」
とかを聞きながら…。
ー所長がいい、と思っても
鉄クズ社長に通らないことは…?
もちろんコストがかかりすぎて
合わないこともありますし、
「機械を入れる前に、作業内容を変えてみよう」
という判断になることもあります。
ですが、最終的に理にかなっていれば、
社長は「投資してみよう」と言ってくれますね。
「ここが暗い」地道な対策が
安全な現場に変えていく
ー機械の導入はコストが動くものですが、
現場からの要望などをどのようにして
吸い上げているのでしょうか?
そして、すぐに実現するものなんですか…?
安全に関する意見箱があります。
「この場所が暗いから投光器をつけてください」
という現場の意見ですぐにつけるとか。
(安全に有効な)意見は比較的通ります。
ー「場所が暗い」のレベルからでしたか…!
安全対策= 「機械導入」「人員増加」など
大掛かりなことを想像してしまいました。
足元が見えないと危ないから、
投光器をつけようとか…ライト関係は
だいぶつけましたよ。LED化したりね。
特に冬場は日が落ちるのが早いですから。
正直、多少残業することもありますし。
ー「小さな気付き」から通る環境なんですね。
てつくずしごとミュージアムしかり今の時代に
合ったことに関して、 3代目鉄クズ社長は
判断も迅速です。現場の業務改善は積極的に
やってもらっても構いませんという人ですね。
諸福営業所の社員の噂話から
判明した故鉄の役割分担
ー安全でいえば、杉本副工場長のことを
個人的に安全リーダって名付けています。
スギちゃんは、安全への理解が深いですから。
安全リーダーねぇ…それなら浅井工場長が
「安全推進者」として 選任されていますが
スギちゃんも率先してそれをやってくれているね
ー「安全推進者」の役割があるんですね!
会社から任命されて、講習も受けてね。
誰かを選任しておくことで、
毎日の意識付けをより濃くしていく感じですね。
本社では来間工場長と佐藤さんが担当で、
諸福では浅井工場長と所長の僕が担当ですが、
スギちゃんも率先して現場で見てくれています。
ーだからこそ、新人の末田さんたちにも
「故鉄の安全意識」が伝わっているんですね。
僕からしたら、浅井工場長やスギちゃんが
現場で見てくれているのは本当に助かります。
彼らの意識の高さが、 後輩たちにも
伝わっていくんだと思います。
営業 VS 現場 の衝突に所長は…
ー矢野所長は営業&現場管理者としての
両方の視点をお持ちだと見受けられます。
そうですねぇ。営業は仕事を
取っていかないといけませんし、顧客の要望に
向き合い対応していくことも求められます。
その反面現場は、その都度来た仕事を
処理していかないといけないわけですから。
いかにそれを「お料理」して少しでも
高値で売れるようにするか。
逆に手間がかかることになっちゃうと、
「これ、手間かかるから割に合わん」と
現場から意見も出てきます。
ーバチバチすることもありますよね…(笑)
営業の考え方と 現場の考え方は、
絶対に相容れない部分もあるんでね。
営業は「仕事を獲得してなんぼ」
現場は「利益が出るようにどう料理するか」
視点が違うので、意見も違ってきます。
ー争いの時、矢野所長は
どっちの視点につくことが多いんですか。
いや、もうどっちも分かりますけど…
結果的には、利益が出る目線で決めますね。
ーどうやって折り合いをつけているんです?
だからこそ、その時のための
月1回の「安全会議」なんですよ。

諸福は事務員以外のほぼ全員が参加します。
配車係にも出席してもらってますね。
営業職のベテランはもちろん、新人の山本くんや
坂口くんも一緒に、そして現場のメンバー全員で
コミュニケーションを取って進めています。
「今の状況どんなんや?」と確認しながら、
お互い意見を出し合い「諸福として利益が出る」
この目線でベストなところを選んでいきます。

矢野所長のこの笑顔に救われる人は多いかも…!
2回にわたりお届けした
矢野所長の安全意識でした!
「自分の身は自分で守る」という個人の意識と、
それを支える「会社としての設備投資」。
そして、営業と現場がぶつかり合いながらも
「良い仕事」のために意見を出し合える
諸福営業所の環境を教えて頂きました。
「今日も1日ご安全に頑張ってください」
と呼びかける言葉の重み
「現場も営業も事務へも同じ思いです。
皆さんには…会社で仕事して無事にまた
家に帰るのが当たり前になるような
環境って言うんですかね。自分の仕事に
誇りを持って、家族に自慢できるような、
そういう人になってもらいたいですね。」
昨年は営業を楽しく語られていたニコニコと
明るい矢野所長の笑顔の裏には、
プロとしてのシビアな目線と、
仲間を守る強い想いが溢れた取材の時間でした。

