《無料》【マリーンズ略史 92~05/-15- 2005年付録 ポストシーズン詳細】
(16)2005(平成17)年付録 ポストシーズン詳細、二軍合わせて6冠王者達成
2005(平成17)年は、新設された「交流戦」と「アジアシリーズ」のともに初代王者に輝く。1950(昭和25)年にパ・リーグと日本シリーズの初代王者を手にしており、4つの公式シリーズ戦の初代王者となった。
また、二軍もイースタン・リーグを制覇し、初出場となったファーム日本選手権にも勝利し、一、二軍年間チームタイトル全ての手中にし、初の6冠を達成した。
【2005(平成17)年 プレーオフ・第1ステージ】
◆第1ステージ(西武ドーム)
《第1戦》(10月8日 千葉マリンスタジアム 28,979人)1勝0敗
西 武 100 000 000 = 1 ●三井(0-1 0S)
ロッテ 000 010 01X = 2 〇薮田(1-0 0S) S小林雅(0-0 1S)
本塁打:西武/栗山1号(渡辺俊)
《第2戦》(10月9日 千葉マリンスタジアム 28,996人)2勝0敗
西 武 000 000 010 = 1 ●西口(0-1 0S)
ロッテ 100 002 00X = 3 〇小林宏(1-0 0S) S小林雅(0-0 2S)
本塁打:西武/中村1号(小林宏)
初戦は先行を許したものの渡辺俊‐薮田‐小林雅で1失点、第2戦は小林宏‐藤田‐小林雅のリレーで1失点と西武打線を封じ、打線も効果的な得点で西武に連勝し第2S進出を決めた。
※ロッテが第1ステージへ進出
【2005(平成17)年 プレーオフ・第2ステージ】
◆第2ステージ(福岡ドーム)
《第1戦》(10月12日 福岡ヤフードーム 31,848人)1勝0敗
ロッテ 000 100 120 = 4 〇藤田(1-0 0S) S小林雅(0-0 1S)
ソフトバンク 010 000 100 = 2 ●杉内(0-1 0S)
本塁打:ロッテ/里崎1号(杉内)、ソフトB/カブレラ1号(セラフィニ)
初戦先発はセラフィニ。2回に先行を許すものの打線が4回にサブロー適時打で追いつき投手戦に。しかし6回に勝ち越し許し降板、継投へ。8回にベニーの2点適時打で勝ち越し先勝。
《第2戦》(10月13日 福岡ヤフードーム 31,696人)2勝0敗
ロッテ 000 003 000 = 3 〇清水(1-0 0S) S小林雅(0-0 2S)
ソフトバンク 000 011 000 = 2 ●斉藤(0-1 0S)
本塁打:ソフトバンク/カブレラ2号(清水)、川崎1号(清水)
1点先行された直後の6回、フランコ2点適時二塁打で逆転、ベニー内野ゴロで3-1とリード。先発清水直はその被弾して1点差に迫られるも7回をソロ2本で切り抜けると、薮田‐小林雅リレーで連勝。パ王者に王手をかけた。
《第3戦》(10月15日 福岡ヤフードーム 34,757人)2勝1敗
ロッテ 002 000 020 0 = 4 ●小野(0-1 0S)
ソフトバンク 000 000 004 1X= 5 〇馬原(1-0 0S)
本塁打:なし
3回内野ゴロと福浦適時打で2点を先行。先発渡辺俊が7回無失点に封じると8回に福浦の2点適時二塁打で4-0とリードして9回裏へ。小林雅がマウンドに上がるも2本の適時打と押し出しで追いつかれ、10回にサヨナラを許し初黒星。
《第4戦》(10月16日 福岡ヤフードーム 34,772人)2勝2敗
ロッテ 100 100 000 = 2 ●小林宏(0-1 0S)
ソフトバンク 010 200 000 = 3 〇吉武(1-0 0S) S馬原(1-0 1S)
本塁打:ロッテ/里崎2号(和田)、ソフトバンク/ズレータ1号(小林宏)2号(小林宏)
初回ベニー適時打で先制も2回に同点に。4回に里崎ソロで勝ち越すもその裏先発小林宏が2ランを被弾して逆転を許し、そのまま試合終了。2勝2敗のタイに追いつかれる。
《第5戦》(10月16日 福岡ヤフードーム 34,772人)3勝2敗
ロッテ 000 001 020 = 3 〇藤田(2-0 0S) S小林雅(0-0 3S)
ソフトバンク 011 000 000 = 2 ●三瀬(0-1 0S)
逆王手で追い込まれたロッテ。先発セラフィニが2回と3回に失点し2点を追いかける展開。6回福浦適時二塁打で1点を返すと8回には二死1,2塁から里崎の二塁打で2人生還し逆転に成功。8回は薮田、9回はピンチを招きながらも小林雅が締め、1974年以来、31年ぶり5度目のリーグ優勝を果たし、日本シリーズ出場を決めた。
※ロッテ3勝2敗で1位、2位以下は勝率順
【2005(平成17)年 日本シリーズ】
◆第1戦(10月22日 千葉マリンスタジアム 2時間14分 28,333人)1勝0敗
阪 神 000 010 0 = 1 ●井川(0-1 0S)
ロッテ 100 031 5X=10 〇清水(1-0 0S)
本塁打:ロッテ/今江1号(井川)、李1号(井川)、里崎1号(橋本)、ベニー1号(橋本)
※7回裏一死濃霧コールド
31年ぶりとなった日本シリーズはマリンスタジアムから開催。初回、今江の1号で先制。先発清水は5回に犠飛で追いつかれたものの、その裏、今江、サブローの適時二塁打で3点を勝ち越す。さらに6回は李の1号で1点を追加する。7回に入ると霧が球場に発生する。その裏、徐々に濃くなる中で里崎3ラン、ベニー2ランで大きくリード。この時点で視界が遮られるほど濃くなったため続行不可能となりコールドとなった。
◆第2戦(10月22日 千葉マリンスタジアム 2時間32分 28,333人)2勝0敗
阪 神 000 000 000 = 0 ●安藤(0-1 0S)
ロッテ 110 005 03X =10 〇渡辺俊(1-0 0S)
本塁打:ロッテ/サブロー1号(安藤)、フランコ1号(安藤)、李2号(江草)
初回、相手の失策で1点を先制すると2回に併殺の間に1点を追加する。先発渡辺俊は持ち味を発揮して猛虎打線を封じる。打線は6回、サブロー2ラン、フランコソロの二者連続弾、李の2ランと3本塁打で一挙5点を追加する。8回には今江適時打と橋本適時三塁打で3点を追加。渡辺俊は悠々4安打完封、今江はシリーズ8打数8安打と大暴れ。マリンで連勝した。
◆第3戦(10月25日 阪神甲子園球場 3時間20分 47,753人)
ロッテ 010 200 700 =10 〇小林宏(1-0 0S)
阪 神 010 000 000 = 1 ●下柳(0-1 0S)
本塁打:ロッテ/福浦1号(桟原)
敵地甲子園に移してもロッテ打線の勢いは止まらなかった。2回、ベニーの犠飛で先制すると、。先発小林宏はその裏に2四球内野ゴロの間に同点に追いつかれるものの、4回に里崎のゴロと今江の内野安打で2点を勝ち越す。7回には無死満塁から代打橋本2点適時打、西岡適時打、さらに満塁として福浦満塁弾で一挙7点。終盤は継投で締めてロッテが3戦連続2ケタ得点の大勝、一気に王手をかけた。
◆第4戦(10月26日 阪神甲子園球場 3時間21分 47,810人)
ロッテ 020 100 000 = 3 〇セラフィニ(1-0 0S) S小林雅(0-0 1S)
阪 神 000 002 000 = 2 ●杉山(1-1 0S)
本塁打:ロッテ/李3号(杉山)
2回、李2ランで先制。4回にも李の適時二塁打で3-0とリードする。先発セラフィニは5回まで無失点も6回に2本の適時打で1点差に迫られる。6回を小野がしのぐと7回からは藤田‐薮田とつなぎ、最後は小林雅が締めて31年ぶりの日本一に輝いた。
◆表彰選手
MVP…今江敏晃(15打数10安打1本塁打4打点 .667) 第1戦先制弾など唯一2ケタ安打
優秀選手…渡辺俊介(1勝0敗0S 防0.00) 第2戦で完封勝利
優秀選手…李承燁(11打数6安打3本塁打6打点 .545) 第4戦で決勝弾
優秀選手…サブロー(17打数4安打2本塁打4打点 .235) 第1戦、2戦で効果的な4打点
敢闘選手…矢野輝弘
【2005(平成17)年 アジアシリーズ】
初めて開催される日本、韓国、中国、台湾の4ヶ国、総合計32球団の頂点を決める大会。各国の国内リーグ優勝チームが出場する。総当たりのリーグ戦を予選とし、1位と2位のチームが決勝戦を戦う。
なお、ロッテは初芝が日本シリーズをもって引退し、小坂、堀、福浦は故障のため、それぞれ登録から外れた。また、チャイナスターズの監督は、31年前(1974年)オリオンズ時代に日本一に輝いた時のメンバー、ジム・ラフィーバーが務めた。
《出場チーム》
・日本…千葉ロッテマリーンズ
・韓国…サムスン・ライオンズ(ソン・ドンヨル監督)
・台湾…興農ブルズ(リォ・ロンファ監督)
・中国…チャイナスターズ(ジム・ラフィーバー監督)
◆予選リーグ
※投手、本塁打記載はロッテのみ
《千葉ロッテ第1戦》
(11月10日 3時間05分 27,305人)
サムスン 000 002 000 = 2
ロッテ 300 120 00X = 5 〇小林宏(1-0 0S)
本塁打:橋本将1号
初回いきなり西岡が三塁打を放つと今江とサブロー適時打と李犠飛で3点を先行。以降も加点する。先発小林宏は6回に2失点も5投手リレーで後続を締め白星発進。
《千葉ロッテ第2戦》
(11月11日 2時間20分 18,911人)
ロッテ 120 031 5 =12 ※7回コールド
興 農 000 001 0 = 1 〇清水直(1-0 0S)
本塁打:ベニー1号、2号
初回今江の犠飛で先制するとその後も着実に加点。先発清水直は6回に1失点も7回にベニーのこの日2本目の本塁打で5得点。7回も清水直が締め規定によりコールド勝利。清水直が完投。
《千葉ロッテ第3戦》
(11月12日 2時間48分 26,564人)
チャイナ 100 000 000 = 1
ロッテ 000 030 000 = 3 〇小宮山(1-0 0S) S小林雅(0-0 1S)
決勝進出を決め、この試合はベニー、フランコ以外はベンチ組が出場。先発黒木がいきなり先行を許す。そして打球を足に当て3回で降板。4回から小宮山が登板し粘投すると5回に逆転に成功、最後は小林雅が締めた。
◆予選リーグ・最終成績
順位 チーム 勝 分 負 得点 失点
1位 千葉ロッテ 3 0 0 21 4 決勝進出
2位 サムスン 2 0 1 14 12 決勝進出
3位 興 農 1 0 2 10 16
4位 チャイナ 0 0 3 4 17
◆決勝・初代アジア王者決定戦
(11月13日 3時間27分 37,078人)
サムスン 001 000 002 = 3
ロッテ 102 200 00X = 5 〇渡辺俊(1-0 0S)
本塁打:渡辺正1号
初回フランコ犠飛で先制、先発渡辺俊が3回に追いつかれるも、その裏にフランコ適時打、ベニー2点適時打でリード。4回には今江が故障し代わった渡辺正が2ランを放ち5-1とリード。9回に登板した小林雅がエラー絡みで2失点するも、最後を締めて逃げ切り、初代初代アジア王者に輝いた。
「交流戦」に続き「アジアシリーズ」とともに初代王者。1950年にパ・リーグ、日本シリーズの初代に輝いており、初代王者の勲章が新たに球団の歴史に加わった。
◆表彰選手
MVP…ベニー・アグバヤニ(12打数4安打9打点2本塁打)
【ファーム日本選手権】
◆10月8日(スカイマーク 3時間36分 9,574人)
阪 神 100 220 000 = 5 ●前川
ロッテ 020 002 30X = 7 〇成瀬
本塁打:阪神/喜田、林、ロッテ/大松
ロッテは加藤が先発。初回に1点の先行を許すも2回に大松の2ランで逆転。しかし加藤が4回に2失点で再リードを許すと5回にも2点を失う。打線は6回に3本の二塁打で2点を返すと7回には竹原、辻、大松の3適時長短打で再逆転。成瀬‐戸部‐川井が後続を断ち、初出場のファーム日本選手権で初の栄冠に輝いた。
◆表彰選手
MVP…辻俊哉
優秀選手…大松尚逸、竹原直隆
(次回)⇒(17)《有料・冒頭試読》「ボビーマジック」とは何だったのか(2004年)
【マリーンズ略史 92~05 INDEX】
◆~1991(平成3)年
(1)《無料》『千葉移転前夜』
(25)《無料》 オリオンズ~マリーンズ ファンクラブ略史
◆1992(平成4)年
(2)《無料》『千葉移転元年 4月ダッシュも最下位に沈む』
◆1993(平成5)年
(3)《有料・冒頭試読》『最下位脱出も大差の5位に低迷』
◆1994(平成6)年
(4)《有料・冒頭試読》『八木沢監督休養、2年連続5位に終わる』
◆1995(平成7)年
(5)《有料・冒頭試読》『球団改革断行、千葉移転後初のAクラス』
(21)《有料・冒頭試読》風しん蔓延で主力が消えた14日間(1995年)
◆1996(平成8)年
(6)《有料・冒頭試読》『投手充実も、得点力不足否めず5位低迷』
◆1997(平成9)年
(7)《有料・冒頭試読》『中盤反攻も迫力不足否めず最下位に沈む』
◆1998(平成10)年
(8)《有料・冒頭試読》『18連敗「七夕の悪夢」もチーム力は向上気配』
(20)《有料・冒頭試読》なぜ18連敗を喫したのか? (1998年)
(22)《有料・冒頭試読》ユニホーム応援が広がったのはロッテから (1998年~)
◆1999(平成11)年
(9)《有料・冒頭試読》
『18年ぶり「七夕首位」も、連敗喫して4位低迷』
(18)《有料》熱く育てた山本監督の5シーズン (1999年~)
◆2000(平成12)年
(10)《有料・冒頭試読》『4月出遅れ5割届かず5位低迷』
◆2001(平成13)年
(11)《有料・冒頭試読》『世代交代、福浦首位打者、小林雅パ記録もエース後半離脱』
◆2002(平成14)年
(12)《有料・冒頭試読》『開幕11連敗が響き借金5の4位に終わる』
◆2003(平成15)年
(13)《有料・冒頭試読》『終盤に先発安定、9月快進撃も4位で山本監督辞任』
◆2004(平成16)年
(14)《有料・冒頭試読》『ボビー復帰、新制度プレーオフ進出に0.5ゲーム差』
(17)《有料・冒頭試読》「ボビーマジック」とは何だったのか(2004年)
(19)《有料・冒頭試読》巻き込まれた、球界再編騒動 (2004年)
◆2005(平成17)年
(15)《有料・冒頭試読》『プレーオフで逆転優勝、阪神破り31年ぶり日本一』
(16)《無料》(付録)『ポストシーズン詳細、二軍合わせて6冠王者成』
-------------選 手 編------------
(23)《有料・冒頭試読》チーム支えたエースの苦悶・黒木知宏(1995~2007年在籍)
(24)《有料・冒頭試読》二軍成長記・福浦和也(1994~2019在籍)
(26)《有料・冒頭試読》ルーキーからフル回転左腕・藤田宗一(1998年~2007年在籍)
(27)《有料・冒頭試読》低迷期支えたエース、復帰後はリリーフで日本一・小宮山悟(1990年~1999年、2004年~2009年在籍)
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手元にある世に出ている資料、手元で眠っている表に出ていない資料に加え、関係者から見聞きした情報(オリオンズメモ(笑))を中心に「ロッテオリ…
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