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櫻坂46「5th YEAR ANNIVERSARY LIVE」―― 再生の5年、国立競技場という現在地


櫻坂46のデビュー5周年を記念する「5th YEAR ANNIVERSARY LIVE」が、MUFGスタジアム(国立競技場)にて2日間にわたり開催された。

東京オリンピック、世界陸上で使用された、聖地・国立競技場。
広大な会場に2日間で計14万人を動員するグループ史上最大規模の公演。

坂道グループとしてはもちろん、女性グループとして初の新国立競技場公演となった。

自身も初日は配信、2日目は現地で参加。
2日目を中心に、感想や思いをここにまとめていく。



畳みかける序盤、静寂に包まれた国立


都内でも25度を超える暑さだった初日と比べ、2日目は暑すぎず快適な陽気。
開演時間が近づくと、スタジアム内に涼しい風が入り、肌寒いほどだった。

ライブは10分ほど遅れてスタート。
まだまだ明るく、野外ならではの気持ち良さ。

最新シングル「The growing up train」から始まり、「承認欲求」「自業自得」と四字熟語のダンスナンバーで序盤から畳みかける。


MCを挟み(まさか最初で最後のMCになるなんて)、中盤パートでは期別楽曲も披露された。

何より印象的だったのは3期生楽曲「静寂の暴力」。
この曲ではペンライトを消灯し、コールを控えるのが定番。
国立でも徐々に7万人分のペンライトが消え、静寂を作り出す。

曲が終わり、静寂に包まれた会場には、外を走る車や風の音が聞こえ、最大級の引き算が大きな演出になっていた。



繊細な美しさが際立った、五月雨よ


静寂の後は、グループ卒業を控える武元唯衣が振付を担当したダンストラックを挟んで、当時在籍する全メンバーで制作された「Addiction」を披露。

「なぜ 恋をして来なかったんだろう?」「何歳の頃に戻りたいのか?」「マンホールの蓋の上」と、更にボルテージを上げる楽曲で畳みかける。


会場のボルテージが最高潮に高まったところで披露されたのが、ミディアムテンポの「五月雨よ」。

1番はセンターを務める山﨑天がソロ歌唱をする演出で、繊細な世界観を存分に表現していた。

アップテンポな楽曲が続いたからこそ、「五月雨よ」の繊細な美しさが際立ち、ライブ全体を通しても良いスパイスになっていた。



ダンスパフォーマンスで駆け抜けた終盤戦


「五月雨よ」を挟み、再び櫻坂の代名詞と言えるダンスナンバーで終盤を駆け抜ける。

「摩擦係数」では、地鳴りのような「まさつ!」のコールが響きわたり、とにかく振付が細かく激しい「BAN」は全員参加バージョンで披露。

続く、近年の代表曲「Start over!」では、センターの藤吉が間奏でセンターステージへと走り出し、ソロダンス。

ここまで踊り続けること2時間以上。
ただでさえ、激しい振付の曲の途中で走り出すなんて…。

改めてメンバーの体力と全身全霊のパフォーマンスに心打たれる。


そして、本編ラストは櫻坂としての1st Single 「Nobody's fault」。
大サビ前にはセンター森田ひかるが渾身のジャンプ。

何度もパフォーマンスをした楽曲とはいえ、最後の最後にあれだけのジャンプをできるなんて…本当に凄い。


櫻坂を『再生』した5年間


どんなグループになるのか分からないときに、(振り付けで『破壊』を意味する右目と『再生』を意味する左目のどちらにするか)2択を迫られたことがありました。
これまで、一度壊して作り直したよかったんじゃないかと思うこともあったんですけど、きょうの景色をこの左目で見れたときに、初めて“再生”を選んでよかったと思いました。

オリコンニュース「櫻坂46、“女性グループ初”新国立で14万人動員 坂道初のアジアツアーも発表 5年間の集大成に」より
https://www.oricon.co.jp/news/2448143/full/


アンコールでは、曲への思いを大粒の涙を流しながら話していた。

誰もがグループの先行きが分からず、少なからず不安を抱えていた。櫻坂の看板を背負い、先頭に立ち続けた森田の思いは計り知れない。


2日目のライブに足を運んでいた三宅香帆さんのポストより。
おっしゃる通り。
森田をはじめ、2期生のメンバーを中心に5年間続けてきてくれたことが素晴らしい。


正直、5年後にアニバーサリーライブを国立競技場で開催する未来を夢にも思っていなかった。
それは実力や人気云々の話ではなく、それだけ櫻坂チームもファンも、「今」を走り続けることに精一杯だったのだと思う。

前身グループも含め在籍したメンバー、ここまで走り続けたメンバー、櫻坂チームに感謝でしかない。


そして国立の先へ


ライブはアンコールを含め、3時間半近い長丁場。
本編は冒頭のMCのみで、圧巻としか言いようがない。

櫻坂のライブパフォーマンスは基本的にフルサイズ披露。
今回はMCがない分、普段のライブ以上にダンストラックが挿入される場面も多く、本編はひたすら踊りっぱなし。

とてつもなく広い会場を駆け巡り、全力のパフォーマンスには感服する。

その点でも、櫻坂の5年の集大成であり、凄みを感じた国立競技場公演であった。



初日には山﨑天ちゃんの副キャプテン就任。
2日目には15th Singleのリリース、夏のアリーナツアー、11月にZOZOマリンで6thアニラ、2027年にはアジアツアー開催。

頼もしすぎる副キャプテンの発表と、今年どころか、来年の予定まで。

相次ぐサプライズ発表に、会場はどよめきに似た歓声が起こった。


再び三宅香帆さんのポストより。
本当にその通り。血行が良くなって、肩凝りも解消された気がする。

僕もまた明日から頑張ろう。
それでは、また次のツアーで会えますように。




あとがき――国立競技場について


最後に今回初めて足を運んだ国立競技場について。

本格使用が始まったのは2020年ということもあり、まだまだ新しく、全体的に綺麗。


大型会場のライブで一番悩ましいのは御手洗いの行列だが、国立は数も多く、綺麗

入場口付近の御手洗いは混雑していたが、他の大規模会場と比べても、ほとんど並ばずに利用することが出来た。

この点のストレスのなさは非常に快適であった。


会場近くは電波が悪い箇所もあったが、国立競技場内はWi-Fiも使用可能で、電波環境も良い

コンコース内も、定番のスナックから、中華、ピザ、エスニックと非常に多くの飲食テナントが入店しており、こちらもあまり並ばずに利用することができた。

行きは大江戸線の国立競技場駅から向かったが、帰りはJRを含む近隣の駅が混雑していたこともあり、新宿駅まで歩いた
2~30分ほどで、今の季節なら夜風に吹かれ、余韻に浸るには良い距離。
代々木駅ならば、更に近く、体感的にも想像以上に近く感じた。

これらの情報が、今後、足を運ぶ人の参考になれば嬉しい。


国立競技場から神宮球場側を臨む


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