山里亮太さん、「野党は揚げ足取りばかり」ってのはデマ。「批判より提案」ってのは、もうすっかり使い古された“説得力なきレトリック”ですよ。こってり説明して差し上げますね。
昨日の新記事にはXで多くの反響をいただきました。
ありがとうございます。
https://note.com/open_dove6833/n/n8240bb245778
この記事をアップした直後、Xを開いたらこんなネットニュースが目に飛び込んできました。
これは今回の選挙結果を受けて、タレントの山里亮太さんが情報バラエティ番組内で発言した内容を報じたものです。
「今回の大敗ってものすごく大事なものであって、国民の求めるものの裏返しだから、国民はそんなことを求めてないよというメッセージ」
「だから政策よりも政局中心で相手の批判とか揚げ足を取ることばっかりをやっているけど、それを聞いたところで我々はあなたたちを支持しませんよということなので、これからは揚げ足取りとかではなく、批判の競争をするのではなく提案の競争になっていかないともうだめですよということだと思う」
この発言には、当然ながら多くの意見がXで噴出。私もちょうど昨日の記事とまさに関係するものであったことから、すぐさま引用させていただいたところ、一晩あけても大盛り上がりとなっております。(笑)
山里亮太「政策よりも政局中心で相手の批判とか揚げ足を取ることばかりやっているけど、それを聞いたところで我々はあなたたちを支持しませんよということ。これからは揚げ足取りとかではなく、批判の競争をするのではなく提案の競争になっていかないともうだめ」と。… https://t.co/0T2XRy1Tpr
— 木村知 (@kimuratomo) February 12, 2026
この反響でも見られるように、今回の山里さんの発言は、まさに今の日本の国民の脳味噌をさらけ出したと言えるでしょう。
山里さんをはじめとしたテレビの出演者のこうした発言の繰り返しこそが、このような思考を“国民の脳内”に刷り込み続けてきたわけです。
なぜこのような意見があたかも「正論」であるかのように定着してきたのか、今日はこのテーマを深掘りしていきたいと思います。
まずはこの山里さんのコメントをひとつひとつ「解剖」していきましょう。太字で強調しましたが、この短い文章のなかにまさに致命的な「誤解」「すり替え」「無知」がいくつも散りばめられていることが見えてきます。
太字部分については、理解をすすめるうえでわかりやすいように、適宜順序を変えて説明していくことといたしましょう。
①「政策よりも政局中心で相手の批判とか揚げ足を取ることばっかりをやっている」は事実なのか?
このように「見える」のは、テレビとくにワイドショーやニュースバラエティで切り取り放送されるのが、野党による「激しい追及シーン」や「失言への抗議」といった、いわゆる絵になる(視聴率が取れる)場面だけだからであって、他の「政策論争」の部分については、テレビとしては「堅苦しくてつまらない」ので、まったく取り上げられないことが大きな主因です。
テレビとしては野党のエキセントリックな追及映像こそが「数字が取れる」もの。であるからこそ、こうした部分のみをあたかも「政治関連ニュース」であるかのように切り取り放送するわけです。
そして山里さんのような、政治学者や政治家のようなプロではない一般人に近い立場のタレントが、「わかりやすく」解説するさいに、これらの映像をもとに「野党は揚げ足取りばかり」と評し、それを視聴者が「なーんだ、そうなのか」と納得されられる、という構図。
これが繰り返されてきただけなのです。
まさに、この点を「山里さん擁護」の文脈でのポストとして、奇しくも語ってしまっているのが「もへもへ」さんです。
な?ここまで選挙で敗退しても「ワイドショー的なネタで騒ぎまくる」ことを「権力監視」と思っていて、今回大敗したことも「有権者がバカだから。オレたちは今後もワイドショーネタで政局中心で騒ぎまくるぜ」とかいってるわけだ。
— もへもへ (@gerogeroR) February 12, 2026
だから中道は負けたんだ。
負けたなら敗因は分析しろ。… https://t.co/FTHb0C85Jo
この方は、野党がワイドショーネタばかり国会で質問しているかのように言っていますが、ワイドショーがネタになる部分しか視聴者に知らせないようにしている「病理」のことをまったく理解していません。
オールドメディアのワイドショーの手口にまんまとハメられてしまっていることを自ら認めちゃった、もへもへさん。なんと慰めて差し上げたらいいものやら・・・いまだに言葉が見つけられない私です。(笑)
ではここからはさらに踏み込んで、この国を覆う「批判=揚げ足取り」というデマの正体を暴いていきましょう。なぜ私たちはこれほどまでに「言葉」を奪われてしまったのでしょうか??それは誰のせいでしょうか?
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