お年寄りが、杖や歩きやすい靴を使い始めるタイミング(一般の方向けのお話)
前期高齢者は65歳から、後期高齢者は75歳から呼ばれ始めます。
一言高齢者と言っても歩く能力はバラバラで、90歳を超えても杖を使わずともばりばり歩ける、65歳でもふらふらしているなど様々です。
なぜ違いが生まれてくるのでしょうか。
もちろん脳梗塞や骨折、膝や腰の痛み等、病気等の影響で差が出てくることはあります。
しかし、特に病気をしたことが無い方同士でも、違いが生まれてきます。
これは”余力”と言われる部分の差になります。
若い方が普段出している力よりも、「咄嗟に強い力が出せる」、「明らかに転ぶような姿勢でも、無理矢理バランスを保ち踏みとどまれる」、これが余力になります。
もちろん高齢者の方にも「余力」はあります。しかし、筋の柔軟性が低下してくる、体力が低下してくる、骨が脆くなるなどの加齢による体の変化により、「余力が失われていく」のです。
そしてその失われていく差は「人によってバラバラ」です。
この”余力”が失われてきたタイミングで、これまでは「余力で補っていた部分を代償する」ために使用するのが、杖やシルバーカーなどの歩行補助具、歩きやすい靴になります。
「杖やシルバーカーが無いと歩けなくなったから検討して使う」ではなく、「動きにくくなってきた、余力がなくなってきたタイミングで、変わらず動けるために使う」という考え方です。
すると、動きにくさによる億劫・転倒への恐怖感などからくる家への引きこもりや、活動性の低下を防ぐことができ、長い目でみれば健康寿命を高めるということに繋がります。
最近動きにくくなってきた、躓きやすくなってきたと感じることがあれば、余力の低下してきたサイン。
杖はどうしても”見栄え”から忌避される方もいますので、靴を変えることから始めてみてください。
能力や疾患に合わせたおすすめの杖、靴を画像付きで紹介している、自分の記事がありますので、興味のある方は参考にしてみてください。
また、自治体では介護予防教室や健康寿命向上の集まりなどを開催している地域もあります。試しに参加してみるのもお勧めです。
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