こころちゃんまんが #10|人の色に合わせすぎるカメレオン
不思議な島にある、小さなクリニック。
ここには、ちょっと心が疲れた動物たちがやってきます。
今週の患者さん
第10回目は、カメレオンちゃんのお話です。

相手が好きなものを好きと言い、
相手の雰囲気に合わせて、自分の色を変えるカメレオンちゃん。
違うことを言って嫌われるくらいなら、
自分の好みはあとから追いつけばいいと思っていました。
けれど、いろいろな色に合わせ続けているうちに、
どれが自分の色だったのか、分からなくなってしまいます。
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第1話:好きな人の色に染まります




第2話:合わせた色はなかなか落ちない


第3話:自分の色まで消えていた


第4話:透明患者、受付むずいね


第5話:とりあえず輪郭だけ




第6話:色は変わっても消えてない


第7話:今週もお疲れさまでした

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今週は、人に合わせるたびに色が変わっていく
カメレオンちゃんのお話でした。
相手が好きなものを、自分も好きだと言う。
場の空気が丸く収まるなら、自分の好みはあとから追いつけばいい。
そうやって過ごしているうちに、
身体にはいろいろな色が残っていきました。
けれど、他人の色を全部落とせば、
本当の自分が出てくるわけではありませんでした。
長く合わせ続けていると、「隠していた自分」ではなく、
「どれが自分だったのか分からない自分」が残ることがあります。
おおかみ先生は、カメレオンちゃんに新しい色を塗りませんでした。
代わりに描いたのは、黒くて太い輪郭だけ。
何色が正解かを、先生が決めることはできません。
でも、何色になっても、そこにいることまでは消さなくていい。
人に合わせることは、悪いことばかりではありません。
やさしさだったり、器用さだったり、その場を守るための力だったりします。
だからカメレオンちゃんは、
これからも色を変えるでしょう。
ただ、前より少しだけ、
自分がどこまでなのか分かるようになりました。
なお、その大事な輪郭は、
極太マーカーで描かれています。
繊細な話ほど治療道具が雑に太いクリニックです。
次回も、ちょっと疲れた誰かのお話です。
おたのしみに~
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ちょっと疲れた日に、ふらっとのぞきに来てください。
