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断酒後初の結婚式と友人代表スピーチを託された件

断酒を決意した40代の男です。


9月に同級生の結婚式があるのですが、
先日、友人代表スピーチをやってくれないかと
依頼がありました。

彼とは、中学校2年からの仲。

私は親の仕事で転校ばかりしていたので、
継続した付き合いのある友達が作りづらい
ところもありましたが、
今現在、離れた場所で生活している彼とは、
今も連絡を取り合って、
お互いの心境を報告し合う関係です。

大人になり、40代に入って、
そういった関係の友達も
数えるくらいになりました。
今は彼を含めて3人くらいです。

若い頃は、友達の多さがステータス
みたいなところもあって、
浅い関係の友達と無意味に連絡を取り合ったり、
遊びに行くことが多かったように思います。

仕事もして、結婚して、子供も生まれて、
と次々にライフステージが変わってくると、
そもそも友達と遊ぶまとまった時間なんて
取りにくいですし、
そのうち連絡を取り合わなくなっていくのも
自然なことです。

そんな数少ない学生時代の友達から、
友人代表スピーチを頼まれました。

まさか、この年で友達の結婚式に出ること、
さらに友人代表スピーチをすること
になるとは思っていませんでした。

その友達は10歳以上年の離れた
若いお嫁さんをもらったので、
既に子供も2人いますが、
遅れての結婚式を盛大にやるというのは
まあ、理解できます。



私は中学校2年で転校し、
彼と初めて出会いました。
お互いサッカー部で、
サッカーのチームメイトとして
仲を深めていったと思います。

彼はキャプテンで私は副キャプテン

私はここに転校する中学校1年まで、
人をいじめたり最低なことをしていた人間でした。

しかし、中学校2年で転校してから
何となく自分は変わりました。

親との関係性は相変わらず最悪でしたが、
少なくとも学校で同級生をいじめたり
することもなくなりました。

これはサッカー部の同級生の
仲が良かったからに他ならないと思います。

サッカー部内の同級生は8名しかおらず、
みんな個性的でしたが嫌な奴もなく、
ケンカすることも多々ありましたが
最後の中体連後も仲良く過ごしていました。

そしてこの時の監督の先生も良かった。

私と同じく、違う学校から
転勤されてきたのですが、
サッカーが大好きで、
だからこそ向き合い方も厳しく、
練習もハードでした。

私たちは陰でブーブー言いながらも
その先生が大好きでした。

ある平日の練習の日、
先生たちは学校内で保護者達と
懇親会のようなものがあったようで、
今では信じられないですが、
夕方から学校内で飲んでいました。

ほろ酔いというか
結構いい感じに酔っ払った先生が、
練習中の我々のところにやってきて、
急に同級生の一人を指名して、
おぼつかない口調でタイヤ引きを
させ始めたのはびっくりました。

こうやってみると、
酔っ払いの虐待のように感じますが、
当時は我々も、
“先生酔っ払って面白いこと言ってるよ”
くらいにしか思っていませんでした。

今、中学校で酔っ払った先生が
生徒にタイヤ引きをさせた
なんてことがあったら
何言われるか分かりませんが、
当時の日本はそういったことが
普通に繰り広げられていましたよね、
知らないけど。


中学校3年の修学旅行時、
京都、奈良、大阪へ行きましたが、
サッカー部の面々と話し合って、
監督の先生によく分からない
ハブ酒をお土産に買って帰りました。

先生がお酒が好きだというのは
我々もよく知っていたのですが、
ハブ酒を好んで飲んでいるとは当然思わず、
ネタ半分感謝半分の気持ちでお渡ししました。

先生は、”最後の大会後に飲む”、と宣言し、
我々は弱小校ながら、それなりに奇跡的な
結果を残してしまったのですが、
後日、
先生に「ハブ酒美味しかったですか??」 
とニヤニヤしながら聞くと、
先生は、

「不味かった!けど旨かった!」

と嬉しそうに答えてくれました。
当時は、ちょっと何言っているか分かりません、
と感じた部分もありますが、今でも忘れらません。

同級生の間で集まるといつもこの話になります。

お酒は味で味わうものじゃない。
感情で味わうんだ、 
と小さな感動を覚えたのでした。

先生は単純に教え子が修学旅行先で
自分のためにお酒を買ってきてくれたことが
嬉しかっただけだったと思います。

昨年、実はその先生と地元で飲みました。
中学校を卒業してからもうすぐで
30年になろうとしていますが、
その間もちょこちょこと交流はありましたが、
昨年は数十年ぶりの再会でした。 

酒飲みはやはり
同じ話を擦って擦って擦りまくりますが、
これが一番楽しいです。

その時はまだ断酒をしていなかったので、
私も当然飲みました。飲み過ぎました。

今後はこういった際も
お酒は一緒ではなくなりましたが、
悲壮感は全くありません。


冒頭に戻りますが、
断酒後、初の冠婚葬祭で、
さらに友人代表スピーチ。しかも酒なし。

前日くらいから浴びるほどに
お酒を飲みたい衝動にかられそうな、
酒飲みにとっては最高のシチュエーションですが、
私は飲みません。
お祝いにお酒がマストというのは妄想です。
私はシラフで友人の門出をお祝いします。

あらためてこんな自分に驚いています。
結婚式で久しぶりに会う友人達も驚くことでしょう。

今からスピーチの内容を考えつつ、
シラフで昔の思い出に浸りたいと思います。
先生のエピソードはマスト!


ここまでお読みいただきありがとうございました。

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