【SS】雨乞い難民 (410字) #毎週ショートショートnote
大地は乾燥し、灼熱の太陽が照りつける。ジャングルは熱風が吹き抜け自然発火。轟轟と音を立てて空まで届く炎に包まれる。動物たちはたまらず逃げ出しオアシスを求めたが、干からびた池と化していた。周りには白骨化した動物たちの死骸が転がっている。
子供を抱いた母親が恨めしそうに空を睨んでいる。
「みんな、生き残っているものは集まって雨乞いをしようではないか」
リーダーが声をかけ、代々伝わる雨を呼ぶ呪文を唱え始めた。
「いこいこめあめあ」
人々が必死に唱える呪文は一つの声の魂となり天に届いた。照りつけていた太陽は湧き出した黒い雲に遮られ、完全に姿を隠し夜のように暗くなった。
「めあめあれふれふ」
ゴロゴロ、ザーザー
突然、雷鳴と共に凄まじい豪雨となり、ひざまづいた人々はいつしか腰まで水に浸かっていた。天に届いた呪文は誰も取り消すことができなかった。
「呪文を唱える気持ちが強すぎた。ここは危険だ。急いで逃げるぞ」
雨乞い難民となった瞬間だった。
了
410文字 (字下げ、改行分を含まず)
あとがき
お題を直球で受け取ってみました。雨乞いしていた人たちが難民なるという想定をして作ったお話。他の星の話にしようかなとも思ったのですが、文字数内に収めることを優先し今回の着地点を決定しました。
タイトル画像はCHATGPTにお願いしました。(思ったより怖い感じになりました)
以下の募集への参加です。 (毎回ムズイお題に悩まされてます)
出題日 2月15日
お題 雨乞い難民
裏お題 甘噛み県民
先週のお題に対するSS
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TALESもよろしく😃
最近はほとんど更新できてませんが。。。
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#毎週ショートショートnote #小説 #創作 #ショートストーリー #ショートショート #雨乞い難民
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