人事1年目の教科書(ひとり人事から中堅企業まで使える)コラム③ 「無敵化する若者」のリスク
少子高齢化による労働力人口減少。
新卒採用における売り手市場は続いています。
そんな折、新入社員を受け入れている企業の多くで、若手人材を巡る課題に頭を悩まされています。
「無敵化する若者」 こんな表現を耳にしたことはありませんか?
無敵と言っても、決してGreatの意味ではありません。
組織の中で、まるで腫れ物に触るように扱われる、言っていれば「こじらせ存在」です。
人事担当者の本音として、若手人材は、「都合よく使え、安価に調達できる便利な存在」だとみなされてきました。 これは、新卒一括採用という投網漁法が永遠と続く証左でもあります。 でも、これからは、景色が変化します。
若手人材は「使い勝手が悪く、高価(コスパ悪い)な存在」とみなされていきます。
現場からの声でよく耳にするのが、
■若手人材とのコミュニケーションに疲弊するミドルの悲痛な叫び声。
であったり、
■業績成果に対するコミット意識が低い割に、育成コストがかかり、意外とコスパが悪い若手人材。
に対する負担感です。
こうした不都合な真実が少しずつ現実化している昨今。人材ポートフォリオの視点からも若手人材に対する過度な期待は変化しつつあります。 組織の中で、距離を置かれ、放置される傾向が強まる若手人材。 AIの影響も絡み、知識やスキル、経験に乏しい彼らは困難な状況に追い込まれることが予想されます。つまり、AIとの代替リスクを抱えているのです。
特に、ミドル・シニア人材との競争は激しくなると予想されます。 現役就労期間が伸び(生涯現役社会)、健康寿命やアンチエイジングの進化も追い風となり、知識、スキル、経験豊富なミドル・シニア人材へのニーズは高まっていきます。 人材ポートフォリオや採用戦略でも、若手人材中心からミドル・シニア人材へウエイトを移行する企業が増えています。 岐路に立たされる若手人材です。
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