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2025年2月17日 UFO|レシート日記

エミさんが東京に行っちゃう。エミさんとは、4年前にわたしが京都に引っ越してきてから知り合った。同じコロナ禍直後の東京から京都への移住組。少し年上のエミさんはおしゃれでかわいくて、自分を持っていて、だいすき。同じく移住組のちひろさんも交えて3人で最後に焼肉でも食べに行こうよ! と天壇でたらふく食べた。店を出た後も別れ難くて、「デザートにアイスを食べに行かない?」とふたりを誘ってみた。ちひろさんは翌朝の用事があって行けないけど、エミさんは「行こっか!」と乗ってくれて、お別れを少しだけ先延ばしした。タクシーで御幸町通りのアイスクリームバーUFOへ向かう。エレベーターの扉が開くとそのまま店の空間が広がっている。ぼんやりと心地よい明るさのなかで、壁際の席がちょうど2席空いているのを見つけた。予想通りその席に案内されて、わたしは黒糖バナナ、エミさんは塩ミルクのアイスを注文した。話は弾んで、こんなふうに同世代の同性だから共有できる悩みとか考えを伝えられるともだちがいることがとてもとても嬉しかった。ひとしきりおしゃべりして、アイスも食べちゃって、もう帰ろうか、と店を出た。タクシーに乗って帰る彼女を「じゃあね!元気でね!からだ第一でね!」と見送った。一緒にアイスを食べながら話している時には、楽しくてさみしさを感じなかったけど、いつのまにか降り始めた雪の吹き込む寺町通を歩いていると、じんわりとさみしさがやってきた。もちろん一生会えないわけじゃないけど、今までのような頻度で会えなくなっちゃうのは、やっぱりさみしいものだよ。どうか彼女が東京で幸せに暮らしていけますように、と冷たい空気のなかでひとり想った。 

読んでくださり、ありがとうございます!
こんなふうに、レシートからはじまるささやかな日記を、ZINE『レシート日記』にまとめました。
文フリ東京にて頒布予定ですので、よろしければぜひお立ち寄りください。
※このnoteの、UFOのお話はZINEに入っていません。

文学フリマ東京 42

出店について、くわしくはこちら👇


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