石田ゆうまはLSCルンピニーでKO勝ち、安部焔とJOHはRWSで勝利~5月23日のムエタイ日本人選手
5月23日にバンコクのルンピニースタジアムで行われたLSC(ルンピニースーパーチャンプ)で、タイ在住の石田ゆうまが中国選手と戦い、初回KO勝ちを飾った。この日、同じくバンコクのラジャダムヌンスタジアムで開催されたRWS(ラジャダムヌン・ワールドシリーズ)では、日本からの遠征選手が2名出場、ラジャダムヌンミニマム級6位にランクされる安部焔や、WBCムエタイ日本スーパーフライ級王者のJOH(西園晟)がタイ選手とノンタイトル戦を戦った。
↓ ↓ 5月23日のRWSのメイン&セミ
石田ゆうま対ゴー・ジェン
ルンピニースーパーチャンプの第4試合に、石田ゆうまが出場した。石田ゆうまは、岡山県津山市出身の17歳、兄のそうまと共にタイで選手活動を続けてきたが、現在、兄のそうまは帰国している。ゆうまはバンコクのロンポームエタイジムを拠点に、単身でのタイでのプロ活動を続けている。前戦は2月にラジャダムヌンでKO勝ちした。
対戦相手は中国のグオー・ジェンで、これまで29戦25勝4敗、元チェンマイフェアテックスチャンピオンで、2月にはRWSに出場しイラン選手に判定勝ちしている。身体が強く、パンチやヒジを思い切り振ってくる印象。
試合は、フェザー級となる126ポンド(57.1キロ)3回戦で行われた。初回、グオーは積極的に攻めたいが、長身のゆうまの懐になかなか入れない。それでも、ゆうまをロープに押し込んだり、飛び込んでのパンチと突破口を見出したいようだ。パンチの打ち合いになるが、ゆうまが打ち勝った。それでもしつこく攻めていくグオーだったが、ゆうまの左ヒジがその顔面に炸裂し、ダウン。そのままレフェリーが10カウントを数え、初回2分22秒、ゆうまがKO勝ち。この一撃でグオーは鼻を骨折し、復帰に時間が掛かるという。ゆうまは前戦もヒジでKO勝ちしており、覚醒したようにも思う。次戦はルンピニー、またはラジャダムヌンで6月に予定されている。



↓ ↓ 1:17あたりから、ジェン対ゆうま戦
安部焰vsデッチャリット
RWSの第3試合に出場した、17歳の安部焔(ほむら)は、エイワスポーツジム所属、通算戦績は11勝0敗、RWSでは4連勝中で、ラジャダムヌンスタジアムミニマム級第6位にランクされる。WBCムエタイ世界ミニマム級チャンピオンでもあり、4月のBOM 50ではヨードマニー・スワンジャークカフェーを2回KOで破り、初防衛に成功していた。
対戦相手の16歳、トラン出身のデッチャリット・ソーデッダムロンはルンピニースタジアム3階級制覇し、ONEムエタイ世界ストロー級王座にも就いた、デェダムロン・ソー・アミュアイシルチョークの息子である。これまで22勝7敗で、元タイ南部王者と紹介される。ONEで活躍するシャドウなどが所属する、シンハーマーウィンジムで練習を積んでいるようだ。
ミニマム級、105ポンド(47.6キロ)3回戦で行われたこの試合は、初回から激しいパンチが交差する展開、デッチャリットのほうが身体の厚みがあり、パワーを感じさせる。初回は10‐9でデッチャリット支持が2者、10‐9で安部が1者とジャッジの採点が割れた。2回も序盤はパンチ中心の激しい打ち合いとなり、会場が湧く。デッチャリットの前蹴り、ミドルをキャッチしてからの安部の左ボディ、左ミドルが良い。このラウンド、安部の攻撃の精度が増してきた。デッチャリットは流れを引き寄せるべく、首相撲を仕掛けるも、ここでも安部は負けない。終盤、安部がデッチャリットを追い詰め、ロープ際で左フックが何発かクリーンヒットして、KOの期待が高まるが、ここでラウンド終了のゴング。このラウンドはジャッジ3者が10‐9で安部を支持。
3回は逆転を狙って、デッチャリットが前へ出るも安部が脚をつかい、なかなか捕まえられない。安部が前蹴りでデッチャリットを転がす場面も。後半、デッチャリットは手が出なくなってきて、安部の独壇場になった。このラウンドはジャッジ3者が10‐9で安部を支持、判定は3‐0で安部がRWS5連勝を果たした。





↓ ↓ 安部対デッチャリット試合動画
JOH対プライパヤック
安部焔の試合に先立ち、第2試合に出場したJOH(西園晟)は、佐賀出身の19歳、通算戦績は10勝1敗1分と紹介される。福岡のMSJキックボクシングジム所属で、昨年12月にもRWSに出場し、イランのジャハドを2回KO勝ちを収めた。今年4月には横浜で開催されたBOM 50にて、山脇飛翼に4回KO勝ちでWBCムエタイ日本スーパーフライ級王座に就いた。
対戦相手のプライパヤックはチャンタブリー出身、16歳ながら通算戦績は57勝13敗1分と、キャリア充分で侮れない相手である。116ポンド(52.6キロ)3回戦で行われた試合は、開始時よりJOHが左のロー、ミドルを当てていく。プライパヤックはゆったりしたリズムで落ち着いて対応するが、50秒過ぎにJOHの左フックでプライパヤックがふらつくが、パンチを繰り出して、体勢を立て直す。しかし1分30秒、左ジャブから右縦ヒジを打ちにいったプライパヤックの顎を、JOHがカウンターの左縦ヒジで打ち抜き、プライパヤックはダウン。レフェリーが試合を止めた。これでRWS2連続KO勝ちとなったJOH、次戦も楽しみである。




↓ ↓ JOH対プライパヤック試合映像
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