初心者から上級者まで分かるEira(エイラ)使い方ガイド
初心者から上級者まで分かるEira(エイラ)使い方ガイド
勢いと資金流入を読み、「反転圧力」を科学するモメンタムフロー分析インジケーター

はじめに

ニュースで話題になった銘柄が、翌日に大きく上がる。
SNSでも注目され、チャートも強そうに見える。
「今買わないと、置いていかれるかもしれない」と思って飛び乗ったら、そこが天井だった。
株をやったことがある人なら、一度は身に覚えがあるはずです。
株価が上がっている時ほど、判断は難しくなります。
上がっているからこそ欲しくなる。
でも、上がっているからこそ高値づかみになりやすい。
「まだ伸びるのか」
「もう買われすぎなのか」
「一時的な下げなのか、本格的な下げの始まりなのか」
チャートを見ていると、価格は見えているのに、勢いの変化は意外と見えません。
価格だけを見て追いかけると、高値づかみになりやすい。
反対に、下落を怖がりすぎると、反転の初動を見逃してしまう。
価格は高値を更新しているのに、裏側では資金が静かに抜けている。
それに気づかないまま買い増した翌週、株価が一気に下がる。
こういう場面で必要なのは、価格の動きだけではなく、勢いの変化を見ることです。
この「見えているようで見えていない勢い」を整理するために作ったのが、Eira(エイラ)です。
Eiraは、チャートの下に表示するサブペイン型のインジケーターです。
価格そのものではなく、「今の値動きにどれくらい勢いがあるか」「資金が入っているのか、抜けているのか」「反転圧力が出てきているのか」を見るために作っています。

ここでいう「反転圧力を科学する」とは、感覚だけで追いかけるのではなく、勢い・資金流入・Divergenceを分けて観察し、追いかけ買いの判断を冷静にするという意味です。
Eira(エイラ)は、日米株プラチナプランを6か月以上継続している方向けの限定インジケーターです。
正式名称は Energy, Inflow & Reversal Analyzer。
EiraのEはEnergy(勢い)。だから「勢いはEira」です。
Eiraは現時点では一般公開ではありません。
日米株プラチナプランを6か月以上継続してくださっている方にお渡しする、勢いを読むための計器です。
Siaは「どこが買われやすい場所か・売られやすい場所か」を見る地図です。
Eiraは、その場所で実際に勢いが出ているのか、あるいは勢いが弱まり始めているのかを見る計器です。
ARIAは「買うか・売るか・保有するか」を判断する司令塔です。
この記事で持ち帰ってほしいことは、一つです。
場所はSia、勢いはEira、判断はARIA。
Eiraが目指す結果は一つ。
追いかけ買いで高値をつかむ回数を減らすことです。
Eiraは、強い銘柄に飛び乗るための道具ではありません。
強いから買うのか、強すぎるから待つのかを見分けるための道具です。
迷う時間が減ることも、自分の判断に納得しやすくなることも、その結果としてついてきます。
Siaは場所を見つける地図。
Eiraは勢いを読む計器。
ARIAは判断の司令塔。
この役割分担を最初に押さえておくと、Eiraはかなり使いやすくなります。
関連note記事:
1.初心者編
1-1. Eira(エイラ)とは何か

Eiraは、株価の 勢い・資金流入・反転圧力 を見るためのインジケーターです。
チャートを見ていると、たとえば次のような場面があります。
株価は上がっているが、勢いが続いているのか分からない
ARIAでは買い候補に見えるが、すでに買われすぎなのか判断しにくい
Siaでは良い場所に見えるが、反発する力が出ているのか分からない
下落している銘柄で、売り圧力が弱まってきたのか見たい
価格は高値を更新しているが、勢いは弱くなっている気がする
Eiraは、こうした場面で「今の動きに勢いがあるのか」「資金の向きはどちらか」「反転の圧力が出ているのか」を見やすくするための道具です。
Eiraが表示する主な数値は、以下の3つです。
Pressure Score(緑色の太線)
Wave Score(青緑色の細線)
Money Flow Score(紫色の細線)





この中で、初心者の方が最初に見るべきなのは Pressure Score です。
そして、そのPressure Scoreを言葉で表示したものが State です。
いきなり3本のラインを細かく読む必要はありません。
まずは、Eiraの状態パネルで「今の圧力が上向きか、下向きか、中立か」を確認するだけで十分です。
Eira単体で「今すぐ買い」「今すぐ売り」と判断するものではありません。
あくまで、ARIAやSiaと組み合わせて使う 勢い診断の補助ツール です。
1-2. Sia・Eira・ARIAの違い

Sia、Eira、ARIAは、どれもスイングトレードを助けるTradingViewインジケーターですが、役割が違います。
Siaが見ているのは、価格構造です。
上昇構造か、下降構造か
どの価格帯で買われやすいか
どの価格帯で売られやすいか
今の価格がPremiumなのかDiscountなのか
Liquidity SweepやOrder Blockがあるか
つまりSiaは、どこで戦うか を見るための地図です。
Eiraが見ているのは、勢いです。
上方向の勢いが強いか
下方向の勢いが強いか
資金が入っているか
資金が抜けているか
価格と勢いにズレが出ているか
反転圧力の候補が出ているか
つまりEiraは、その場所で力が出ているか を見るための計器です。
ARIAは、複数の指標を組み合わせて、トレード戦略を判断するための総合ツールです。
ARIAが見ているものは、たとえば以下です。
トレンドの強さ
短期の勢い
出来高
市場全体の地合い
損切りライン
利確目標
ポジション管理
過去のシグナル成績
つまりARIAは、その銘柄を今どう扱うか を判断するための司令塔です。
使い分けはこうです。

基本の順番は、次の流れです。
1. Siaで場所を見る
2. Eiraで勢いを見る
3. ARIAで最終判断する
たとえば、SiaでDiscount側にいて、EiraでBullish Divergenceが出て、ARIAのスコアも買い寄りなら、かなり見やすい買い候補になります。
逆に、ARIAが買い寄りでも、SiaがPremium側で、EiraがOverboughtやBearish Divergenceを出している場合は、追いかけ買いには注意が必要です。
※ Divergence、Overbought、Premium、Discountなどの用語は、次の用語解説でやさしく確認します。Sia側の詳しい用語は、Sia使い方ガイドもあわせて確認してください。
1-3. まず見るべき2つの表示

Eiraを表示したら、初心者の方はまず状態パネルを見てください。

特に見るのはこの2つです。
Pressure
State
情報テーブルの見方







Eiraのサブペインには、小さな情報テーブルが表示されます。
初期設定ではサブペインの左上に表示されますが、設定から右上・左下・右下などへ移動できます。
情報テーブルは、次の3行で構成されています。
初心者の方は、まず2行目の Pressure と3行目の State だけを見れば大丈夫です。
Pressureの数値が高いほど上方向の圧力が強く、低いほど下方向の圧力が強い状態です。
Stateは、そのPressureを言葉に直したものです。
背景色も目安になります。
緑系なら上方向の圧力、赤系なら下方向の圧力、グレー系なら中立に近い状態として見ます。
ラインを細かく読む前に、まずこの情報テーブルで「今は上向きか、下向きか、中立か」を確認します。
Pressure


Pressureは、Eiraの中心となる数値です。
価格の勢いを表すWave Scoreと、資金流入を表すMoney Flow Scoreを合成したものです。
ざっくり言うと、Pressureが高いほど上方向の圧力が強く、Pressureが低いほど下方向の圧力が強い状態です。
Pressureは、おおむね -100 から +100 の範囲で動きます。

+70以上でも、StateはBull Pressureのままです。
ただし、EiraはOverboughtイベントとして「上方向に過熱気味」という追加の文脈を出します。
ただし、+70以上だからすぐ売り、-70以下だからすぐ買い、という意味ではありません。
Eiraは売買判断ではなく、勢いの状態を教えるツールです。
State


Stateは、Pressureの状態を分かりやすく言葉にしたものです。
表示される主な状態は以下です。

Stateに表示される Bull Pressure と、イベント名の Bullish Pressure はほぼ同じ方向を指します。
前者は状態表示、後者はその状態に入った瞬間のイベント名です。
Bull Pressureは「買い」という意味ではありません。
あくまで、勢いの圧力が上方向に傾いている、という意味です。
Bear Pressureも「売れ」という意味ではありません。
下方向の圧力が強い、という意味です。
最初は細かいシグナルよりも、このStateを見るだけでも十分です。
1-4. Eiraの基本用語をやさしく理解する

まずは、Eiraでよく出てくる基本用語から見ていきます。
Pressure Score: 勢いと資金流を合成して見る


Pressure Scoreは、Eiraのメインラインです。
Eiraでは、価格の勢いを表すWave Scoreと、資金流入・流出を表すMoney Flow Scoreを組み合わせて、Pressure Scoreを計算しています。
イメージとしては、
Pressure Score = 価格の勢い + 資金の流れです。です。
価格だけが上がっていても、資金流入が弱ければPressureは伸びにくくなります。
逆に、価格の勢いと資金流入が揃っていると、Pressureは強くなりやすいです。
State: 今の圧力状態を見る


Stateは、Pressure Scoreを3つの状態に分けたものです。
初心者の方は、まずこのStateを見るだけで十分です。
Wave Score: 価格の勢いを見る


Wave Scoreは、価格が中期平均からどれくらい離れているかを見ています。
Eiraでは、価格とEMAの距離をATRで正規化し、上方向・下方向の勢いとして表示しています。
ざっくり言うと、
Wave Scoreが高い: 価格が上方向に強く動いている
Wave Scoreが低い: 価格が下方向に強く動いている
Wave Scoreが0付近: 勢いが中立に近い
という見方です。
Money Flow Score: 資金流入・流出を見る


Money Flow Scoreは、終値の位置と出来高から、買い圧力・売り圧力を推定する指標です。
価格がローソク足の高値付近で引け、かつ出来高が伴っている場合は、買い圧力が強いと見ます。
逆に、価格がローソク足の安値付近で引け、出来高も大きい場合は、売り圧力が強いと見ます。
現在のEiraでは、このMoney Flowの初期設定をARIAのInflow %と揃えています。
初期設定のまま使う場合、Eiraの Money Flow Inflow % は、ARIAの Inflow % と同じ意味で読むことができます。
Flow Shift: 資金流の向きが変わる瞬間を見る


Flow Shiftは、Money Flow Scoreが0をまたいだ時に出るイベントです。
現在のEiraでは、Money Flow Scoreの紫ラインと見分けやすくするため、Flow Shiftはラインではなく0ライン上の三角マーカーで表示します。
Money Flow Bull Shiftは緑の上向き三角、Money Flow Bear Shiftは赤の下向き三角です。
表示テキストは、それぞれ Flow+ と Flow- です。
Money Flow Bull Shiftは、資金の流れが売り優勢から買い優勢へ変わり始めた可能性を示します。
Money Flow Bear Shiftは、資金の流れが買い優勢から売り優勢へ変わり始めた可能性を示します。
ただし、これも売買サインではありません。
Siaで場所を確認し、ARIAで最終判断するための補助情報です。

Overbought / Oversold: 過熱と売られすぎを見る
Overboughtは、Pressure Scoreが買われすぎ水準に入った状態です。
Oversoldは、Pressure Scoreが売られすぎ水準に入った状態です。
初期設定では、
Overbought: +70以上
Oversold: -70以下
です。
ここで大事なのは、Overboughtは「すぐ売り」ではなく、Oversoldは「すぐ買い」ではないということです。
Overboughtは、上方向の勢いが強い一方で、短期的には過熱している可能性を示します。
Oversoldは、下方向の勢いが強い一方で、短期的には売られすぎている可能性を示します。




Divergence: 価格と勢いのズレを見る
Divergenceは、価格の動きとPressure Scoreの動きにズレが出ている状態です。

Eiraでは、主に以下の2つを見ます。

Bullish Divergenceは、下落しているように見えても、下方向の勢いが弱まり始めている可能性を示します。
Bearish Divergenceは、上昇しているように見えても、上方向の勢いが弱まり始めている可能性を示します。
EiraのDivergenceシグナルは、チャート上では ラベル として出ます。
Bullish Divergence
価格は安値を更新しているのに、Pressure Scoreは前回より切り上がっている状態です。
Eira上では、緑のラベルで Bull Div と表示されます。
下落の勢いが弱まり始めた可能性を見るシグナルです。
Bearish Divergence
価格は高値を更新しているのに、Pressure Scoreは前回より切り下がっている状態です。
Eira上では、赤のラベルで Bear Div と表示されます。
上昇の勢いが弱まり始めた可能性を見るシグナルです。
Reversal Candidate: 反転圧力の候補を見る

Reversal Candidateは、反転圧力の候補です。
「反転した」という意味ではありません。
Eiraでは、以下のような条件から反転圧力の候補を見ています。
売られすぎ・買われすぎ水準からの回復や失速
直近のDivergence
Money Flowの向きの転換
この3つがすべて揃う必要はありません。
いずれか1つでも成立すると点灯します。単体では弱い手がかりとして扱い、SiaとARIAで確認するのが基本です。
だから、Reversal Candidateが出たら、次に見るべきなのはSiaとARIAです。
Siaで、そこが買われやすい場所か、売られやすい場所かを確認する。
ARIAで、スコアやリスク管理が整っているかを確認する。
この流れが基本です。
1-5. Eiraシグナル10パターン早見表
Eiraには、主に10種類のイベントがあります。
シグナルを見る時は、「何が起きたか」と「次に何を確認するか」をセットで見ると迷いにくくなります。

※ OBはSiaのOrder Blockの略で、反応しやすい価格帯を指します。
※ SweepはSiaのLiquidity Sweepの略で、流動性を取りに行った後の反応を見る考え方です。
Reversal Candidateは、いずれか1つの条件でも点灯する軽い候補です。
強い確定シグナルではなく、Siaの場所とARIAの判断を確認するきっかけとして扱います。
このように、Eiraのシグナルは、単純に「買い」「売り」と読まないことが大切です。
1-6. 初心者が最初に見る順番

Eiraを使い始めたばかりの方は、次の順番で見るのがおすすめです。
最初からすべてのラインやシグナルを読もうとしなくて大丈夫です。
慣れるまでは、売買判断に使うよりも、「今は上向きか、下向きか、中立か」を観察するだけでも十分です。
チャートを開いたら、まずStateを見る。
次にPressureを見る。
最後にSiaとARIAで確認する。
この順番にすると、Eiraを売買サインとして誤解しにくくなります。
1. Stateを見る

まず、状態パネルのStateを見ます。
Bull Pressure
Bear Pressure
Neutral
この3つのどれになっているかを確認します。
2. Pressureの数値を見る

次に、Pressureの数値を見ます。
+30以上なら上方向の圧力が強い。
-30以下なら下方向の圧力が強い。
その間なら中立です。
3. Overbought / Oversoldに入っていないか見る
Pressureが+70以上なら、上方向に過熱気味です。
Pressureが-70以下なら、下方向に売られすぎ気味です。
ここでは、すぐ売買判断するのではなく、「少し熱くなりすぎていないか」「売られすぎていないか」を確認します。
4. DivergenceやReversal Candidateが出ているか見る

次に、DivergenceやReversal Candidateが出ているかを見ます。
Bullish DivergenceやBull Reversal Candidateが出ている場合は、上方向への反転圧力候補です。
Bearish DivergenceやBear Reversal Candidateが出ている場合は、下方向への反転圧力候補です。
5. Siaの場所とARIAの判断を確認する

最後に、必ずSiaとARIAを確認します。
Eiraだけで判断しないことが大切です。
Siaで、そこが買われやすい場所か、売られやすい場所かを見る。
ARIAで、スコアやリスク管理が整っているかを見る。
この3つを組み合わせることで、追いかけ買いで高値をつかむ回数を減らしやすくなります。
ここまで読めたら、StateとPressureを見て「今は上向きか、下向きか、中立か」を自分の言葉で説明できるはずです。
迷ったら、この順番です。
場所はSia、勢いはEira、判断はARIA。
2.中級者編
2-1. Pressure Scoreの読み方
「買った直後に、伸びが止まる」。
その多くは、入った瞬間にはもう圧力が傾き切っていたケースです。
Pressure Scoreは、その圧力の傾きを数値で示す、Eiraの中心です。
価格の勢いと資金流を合成し、今の圧力がどちらに傾いているかを見ます。
初期設定では、Pressure Scoreは Wave Score 55% : Money Flow Score 45% の比率で合成しています。
+30以上: Bull Pressure
Pressure Scoreが+30以上になると、StateはBull Pressureになります。
これは、上方向の圧力が強くなっている状態です。
買い候補を探している時は、ARIAのスコアやSiaの場所と合わせて確認します。
ただし、Bull Pressureは買い推奨ではありません。
すでに高い場所でBull Pressureになっている場合は、追いかけ買いになることもあります。
-30以下: Bear Pressure
Pressure Scoreが-30以下になると、StateはBear Pressureになります。
これは、下方向の圧力が強くなっている状態です。
保有中の銘柄でBear Pressureが出た場合は、ARIAの売りシグナル、トレイリング、損切り接近などと合わせて確認します。
-30より上、+30未満: Neutral
Pressure Scoreが-30より上、+30未満にある時はNeutralです。
勢いの方向がはっきりしていない状態です。
この時は、無理に判断しない方が良いことも多いです。
Siaで良い場所にいても、EiraがNeutralなら、まだ勢いが出ていない可能性があります。
+70以上 / -70以下はどう読むか
Pressure Scoreが+70以上なら、上方向の勢いがかなり強い状態です。
これは強いトレンドの証拠になる一方で、短期的には過熱している可能性もあります。
Pressure Scoreが-70以下なら、下方向の勢いがかなり強い状態です。
これは強い下落圧力の証拠になる一方で、短期的には売られすぎの可能性もあります。
重要なのは、+70以上を単純に売り、-70以下を単純に買いと読まないことです。
ARIAとSiaを見て、順張りで乗る局面なのか、過熱を警戒する局面なのかを判断します。
2-2. Wave Scoreの読み方
Wave Scoreは、価格そのものの勢いを見るサブラインです。
初期設定は以下です。

Wave期間は、価格の勢いを見るときに使う基準期間です。
Eiraでは、価格が中期平均からどれくらい離れているかを見て、上方向・下方向の勢いを計算します。
初期値の21は、日足ならおおむね1か月分の営業日を意識した設定です。
期間を短くすると反応は早くなりますが、細かい上下にも振られやすくなります。
期間を長くすると大きな流れは見やすくなりますが、転換への反応は遅くなります。
Wave平滑化は、計算したWave Scoreの線をどれくらいなめらかにするかを決める設定です。
初期値の5は、短期のブレを少し抑えながら、反応の遅れを大きくしすぎないための設定です。
数値を大きくすると線はなめらかになりますが、勢いの変化に気づくタイミングは遅れやすくなります。
数値を小さくすると反応は早くなりますが、ノイズも増えます。
最初は初期設定のまま使い、銘柄や時間軸に合わせて必要な場合だけ調整するのが無難です。
Eiraでは、価格が中期平均からどれくらい離れているかをATRで正規化し、短期的な価格の勢いとして見ています。
上方向の勢いが強い場面
Wave Scoreがプラス側で上昇している時は、価格が中期平均より上に離れ、上方向の勢いが出ている状態です。
ARIAが買い寄りで、Siaも上方向に見やすい場所なら、順張りの候補として見やすくなります。
下方向の勢いが強い場面
Wave Scoreがマイナス側で低下している時は、価格が中期平均より下に離れ、下方向の勢いが強い状態です。
保有中の場合は、ARIAのリスク管理やSiaの構造崩れと合わせて確認します。
勢いが弱まり始める場面
Wave Scoreが高い位置から下がり始める場合、上方向の勢いが弱まり始めている可能性があります。
逆に、Wave Scoreが低い位置から上がり始める場合、下方向の勢いが弱まり始めている可能性があります。
この変化がMoney FlowやDivergenceと重なると、反転圧力の候補として見やすくなります。
2-3. Money Flow Scoreの読み方
出来高の伴わない上昇は、はしごを外されやすい上昇です。
Money Flow Scoreは、その「はしごの有無」を見るための、出来高を含めた資金流入・流出の推定です。
Money Flow Bull Shift
Money Flow Bull Shiftは、Money Flow Scoreが0を下から上に抜けた時に出ます。
チャート上では、0ライン付近に緑の上向き三角 Flow+ として表示されます。
これは、資金流が売り優勢から買い優勢に変わり始めた可能性を示します。
SiaでDiscount側やBull OB付近にいる時にこのイベントが出ると、反発候補として見やすくなります。
Money Flow Bear Shift
Money Flow Bear Shiftは、Money Flow Scoreが0を上から下に抜けた時に出ます。
チャート上では、0ライン付近に赤の下向き三角 Flow- として表示されます。
これは、資金流が買い優勢から売り優勢に変わり始めた可能性を示します。
SiaでPremium側やBear OB付近にいる時にこのイベントが出ると、上値の重さを確認する材料になります。
ARIAのInflow %との関係
現在のEiraでは、Money Flowの初期設定をARIAのInflow %と揃えています。
初期設定は以下です。

Money Flow期間の初期値は20です。
これは、直近20本のローソク足を使って資金流入・流出を計算するという意味です。
日足で使う場合は、おおむね直近20営業日、つまり約1か月分の動きを見る設定です。
この20という期間は、ARIA側のInflow %で使っているCMF期間と揃えています。
CMFはChaikin Money Flowの略で、終値の位置と出来高から資金流入・流出を推定する指標です。
そのため、EiraのMoney Flow期間を20のままにしておくと、ARIAのInflow %と近い前提で比較できます。
Money Flow平滑化の初期値は1です。
これは、計算したMoney Flow Scoreをほぼそのまま表示する、という意味です。
たとえばMoney Flow Scoreが日々細かく上下している場合でも、平滑化1ではその上下を追加で平均化しません。
平滑化を5や10に上げると、直近数本のMoney Flow Scoreを平均するような形で表示します。
そのため、1日だけの急な上下や小さなギザギザが目立ちにくくなり、資金流入・流出の大きな流れを追いやすくなります。
これが「線が見やすくなる」という意味です。
ただし、その分だけ資金流の向きが変わったことに気づくタイミングは少し遅れます。
また、ARIAのInflow %は平滑化なしの値と照合する前提なので、平滑化を1より大きくするとARIAのInflow %とは少しズレます。
ARIAのInflow %と照合したい場合は、Money Flow期間20、Money Flow平滑化1のまま使うのが基本です。
この初期設定の時、Eiraの Money Flow Inflow % はARIAの Inflow % と同じ意味で読めます。
Money Flow Score(flow_score)とInflow %の変換式
EiraのMoney Flow Scoreは、-100から+100の範囲で表示されます。
ARIAのInflow %は、0から100の範囲で表示されます。
式やData Windowでは、Money Flow Scoreを flow_score と表記する場合があります。
記事中のMoney Flow Scoreと flow_score は、同じ値を指しています。
初期設定のままなら、以下のように変換できます。
Eira Money Flow Inflow % = flow_score × 0.5 + 50
flow_score = 2 × (Inflow % - 50)たとえば、Eiraのflow_scoreが+20なら、
20 × 0.5 + 50 = 60なので、ARIAのInflow %でいうと60%相当です。
価格上昇と資金流入が揃うケース

価格が上がり、Money Flow Scoreも上がっている時は、価格上昇に資金流入が伴っている状態です。
この場合、上昇の信頼度は比較的高くなります。
ただし、SiaでPremium側にいて、PressureがOverboughtに入っている場合は、追いかけ買いには注意します。
価格上昇と資金流入がズレるケース
価格は上がっているのに、Money Flow Scoreが弱い場合があります。
この場合、上昇しているように見えても、資金流入が伴っていない可能性があります。
こういう場面では、Bearish DivergenceやOverboughtと合わせて警戒します。
2-4. Divergenceの読み方
高値を更新したから安心して買い増した。
でも、その裏で勢いはすでに切り下がっていた。
このズレに気づけないと、強そうに見える場所で追いかけ買いをしてしまいます。
Divergenceは、その価格と勢いのズレを見るための重要なシグナルです。
価格とPressure Scoreの動きがズレている場面を見つけます。
Bullish Divergence
Bullish Divergenceは、価格は安値を更新しているのに、Pressure Scoreは前回より切り上がっている状態です。
これは、価格は弱く見えるものの、下方向の圧力が弱まり始めている可能性を示します。
特に、SiaでDiscount側、Bull OB付近、Bullish Sweep後などに出ると、反発候補として見やすくなります。
Bearish Divergence
Bearish Divergenceは、価格は高値を更新しているのに、Pressure Scoreは前回より切り下がっている状態です。
これは、価格は強く見えるものの、上方向の勢いが弱まり始めている可能性を示します。
SiaでPremium側、Bear OB付近、Bearish Sweep後などに出ると、上値警戒として見やすくなります。
ピボット確定まで表示が遅れる理由
ピボットとは、チャート上でいったん山や谷になった高値・安値のことです。
たとえば、ある日の安値が前後の足と比べて目立って低ければ、そこは谷の候補になります。
ただし、その日の時点では本当に谷だったかは分かりません。
翌日以降にさらに安値を更新するかもしれないからです。
そのため、ピボットは「その場ですぐ決まる点」ではなく、何本か後のローソク足を見てから確定する点として扱います。
EiraのDivergenceは、非リペイント重視で作っています。
非リペイントとは、一度確定したシグナルを、あとから都合よく別の場所へ描き替えにくい設計のことです。
インジケーターによっては、現在進行中の高値・安値を使って早くシグナルを出す代わりに、あとから条件が崩れるとシグナルが消えたり、別の位置に見え方が変わったりすることがあります。
これが起きると、過去チャートではきれいに当たっているように見えても、実際の運用ではその場で同じように判断できなかった、というズレが生まれます。
Eiraでは、そのズレを減らすために、少し遅れても未確定の高値・安値ではなく、確定したピボットだけを使います。
初期設定では、ピボット長は5です。
つまり、実際に高値や安値が出てから、5本後に正式にピボットとして確定します。
価格ピボットとEira側のPressureピボットは、初期設定では2本以内のズレまで同じ波として扱います。
日足なら、約5営業日ぶん遅れて表示されるイメージです。
ラベルが過去のピボット位置に付く理由
Divergenceラベルは、シグナルが確定した現在足ではなく、実際のピボット位置に表示されます。
これは、どの高値・安値でDivergenceが発生したのかを分かりやすくするためです。
ラベルが過去の位置に付くのは、未来を見ているからではありません。
確定ピボットを待ってから、該当するピボット位置に表示しているためです。
Divergenceを売買サインとして扱わない理由
Divergenceは、反転の可能性を示す重要な情報です。
ただし、Divergenceだけで売買判断するのは危険です。
強いトレンドでは、Divergenceが出ても、そのままトレンドが継続することがあります。
だから、Divergenceが出たら、必ずSiaとARIAを確認します。
2-5. Reversal Candidateの正体
Reversal Candidateは、Eiraの中でも特に誤解されやすいシグナルです。
名前の通り、反転の「候補」であって、反転の「確定」ではありません。
Bull Reversal Candidate


Bull Reversal Candidateは、上方向への反転圧力候補です。
主に以下のような状況で出ます。
Oversoldから回復し始めた
直近10本以内にBullish Divergenceが出ている
Money Flowが上向きへ転換した
これが出たら、Siaで買われやすい場所にいるかを確認します。
Bear Reversal Candidate



Bear Reversal Candidateは、下方向への反転圧力候補です。
主に以下のような状況で出ます。
Overboughtから失速し始めた
直近10本以内にBearish Divergenceが出ている
Money Flowが下向きへ転換した
これが出たら、Siaで売られやすい場所にいるかを確認します。
Bull/Bearどちらも、条件はANDではなくORです。
つまり、どれか1つでも成立するとReversal Candidateは点灯します。単体では弱い手がかりなので、必ずSiaの場所とARIAの判断に接続して読みます。
なぜ「反転確定」ではなく「候補」なのか

相場では、勢いが弱まっても、すぐに反転するとは限りません。
上昇の勢いが少し弱まっただけで、その後また上昇が続くこともあります。
下落の勢いが少し弱まっただけで、その後さらに下落することもあります。
そのため、Eiraでは「Reversal Signal」ではなく「Reversal Candidate」という名前にしています。
Divergence / Flow Shiftとの同時発火をどう読むか

Eiraでは、DivergenceやFlow Shiftが出たバーで、同時にReversal Candidateが出ることがあります。
これは異常ではありません。
たとえば、Money Flow Bull Shiftが出たことで、Bull Reversal Candidateの条件も満たすことがあります。
この場合は、同じ現象を別の角度から見ていると考えます。
Flow Shift: 資金流の向きが変わった
Reversal Candidate: 反転圧力の候補になった
1つの現象が、資金流の転換としても、反転圧力候補としても意味を持っている、という読み方です。
同じ種類のイベントが連続して出にくい理由
Eiraには、同じ種類のイベントが短期間に連続しすぎないように、クールダウンがあります。
初期設定では、同種イベントの最小間隔は5本です。
そのため、同じような状態が続いていても、毎バー同じシグナルが出るわけではありません。
これはアラート疲れを防ぎ、重要な変化だけを見やすくするためです。
2-6. EiraとSiaの組み合わせ例
Eiraは、Siaと組み合わせるとかなり使いやすくなります。
Siaが場所を見て、Eiraが勢いを見ます。
例1: Sia Discount + Eira Bullish Divergence
Siaで価格がDiscount側にいて、EiraでBullish Divergenceが出た場合です。
これは、安い位置にいるうえに、下方向の圧力が弱まり始めている可能性があります。
この時点では、まだ買い確定ではありません。
次にARIAを見て、スコア、地合い、リスク管理を確認します。
例2: Bull OB付近 + Money Flow Bull Shift
SiaでBull OB付近に価格があり、EiraでMoney Flow Bull Shiftが出た場合です。
これは、買われやすい場所で、資金流が買い優勢へ変わり始めた可能性を示します。
ARIAのスコアが買い寄りなら、候補として見やすくなります。
例3: Sia Premium + Eira Bearish Divergence
Siaで価格がPremium側にいて、EiraでBearish Divergenceが出た場合です。
これは、高い位置にいるうえに、上方向の勢いが弱まり始めている可能性があります。
保有中なら、利確を急ぐべきか、トレイリングを確認すべきか、ARIAと合わせて見ます。
例4: Siaは良い場所だがEiraの勢いが弱いケース
SiaではDiscount側やBull OB付近にいて、場所としては良く見えるのに、EiraがNeutralのままというケースもあります。
この場合は、まだ勢いが出ていない可能性があります。
無理に入らず、Money Flow Bull ShiftやBull Pressure入りを待つ、という判断もできます。
2-7. EiraとARIAの組み合わせ例

Eiraは、ARIAの判断を補助するためにも使えます。
例1: ARIA買い寄り + Eira Bull Pressure
ARIAが買い寄りで、EiraもBull Pressureの場合です。
判断と勢いが同じ方向に揃っています。
さらにSiaでDiscount側やBull OB付近なら、かなり見やすい候補になります。
例2: ARIA買い寄り + Eira Overbought
ARIAが買い寄りでも、EiraがOverboughtに入っていることがあります。
これは矛盾ではありません。
ARIAは「買い候補」と見ている一方で、Eiraは「短期的には上方向に過熱している」と見ています。
このケースは、上級者編の「ARIA買い + Eira Overboughtをどう読むか」で詳しく扱います。
例3: ARIA様子見 + Eira Bull Reversal Candidate
ARIAはまだ様子見でも、EiraがBull Reversal Candidateを出すことがあります。
これは、反転圧力の候補は出ているが、ARIAの総合判断としてはまだ条件が足りない状態です。
この場合は、すぐ買うのではなく、ARIAのスコア改善やSiaの場所を確認しながら待ちます。
例4: ARIA売り寄り + Eira Bear Pressure
ARIAが売り寄りで、EiraもBear Pressureの場合です。
判断と勢いが下方向で揃っています。
保有中なら、損切りやトレイリング、利確判断を丁寧に確認します。
中級者編で見てきた通り、Eiraは単体の売買サインではありません。
Siaで場所を見て、Eiraで勢いを読み、ARIAで判断することで、追いかけ買いの危険を一段下げるための補助線になります。
迷ったら、この順番です。
場所はSia、勢いはEira、判断はARIA。
3.上級者編
3-1. Eiraを「順張り」と「逆張り」の両方で読む
同じシグナルを順張りと逆張りの両面で読み分けられるようになると、他の人が飛び乗る場面で一歩引き、他の人が怖がる場面で静かに候補を拾えるようになります。
Eiraは、順張りにも逆張りにも使えます。
ただし、使い方を混同すると危険です。
順張りで見る場合は、Bull PressureやMoney Flow Bull Shiftを、上昇の継続確認として使います。
逆張りで見る場合は、Oversoldからの回復、Bullish Divergence、Bull Reversal Candidateを、反転圧力の候補として使います。
同じシグナルでも、Siaの場所やARIAの判断によって意味が変わります。
たとえば、Bull Pressureは上方向の勢いが強い状態です。
SiaでDiscount側から出たばかりなら、反発の初動として見やすいかもしれません。
しかし、SiaでPremium側の上の方にいて、すでに大きく上昇した後なら、追いかけ買いの警戒材料にもなります。
3-2. ARIA買い + Eira Overboughtをどう読むか
ARIAが買い寄りで、EiraがOverboughtになることがあります。
初心者の方は、ここで混乱しやすいです。
「ARIAは買いと言っているのに、EiraはOverboughtだから売りなのか」と感じるかもしれません。
しかし、これは矛盾ではありません。
ARIAは総合判断として買い候補を示している。
Eiraは短期的な勢いが過熱していることを示している。
つまり、見ている役割が違います。
矛盾ではなく、行動シグナルと過熱警告の同時発生
ARIA買い + Eira Overboughtは、強い上昇局面でよく起こり得ます。
上昇の勢いが強いからこそ、ARIAは買い寄りになり、EiraはOverboughtになります。
この時は、「買い候補ではあるが、短期的には熱くなっている」と読みます。
エントリー候補にはなるが、サイズを抑えたいケース
SiaでまだDiscount側、またはBull OBからの反発初期で、ARIAも買い寄りなら、EiraがOverboughtでもエントリー候補になる場合があります。
ただし、すでに短期的には伸びているので、ポジションサイズを抑える、分割で入る、押し目を待つなどの工夫が必要です。
利確を早めに考えるケース
保有中の銘柄で、ARIAはまだ良いが、EiraがOverboughtに入っている場合は、利確を早めに考える材料になります。
特に、SiaでPremium側にいて、Bearish Divergenceも出ている場合は、上値警戒が強まります。
見送るべきケース
ARIAが買い寄りでも、SiaがPremium側の上の方にあり、EiraがOverbought、さらにBearish Divergenceが出ている場合は、見送りを検討します。
これは「良い銘柄だが、今は追いかける場所ではない」という判断です。
3-3. Siaの場所・Eiraの勢い・ARIAの判断を3層で合わせる

Eiraの最大の価値は、ARIAとSiaの間に入ることです。
Siaで場所を見る。
Eiraで勢いを見る。
ARIAで判断する。
この3層で見ると、チャートの読み方がかなり整理されます。
3層が同方向に揃うケース

たとえば、以下のようなケースです。
Sia: Discount側、Bull OB付近、Bullish Sweep後
Eira: Bullish Divergence、Money Flow Bull Shift、Bull Reversal Candidate
ARIA: 買い寄りスコア、リスク管理も許容範囲
この場合は、場所・勢い・判断が揃っています。
もちろん必ず上がるわけではありませんが、検討する価値の高い候補になります。
2層だけ揃うケース

たとえば、SiaとEiraは良いが、ARIAはまだ様子見というケースがあります。
この場合は、反転圧力の候補は出ているが、総合判断としてはまだ早い可能性があります。
逆に、ARIAとEiraは良いが、SiaではPremium側というケースもあります。
この場合は、勢いは強いものの、場所としては追いかけ買いになりやすい可能性があります。
3層がバラバラなケース

Sia、Eira、ARIAがバラバラな時は、無理に判断しない方が良いことが多いです。
たとえば、
Sia: Premium側
Eira: Bearish Divergence
ARIA: 買い寄り
この場合、ARIAだけを見ると買いたくなりますが、SiaとEiraは警戒を示しています。
こういう時は、押し目を待つ、サイズを落とす、見送るなど、慎重に扱います。
Sia → Eira → ARIAの順番で確認する
おすすめの確認順は、Sia → Eira → ARIA です。
まずSiaで場所を見る。
次にEiraで勢いを見る。
最後にARIAで買うか、売るか、保有するかを決める。
この順番にすると、Eiraのシグナルを売買サインとして誤解しにくくなります。
3-4. Eiraで追いかけ買いを減らす考え方

Eiraは、追いかけ買いで高値をつかむ回数を減らすための補助ツールとして使えます。
反転候補・過熱確認・利確・見送り。
使い方は4つに分かれますが、向かう先は一つです。高値をつかむ回数を減らすこと。
反転候補として使う

下落後にBullish DivergenceやBull Reversal Candidateが出た場合、反転候補として注目できます。
ただし、必ずSiaで場所を確認します。
Discount側やBull OB付近なら見やすいですが、中途半端な位置なら見送りも選択肢です。
追いかけ買いの過熱確認に使う

強い上昇銘柄では、ARIAが買い寄りになりやすいです。
その時にEiraがOverboughtに入っていれば、追いかけ買いになっていないか確認できます。
強いから買うのか。
強すぎるから待つのか。
この判断を助けるのがEiraです。
利確を急ぐべき場面の確認に使う

保有中の銘柄で、EiraがBearish DivergenceやBear Reversal Candidateを出した場合は、上方向の勢いが弱まり始めている可能性があります。
ARIAのトレイリングや利確目標と合わせて、利益確保を考える材料になります。
見送り判断の補助に使う

Eiraは、買うためだけのツールではありません。
むしろ、見送る判断にも役立ちます。
Siaで場所が悪い。
Eiraで過熱している。
ARIAもまだ強くない。
このような時は、無理に入らない判断ができます。
3-5. Data Window / アラート連携について

Eiraは、画面上のシグナルを見るだけでなく、TradingViewのData Windowや通常アラートでも確認できます。
最初はチャート上のパネルとラベルだけで十分です。
慣れてきたら、Data Windowで数値を確認し、必要なアラートだけを絞って使うと扱いやすくなります。
Data Window出力

Eiraは、Data Windowにも値を出力します。
主な出力は以下です。

Webhookは現時点では未搭載
SiaにはWebhook向けの動的JSON alertがありますが、現在のEiraではWebhookは未搭載です。
現時点では、Data WindowとTradingViewの通常アラートを使う設計です。
将来的に必要であれば、Webhook対応を追加する可能性があります。
推奨アラート設定

Eiraには複数のalertconditionがあります。
ただし、すべてをONにすると通知が多くなりすぎる可能性があります。
最初は、以下の4つだけを使うのがおすすめです。

慣れてきたら、Money Flow ShiftやPressure入りのアラートを追加してもよいです。
3-6. Eiraを使う時の注意点
最後に、Eiraを使う前に押さえておきたい注意点を確認します。
Eira単体で売買判断しない
Eiraは勢いを見るツールです。
買うか、売るか、保有するかを決める最終判断は、ARIAや自分の投資方針と合わせて行います。
Overboughtは「売り」、Oversoldは「買い」ではない
Overboughtは上方向の過熱、Oversoldは下方向の売られすぎを示します。
ただし、それだけで売買判断するものではありません。
強いトレンドでは、Overboughtのまま上昇が続くこともあります。
強い下落では、Oversoldのままさらに下がることもあります。
Divergenceは遅れて確定する
EiraのDivergenceは、非リペイント重視です。
確定ピボットを使うため、表示は遅れます。
これは欠点でもありますが、過去シグナルが消えにくいというメリットでもあります。
Reversal Candidateは反転確定ではない
Reversal Candidateは、反転圧力の候補です。
反転が確定したわけではありません。
Siaで場所を確認し、ARIAで判断を確認することが大切です。
日足〜週足向け。短い時間足ではノイズが増えやすい
Eiraは、個別株スイングを想定して作っています。
主な対象は、日足から週足です。
短い時間足でも表示はできますが、ノイズが増えやすくなります。
特に5分足や15分足のような短期足では、シグナルが細かくなりすぎる場合があります。
決算・材料・地合いも確認する
Eiraはチャート上の勢いを見ます。
しかし、決算、材料、金利、指数、セクター全体の流れなどは別途確認が必要です。
特に決算直前・決算直後は、テクニカル指標だけでは読み切れない動きが出ます。
出来高が薄い銘柄では過信しない
EiraはMoney Flow Scoreに出来高を使います。
そのため、出来高が極端に少ない銘柄では、資金流入・流出の見え方が不安定になることがあります。
薄商い銘柄では、Eiraのシグナルを過信しすぎないようにしてください。
3-7. まとめ
株式投資で怖いのは、価格が動いた後に、その理由を後づけで探してしまうことです。
上がっているから買いたくなる。
下がっているから怖くなる。
でも本当に見たいのは、その裏側にある勢いと資金の流れです。
Eiraは、勢いと資金流入を読み、「反転圧力」を科学するためのインジケーターです。
ただし、Eiraは魔法ではありません。
Eiraだけで、相場の答えを直接教えてくれるものではありません。
それでも、SiaとARIAの間に入って、勢いの状態を見えるようにするツールとしては、とても強力です。
Eiraが目指す結果は一つです。
追いかけ買いで高値をつかむ回数を減らすこと。
つまりEiraは、強い銘柄に飛び乗るための道具ではなく、飛び乗る前に一度立ち止まるための道具です。
迷う時間が減ることも、自分の判断に納得しやすくなることも、その結果としてついてきます。
Siaの場所の見方は、Sia使い方ガイドもあわせて読むと理解しやすくなります。
https://note.com/observatory393/n/ne6921d44fa17
ARIAの考え方を確認したい場合は、以下の記事も参考にしてください。
https://note.com/observatory393/n/n2e0aa3d9befa
https://note.com/observatory393/n/nd171132df1dd
Eiraは、日米株プラチナプランを6か月以上継続している方向けの限定インジケーターです。
最後に、3つの役割をもう一度だけ確認します。

まずSiaで、そこが買われやすい場所か、売られやすい場所かを見る。
次にEiraで、勢いが続いているのか、弱まり始めているのかを見る。
最後にARIAで、買うか、売るか、保有するかを判断する。
価格だけを見ていると気づきにくい「勢いの変化」や「反転圧力」を、Eiraは見える形にしてくれます。
この順番で見ることで、感情に流されて高値を追いかける回数そのものが減っていきます。
次にチャートを開いたら、まずStateとPressureだけを確認してください。
そのうえで、Siaで場所を見て、ARIAで最終判断をします。
価格だけでなく、場所と勢いと判断を分けて見る。
そのために、チャートの読み方に迷ったら、この二行に戻ってください。
強いから買うのか、強すぎるから待つのか。
場所はSia、勢いはEira、判断はARIA。
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