方言妖怪その弐 皿洗い警察
まだ梅雨の明けぬ東北。降り続く雨は買い物に行く意欲をゴリゴリに削いでくる。
こんな日の晩ご飯は省エネモードに限るだろう。一応息子にメニューは何がいいか聞くだけ聞いたら「ミートソース」とのこと。パスタ、ある。ソース、ある。即採用が決まった。
ミートソースの問題点といえば二つ。白Tを着ていると危ないことと、食べ終わった皿がギトギトしていることである。白Tはなんとか守り抜けたようだが、息子はすぐに皿を片付けなかった。ここで現れたのが、方言妖怪ウルカシナである。

ウルカシナは特に食器の汚れがひどい日に現れる。うるかす=水に浸しておくことを求める妖怪である。今回はミートソースだが、必ず現れるのはカレーの日だ。「カレー食べたらうるかしな」「カレー食べて皿うるかさないのは重罪」と口を酸っぱくして言ってきた結果、息子はちゃんとうるかすようになったが、ある日「重罪ってどれくらい重罪なの」と聞かれて返答に困った。ど、どれくらいだろう…。設定の甘さを詰められ戸惑うの巻。
