方言妖怪その壱 ゴリ押しタイプ
東北も少し前に梅雨入りし、雨が続いていたが、今日は久しぶりに朝から晴れていた。
これは絶好のチャンス。私は学校に行こうとする息子に「プールバッグ持ってきなよ」と声をかけた。今日はおそらくプールの授業はないが、持っていけるときに持っていかないと荷物の多い月曜日にプールバッグまで追加される恐れがある。雨の日も荷物が濡れがちなので、できれば避けたい。やはり今日だ。今日しかない。
しかしうちの息子はこういった私の思いを全力で無視してくる。
「今日じゃなくていい」
今日じゃなきゃダメなんだよ…!
それからしばらく押し問答が続き、最初は優しく「持ってきなよ」と言っていた私も、だんだん荒ぶってきた。最終的に息子が
「ちょっと急いでるので」
とキャッチセールスをかわす人のようなことを言い始めたので
「持ってけで」
「いいから持ってけで…!」
私はプールバッグ持っていくまで絶対逃さないマンと化し、無理やり持たせた。
渋々プールバッグを持たされた息子の背中を見送りながら、なんかこういう妖怪いそうだなと思い、ChatGPTに作ってもらった。その名も、方言妖怪モッテケデ。良かれと思って動いているのに子どもからは嫌がられる哀しき妖怪である。私だよ…!

