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音楽: 「二人三番叟・MANSAIボレロ」と千葉響ラヴェル

Xを見ていたところ、野村萬斎のボレロという面白そうな公演を発見。千葉交響楽団との共演で、チケット代も破格の安さ。交通費を考えても安いかも?と、舞台を俯瞰で見られそうなA席を抑えた。

3月、春分の日の初日。埼玉の奥地から千葉までちょっとした旅へ。千葉モノレールに乗って最寄り駅に到着し、少し歩くと天守閣が見えた。千葉に城があるとは知らなかった。

実は博物館らしい 城。

城が見える方へ進んでいくと、会場の千葉文化会館。今回の公演は、このホールのリニューアル記念とのこと。

演目は、前半が「二人三番叟」、長唄素演奏「勧進帳」。休憩を挟んで、後半は地元のプロオケ・千葉交響楽団によるラヴェル2曲と、メインの「MANSAIボレロ」という構成。

「二人三番叟」は、能楽でも正月や舞台開き、特別な記念日などに演じられるそうで、この日の「ホールリニューアル記念」にふさわしい演目。旋回でぐるぐる回っていき、ボレロとも親和性が高い。そして定番の「勧進帳」はダイジェスト版。躍動感がすごい。

後半は、千葉交響楽団によるラヴェル特集。美しい調べが会場に広がる。1曲目は、悲哀漂う優しい舞踏曲「亡き王女のためのパヴァーヌ」。2曲目は「マ・メール・ロワ」組曲で、この中にも舞踏曲が含まれている。

最後は、千葉交響楽団の演奏による「MANSAIボレロ」。同じリズムを繰り返しながら螺旋状に上り詰めていく構造が、「三番叟」と似ているのだという。鎮魂や祈りが込められた神楽として演じられ、美しく、息をのむような迫力。クライマックスでは、オーケストラの高揚とシンクロしていく様子に目を奪われた。

この公演は、野村萬斎さんがMCのように解説もしてくれる贅沢さ。前半は、見慣れていない長唄や狂言、能楽でも、とても気さくで親しみやすい語り口でわかりやすい。後半は、マエストロを招いてのプレトーク。こちらもとてもよかった。

こういうジャンル違いのコラボ公演、また見つけたら行こうと思っている。

和洋混在な公演ポスター

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