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【第2回】日付の正体は「スッピンの数値」|看護師がExcel迷子にならないための地図

この連載では、「看護師がExcel(エクセル)迷子にならないための地図」をテーマに、
Excelの中でも看護業務でよく出会う部分に絞って、初心者向けにやさしく使い方を解説していきます。

はじめましての方は、よければこちらの「はじめに」もあわせてご覧くださいね。


日付の正体は「スッピンの数値」


今回も前回に続き、「Excelの中身の正体」シリーズ(?)です。
もしかすると、「またまたぁ~、初心者向け操作はまだなの~?」と思った方もいらっしゃるかもしれません。

ですが、前回のテーマ「数字」同様、Excelを扱ううえで「日付の正体」を押さえることも、とても大切な前提になります。

看護学校で最初に受ける「概論」や、看護必要度評価の「前提条件」と同じように、「覚える」というより「把握する」という感覚で気軽に読んでくださいね。


日付データの正体は「シリアル値」という”数値”

Excelで「日付が変になった」「時間を入れたら、わけがわからなくなった」という経験、ありませんか?

たとえば、日付を入れたはずなのに「1900年」とか出てくる謎。
時間を入れたはずが「0.75」という意図しない数字になってしまう困惑。

今回は、日付や時間がExcelの中でどう見えていて、実際にはどう扱われているのか、「スッピンの顔」と「お化粧」にたとえながら、やさしく解説していきます。

Excelを触ったことがある方の多くは、日付を入力するとき、
「2025/1/1」のようにスラッシュ(/)区切りで打ち込んでいると思います。

でも実は、これら日付データの正体は、「シリアル値」という数値
見た目は日付でも、Excelの中では数値データの一種として扱われています。

……"シリアル"? なにそれ食べられるの?

そう思った食いしん坊な看護師さん、落ち着いてくださいね。
ここからは、ちょっと視点を変えて、わかりやすくたとえ話で解説していきます。


Excelで扱える日付には範囲がある

Excelで扱える日付は「1900/1/1」から「9999/12/31」で、「1900/1/1」をシリアル値”1”として日数の計算がされますが、次に、看護の著明な方々の生年月日で解説してみます。

【実際の生年月日でシリアル値を見てみよう】
🔹フローレンス・ナイチンゲール
1820年5月12日 生まれ。
Excelでは、1900年1月1日より前の日付は扱えないため、ナイチンゲールさんの生年月日はシリアル値にできません。残念!

🔹ヴァージニア・A・ヘンダーソン
1897年11月30日 生まれ。
こちらも1900年以前のため、Excelでは正しいシリアル値にできません。惜しい……!

🔹ドロセア・オレム
1914年7月15日 生まれ。

1900年以降☆なので、Excelではちゃんとシリアル値がつきます。

🔹おかずクラブのオカリナさん
1984年8月6日 生まれ。

もちろん余裕でシリアル値OK!
看護師免許を持つ芸人さんなので、ナイチンゲールたちに混じっても問題ありません(?)

看護著明人の生年月日などを例にした、日付とシリアル値の相関関係

「日付」は、書式設定というお化粧をしている

ここまで読んでくださった方は、「日付の中身はシリアル値(数値)」というスッピン姿を知っていただけたと思います。

でも、普通にExcelに日付を入力すると、「2025/1/1」みたいにちゃんと日付っぽく見えますよね。 これ、実は**「表示形式(書式)」**というお化粧をしているからなんです。

つまり、

  • スッピン(中身)はシリアル値という数値

  • 表に見えているのは、日付用にメイクされた姿

というわけです。

これが、**日付データの真の姿(シリアル値)**です。

シリアルはシリアルでも、食べられないシリアル……
それが、Excelの中に潜んでいる「シリアル値」なのです。


和暦と西暦。どちらも“正装”、でも装いが違うだけ

ここでさらに重要なのが、**暦の“装い”**の違いです。
「2025年」と「令和7年」――どちらも同じスッピンを、違う衣装で包んでいます。

例えるなら、

  • 西暦はビジネススーツ

  • 和暦は、式典のときに着る和装や振袖

のようなもの。
どちらも“ちゃんとした正装”だけど、TPOや文化によって使い分けられています。


医療現場では“和暦”も日常。生年月日あるある

Excelの初期設定では西暦表示が主流ですが、病院はちょっと違います。
本人確認や診療情報の中では、高齢の方から「昭和◯年です」と言われることもしばしば。
和暦⇔西暦の変換は、もはや医療現場の日常茶飯事です。

このため、和暦と西暦の見た目の違いを“装い”として理解しておくと、
変換作業や表示形式の設定でも迷子になりにくくなります。


まとめ

日付は、ただの“スッピンの数値(シリアル値)”。
そのままでは何を表しているのかわからないけれど、
書式設定という“お化粧”をすることで、人が読みやすい形になります。

そして、医療の現場では、その“装い”にも気を配る必要があります。
Excelが何をどう見ているかを理解しておくと、
関数やデータ処理でつまずく回数が、確実に減っていきます
☺️

次回は、引き続きスッピンの数値の仲間――
「時間」をテーマにお届けしようと思っています。

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