ストレスの中で生きる人間という存在
「看護は、人間のシステム全体に影響を与えるストレス要因への反応に焦点を当てる。」
Nursing is concerned with the whole person and all the variables affecting an individual’s response to stressors.
— ベティ・ニューマンー

ニューマンは、人間を
環境からのストレスに反応する“オープンシステム”として定義した。
人はそれぞれ、抱えるストレス

人はそれぞれ、違ったストレスを抱えている。
🏙️環境の変化
🤝人間関係
💰金銭問題
🧑🧑🧒家庭内の葛藤
目には見えないけれど、
確かに存在する負荷の中で、日々を過ごしている。
"入院"という新たなストレス

そこに「入院」という出来事が重なる。
それは単なる治療の場ではなく、
人生の流れを大きく変えるイベントだ。
患者は、病気だけでなく
🫤不安
😮💨喪失感
🤢自由の制限
そういったものを一度に引き受けながら、
「患者」としての役割を生きることになる。
看護師としてストレス反応と向き合う

看護師として働いていると、
その“ストレスへの反応”に日々向き合うことになる。
ときにそれは、
クレームに近い形で現れる。
「隣の人の咳やいびきがうるさい」
「大部屋でも窓側がいい」
「部屋が暑い、寒い」
個室を選んでも、
「やっぱり高いから安い部屋がいい」
そう言われることもある。
ふと思う、瞬間

正直に言えば、ふと思ってしまう瞬間がある。
「ここはホテルじゃないんだけどな」
もちろん、それが口に出せない言葉であることはわかっている。
でも、
▶️複数の患者を受け持ち
▶️状態を把握し
▶️他職種と連携し
▶️安全を守りながら
限られた時間の中で動いていると、
すべての要望に応えることの難しさを、痛感する。
日本の医療の平等性

日本は国民皆保険制度により、
誰もが平等に医療を受けられる。
それは本当に素晴らしい仕組みだと思う。
ただ、その「当たり前」の中で、
医療に何を求めるのかが曖昧になる瞬間もある。
けれど、
ニューマンの言葉に立ち返ると、少し見え方が変わる。
これらの言葉はすべて、
ストレスに対する“その人なりの反応”なのかもしれない。
全てを受け入れるのか、どうなのか

だからといって、
すべてを受け入れる必要はない。
すべてを叶える必要もない。
大切なのは、
その言葉の奥にある
▶️不安
▶️恐れ
▶️コントロールを失う感覚
に気づこうとすること。
自分の感情にも気づくこと

同時に看護師も、
自分自身の限界や感情にも目を向けること。
看護とは、
人のストレスへの反応に向き合う仕事であり、
同時に、
自分自身の反応とも向き合う仕事なのだと思う。
AIの発展する中で

どれだけAIが発展しても、
この“揺れる人間同士の関係性”の中で行われるケアは、
きっと残り続ける。
だから私は、
この仕事はやっぱり、価値があると思う。
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