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本当に“悪いのは外国人だけ”なの?”―奈良でへずまりゅうさんを見て思ったこと

へずまりゅうさんがが奈良に現れて、奈良公園でのパトロールを始めたことで、「鹿を守ってくれてありがとう!」という声もある一方で、地元民としてはちょっと気になることも増えてきたんだよね。

確かに、観光マナーの悪さとか、鹿に対する暴力の問題は無視できない。でも、彼の発信や行動にはモヤっとする部分も多くて、今回はそのあたりを整理してみようと思う。

事実を誇張?過激に見せる発信が気になる

へずまさんの発信を見ていて気になるのが、「事実を必要以上に過激に見せる」傾向があることなんだよね。

たとえばよく話題にされている唐辛子事件
「外国人が鹿に唐辛子を食べさせた!」という投稿が拡散されたけど、実際には、唐辛子が落ちている地面の写真と、その人物が写っている画像の地面がまったく別の場所だったんだよね。

それに、鹿って意外と賢くて、危険なものを自分で避けることも多い。
実際、唐辛子は農作物を鹿から守るために「鹿除け」として使われるくらいだし、飢えていない限り自ら口にすることはまず無いと思う。無理やり食べさせようとすれば暴れて逃げちゃうと思うし、犬や猫に薬無理に飲ませる以上に難しいだろうから現実的に考えても無理がある話なんじゃないかな。

そして、これと似た構図だったのが、中国人夫妻とのトラブル

同じく配信者のポケカメンさんとのコラボで一緒にいた時、中国人女性が鹿にペットボトルを使って対処している場面があって、それをへずまさんは「叩いていた!」と大きく取り上げてたんだよね。

でも、証拠だというポケカメンさんの実際の動画では、女性はペットボトルを前に出して鹿を制していたり、軽く払うような動作をしているだけ。へずまさんが言うような「ブンブン振り下ろして叩く」ような動きではなかった。

さらに、ポケカメンさんも話し合いの場面で「女性はずっとこうしてましたよ」と身振りで表現していたけど、それもペットボトルで制する様子で、へずまさんの証言と食い違っているんだよね。そして、動画の締めのあたりでは振り下ろす動作で表現してへずまさんに合わせちゃった。だから、結果的に“盛ってしまっている”ように見えちゃった。

こういうセンシティブな話題こそ、過剰な演出じゃなくて、丁寧な事実の共有が大事なんじゃないかなって思うよ。


なぜ“外国人だけ”を責めるのか

彼の投稿でよく見かけるのが、「外国人観光客が鹿に悪さをする」という内容。でも、実はこれ、ちょっと偏りがあるんじゃないかなって感じてる。

問題行動をするのは外国人だけじゃなくて日本人にもいる。

👉 戯れ一転、頭突きに激怒 奈良の鹿死なせた罪、男に求刑(朝日新聞記事のアーカイブ)

Xでも投稿で報告してくれてる人がいたよね。

こんな風に言葉通じると言い返したり、くどくどと言い訳したり。
ぼく自身も、鹿を面白がって追いかけたり、いじわるしたり、威圧的な態度を取る日本人を見かけたことがある。地元民としては、へずまさんみたいに発信力のある人が「日本人も同じように問題行動をしている」「マナーの問題は国籍を問わずある」って言ってくれることを期待したいね。


鹿だって人に危害を加える。そこに触れないのは不自然

奈良公園の鹿って、野生動物なんだよね。保護はされてるけど、動物園みたいな「ふれあい前提」じゃない。だから、弱いと見た人間を突き飛ばしたり、興味を持ったものを奪ったりすることもある。これは発情期とも限らないよ。

実際、ぼくの知り合いには、子どもの頃に鹿に襲われた経験から「今でもちょっと怖い」と言っている人もいる。奈良の鹿は可愛さや、神鹿だといって神聖さばかりが強調されがちだけど、現実には「人間にも危害を与えることがある」存在なんだよね。

へずまさんは毎日何時間もパトロールしてるわりに、そういう情報は発信しない。ただただ「〇〇人は鹿に悪さをする」という一点張り。地元民としては、こういったバランスの悪さがどうしても気になっちゃうんだ。


専門団体と連携できていない理由

彼は自主的にパトロールをしてるけど、奈良の鹿を長年守ってきた鹿愛護会とは連携が取れていない。というか、彼が奈良公園の管理者によるルールを守らなかったり、指示を全く無視して、協調姿勢が見られなかったために、入会自体を拒否されているらしい。

シバターさんの動画では、他にもいろいろ疑問点や過去に「自分は迷惑行為を重ねて知名度を上げたあとに良い行いのキャラに転身する」といった話も語られていてとても興味深い内容だよ。

こういったことから、「へずまりゅうはTikTok配信で稼ぐためのパフォーマンスをしている」と見られてしまっている部分もある。でも数々の過去の行いが信頼を下げてしまっているのもあるし、長い期間をかけてでも行動で示してしていくしかないんじゃないかな。


威圧と対立が奈良公園の雰囲気を変えてしまった?

へずまさん本人の威圧的な態度や、それを擁護するファンの発言が原因で、SNS上に対立構造ができているのも気になるところ。

「1年も活動を続けてるのがすごい」「何もしてないお前らよりマシ!」みたいな言葉が投げかけられているのを見るけど、それって本当に建設的かな? 

もちろん、奈良公園を毎日何時間も歩き回っているなら体力的にも大変。でも彼は配信者として活動してきた人で、「配信で稼ぐ」っていう自分の土俵の上でやってることなんだよね。

たとえば、「1年仕事を続けてるのが偉い」って言われたら、ちょっと違和感があるのと同じで、それを理由に他人を見下すような発言には納得できないなって思う。

それに、へずまさんを避けるために奈良公園自体を避けてる人もいる。実はぼく自身もそのひとりで、周囲の友人や職場の人にも「遭遇したくないから最近あのあたりには行ってない」って話してる人がちらほらいるんだ。


鹿を守る法整備は、議員がちゃんと動かしていた

ちなみに、2024年7月に鹿への暴行動画が拡散されたとき、奈良県議会議員の佐藤光紀さんがいち早く動いてくれたんだ。

奈良の鹿は動物愛護法の対象外だからこそ、法的にどう保護するかが課題だったんだけど、佐藤さんは抑止力として条例による禁止行為の追加を進めてくれた。

こういう形で制度が改善されていくのって、本当に大切だと思うよ。個人の正義感だけじゃなくて、社会全体で鹿と人との共存を考えていくことが必要なんだと思う。

奈良公園は“ふれあい動物園”じゃない ― 鹿はあくまで野生動物

何度でも言いたいんだけど、奈良公園の鹿は保護されているとはいえ、あくまで野生動物なんだ。
だから、マダニがついていることもあるし、むやみに触れるのはおすすめできない。実際、マダニを媒介にした感染症のリスクもあるしね。

「小鹿に人間の匂いがつくと、母鹿が育児放棄してしまう」という話も事実だけど、マダニのことを考えると小鹿に限らず大人の鹿に対しても、むやみに触るべきではないってことを、もっと多くの人に知ってほしいと思う。

奈良の鹿=“かわいい”“優しい”っていうイメージだけじゃなくて、「野生動物である以上、距離感や接し方には気をつけるべき存在なんだ」ってことも、もっと広く伝わってほしいな。


おわりに

へずまりゅうさんの奈良での活動には、確かに行動力も話題性もある。でも、その一方で見逃せない問題も多い。

彼の活動が「誰かを責めるためのパフォーマンス」ではなく、「みんなで考えるきっかけ」になるようにしていけたらいいなって、ぼくは思ってるよ。


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