「数字でみる行方不明者」ーー人が消える感覚 #73
人が消える、という言葉がある。
都市伝説のように語られることもあれば、
ニュースの片隅に静かに並ぶこともある。
日本では、毎年およそ 8万人前後 が行方不明になる。
この数字は、警察庁の統計にきちんと載っている、
れっきとした「現実」だ。
けれど、
この数字を見ても、
ほとんどの人は何も感じない。
「そんなにいるんだ」
「怖いね」
その程度で終わる。
ここから先は、
この “8万人”という数字を、しつこく、ねっとり、深く、見ていくための文章になる。
1. 「8万人」という数字を、まずは真正面から見る
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