「だいじょうぶ」の合図、届いてるよ 〜HSCの子に伝えたい安心のサイン〜
その繊細さは、宝物
わが子がHSC(Highly Sensitive Child)かもしれない——そう感じたとき、私自身、少し戸惑いました。
小さな物音や、誰かの機嫌の変化にすぐ気づいてしまう。
言葉にできない不安を胸にためこんで、時々泣き出してしまう。
「どうしてこんなに気にしちゃうの?」と周囲に言われて、私も何度も迷いました。
でも今では、この子の繊細さは“強さ”にもなり得ると信じています。
ただ、そのためには「安心できる土台」が必要なんです。
「安心」はことばよりも、空気で伝わる
HSCの子は、言葉以上に“空気”を感じ取ります。
たとえ「大丈夫だよ」と言っても、ママがイライラしていたり、焦っていたりすると、その温度を敏感にキャッチします。
だからこそ大切なのは、「この人のそばにいれば、だいじょうぶ」と感じてもらえる雰囲気や、安心のサインを日々送ること。
以下では、我が家で取り入れている安心のサインを、いくつかご紹介します。
1. いつもの「笑顔」は、なによりの安心サイン
子どもが不安そうな顔をしているとき、私はまず「ニコッ」と笑います。
それだけで「ママは怒ってない」「ママはここにいる」と伝わる気がするのです。
たとえ言葉が見つからなくても、
やさしく目を見て、にっこり笑うだけで、心のトゲトゲが少しずつほどけていきます。
2. スキンシップで伝える「ここにいるよ」
HSCの子は、手の温もりにもとても敏感です。
不安そうなとき、私はそっと背中をなでたり、手を握ったりします。
「だいじょうぶだよ、ママがそばにいるよ」
この一言を、手のひらで伝えるようなイメージです。
とくに、寝る前の時間はとても大切。
「今日もいっぱいがんばったね」と声をかけながら、トントンしてあげると、安心して眠りについてくれます。
3. ルーティンで「今日も変わらない」を伝える
毎朝の「いってらっしゃい」、毎晩の「おやすみ」。
この日々のルーティンも、HSCの子にとっては安心のサインになります。
我が家では、朝はハグをして送り出し、夜は同じ絵本を1冊読んでから寝るのが定番です。
たとえ日中に不安があっても、「家に帰ればいつものママがいる」と思えるだけで、心の支えになるようです。
4. 「気持ちを受けとめる言葉」がけで安心をつくる
「そんなことで泣かないの」ではなく、「泣きたくなるほどイヤだったんだね」と返す。
子どもが感じていることを、まず“受けとめる”ことが、安心の第一歩だと思っています。
HSCの子は、自分の気持ちが「わかってもらえた」と感じると、とても安心するんです。
正解の返事をする必要はありません。
「うんうん、そう思ったんだね」と、心を寄せるだけで十分なんです。
5. ママ自身がリラックスする時間を持つ
最後に、実はこれが一番大切かもしれません。
ママ自身が疲れていたり、余裕がないと、どんなに優しくしようと思っても、うまくいかないこともあります。
少しだけでもいい、自分のための時間をつくる。
温かいお茶を飲んだり、好きな音楽を聴いたり——
それが、「ママの心の安心」を取り戻す大事な時間になります。
ママが安心していると、その空気は子どもにもしっかり届きます。
だいじょうぶ、あなたは愛されてる
HSCの子どもたちは、周りの世界をとても細やかに感じとる力を持っています。
だからこそ、親からの「さりげないサイン」もきちんと届いています。
「だいじょうぶ、ママはここにいるよ」
その思いを、言葉だけでなく、表情や手の温もりで、これからも伝えていきたい。
子どもが心から安心できる毎日を、少しずつ育てていけたらいいなと思っています。
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