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結婚記念日

2025年10月30日。
10年一緒にいてくれてありがとうな記念日。

スマホで下書きしてから紙にしたためた手紙を24時ぴったしにウキウキしながら手渡して。
彼女からの手紙読むの楽しみだなぁなんてワクワクしてた。

手紙を読み終えた彼女。

さあ、手紙をくれたまえ!と言わんばかりの表情をきっと浮かばせてたと思う。いや、絶対にそういう顔してた。

「わたしからの手紙はしかるタイミングで渡すね」

返って来た言葉はまさかまさかなもので。
しかるタイミング?とは??今読みたいってなってたけど、手紙は用意してくれてるみたいだからいっかってあっけらかんとして名残惜しげにおやすみをした。


起きてからやることが山積みな一日。

パートナーシップ宣誓の届け出をするために必要なものを役所の出張所にもらいに行って、駅ナカの休憩スペースでネット登録から届け出までを完了させるがまずクリアするミッション。

役所で必要書類をもらうっていうのがこれまた結構面倒で。
彼女の本籍地どこだ?!って古いメールから探してみたりとバタバタ。
本籍地とかついぞ意識したことなかったからこういう時に困るんだなーって変な感じにしみじみしてしまうという…。
書類のアップロードも写メで大丈夫?!ってなりつつも一つ一つ写メってアップロードして全ての必要事項をクリアして行く。
そして送られて来た届け出承りましたメール。
そこに二人の名前が並んでる粋な計らいにじーんとして嬉しいね嬉しいねってただただ二人で喜びを噛み締めてたら

「はい、これ。手紙」

昨日の夜おわずけを食らった手紙が手渡された。
なんとなく分かってたけど、いざこうしてもらうと嬉しいもので。
待ってましたとばかりに素早く封筒から便箋を取り出して目を通した。
読み進めて行くうちにじわじわと溢れてくる涙。

感情が基本的に一定だから付き合い始めた頃はプレゼントをもらっても上手く感情を出せなくて、嬉しいのかわからないとよく怒られてたのに。
いつの間にか手紙を読むとすぐ泣いてしまうようになってた。
時の流れの長さと重なりを感じる愛しい瞬間の一つ。

「泣き虫だなー」

嬉しそうに微笑む彼女。
ぐすぐす鼻を鳴らして涙を浮かばせる自分。
そして、唇が頬に触れた。
普段人がたくさんいる場所ではもちろんこんなことはしない。
そこら辺はちゃんと弁えてる大人でいようと思ってるし。でも、

「今日は特別だから」

そうやって言ってくれて言葉だけじゃなく行動でも好きだよ、愛しいよを示してくれる彼女のあたたかさに心底惚れ直した。
こういう人だから好きになったんだよなって気持ちをまた強く意識させてもくれた。
ほんとなんだかんだ言って敵わないんだよね。
ここまで好きにならせてくれたのは他ならない彼女だから。
そりゃいつまで経っても敵うはずがない。
20年経っても30年経ってもきっと思い出すし、忘れることなんてこの先きっとない。
何度だって鮮明に甦らせることができる。
そんな忘れられない贈り物を彼女からもらってしまった結婚記念日の話。


この企画に参加させていただいてます!
1225文字ぴったし。やったー。
無理くりなとこはありますが、書いてみました。

noteの街が素敵に灯されますように🕯️

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