あの詐欺師たちが、再び動き出す_カエルの小指/道尾秀介
今回は「あの詐欺師たちが、再び動き出す」小説の紹介です。
"あの詐欺師"と本のタイトルでピンと来る方もいらっしゃるかもしれません。
2009年日本推理作家協会賞を受賞した"あの作品"の続編です。
私も大好きな作品!!
これから本を読む方も既に読んだ方も記事を読んでいただけると幸いです。
以下、「作者」「概要」「物語のあらすじ」「感想」が続き、ネタバレはありません。
『カエルの小指/道尾秀介』
作者
道尾秀介さん
生年月日:1975年5月19日
出生地:兵庫県芦屋市
最終学歴:玉川大学卒業
主な受賞歴:
2004年 恐怖サスペンス大賞特別賞 『背の眼』
2007年 本格ミステリ大賞 『シャドウ』
2009年 日本推理作家協会賞 『カラスの親指』
2010年 大藪春彦賞 『龍神の雨』
2010年 山本周五郎賞 『光媒の花』
2011年 直木賞 『月と蟹』
概要
・単行本発売日:2019年10月
・文庫本発売日:2022年2月
・出版社:講談社
物語のあらすじ
「久々に、派手なペテン仕掛けるぞ」
詐欺師から足を洗い、実演販売士として生きる道を選んだ武沢竹夫に、
訳ありの中学生・キョウからとんでもない依頼が。
母親が残酷な詐欺被害にあったのを境に、厳しい現実を生きることになったキョウ。
武沢は彼女を救うため、かつての仲間を再集結、大仕掛けを計画する。
シリーズ累計70万部の人気作!
感想
本作は前作の『カラスの親指』の世界観を引き継ぎつつも、単なる続編では終わらない一冊です。
読み始めると、懐かしさと同時に「この先どうなるのだろう」という不安と期待が入り混じり、自然とページをめくる手が止まらなくなります。
道尾さんらしい巧妙な構成は健在で、軽快な会話に思わず笑わされながらも、登場人物たちが抱える過去や葛藤に胸を打たれます。
物語が進むにつれて、人を信じることの難しさや、それでも誰かと手を取り合う意味が静かに浮かび上がってくるように感じました。
派手なトリックだけでなく、人間ドラマとしての余韻が強く残る作品で、読み終えたあともしばらく登場人物たちのことを考えてしまいました。
前作を読んだ方はもちろん、未読の方にも前作含めて、是非とも手に取ってほしい作品です。
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