学校が舞台となっている名作ホラー・ミステリー_Another/綾辻行人
今回は「学校が舞台となっている名作ホラー・ミステリー」の紹介です。
転校生の学生が主人公ですが・・・、このクラス何かがおかしい。
そんなところから話が始まっていく、ホラー要素のあるミステリー小説です。
これから本を読む方も既に読んだ方も記事を読んでいただけると幸いです。
以下、「作者」「概要」「物語のあらすじ」「感想」が続き、ネタバレはありません。
『Another / 綾辻行人』(上下巻)
作者
綾辻 行人さん
生年月日:1960年12月23日
出生地:京都府京都市
最終学歴:京都大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修士課程修了
主な受賞歴:
第5回本格ミステリ大賞候補(『暗黒館の殺人』)
日本推理作家協会賞候補経験あり
今まであまり記事にしていませんでしたが、綾辻行人さんの作品も数多く読んでいます。
代表作にデビュー作の『十角館の殺人』があります。
「超×100」有名な本作を書いた作者さんのお話、本当に面白いです。
概要
単行本発売日:2009年10月29日
文庫本発売日:2011年10月25日
出版社:角川書店
物語のあらすじ
夜見山北中学三年三組に転校してきた榊原恒一は、何かに怯えているようなクラスの雰囲気に違和感を覚える。
同級生で不思議な存在感を放つ美少女ミサキ・メイに惹かれ、接触を試みる恒一だが、謎はいっそう深まるばかり。
そんな中、クラス委員長の桜木が凄惨な死を遂げた!
この”世界”ではいったい何が起きているのか!?
感想
あらすじから分かる通り、転校した学校の謎に迫っていく物語です。
学校という空間がより一層不気味さを演出しているのかもしれません。
各所に散りばめられた細かい設定がかなり秀逸で、徐々に明かされていく謎に惹き込まれていく作品です。
また、綾辻行人さんらしい緻密な構成や、ラストでの衝撃の展開には驚きを隠せません。
一方でホラー要素も強いので、ホラーが苦手な人にはやや刺激が強いかもしれません。
ですが、その恐怖の中に「生と死」や「記憶と忘却」といったテーマが織り込まれている点に深みを感じる事は間違いないと思います。
余談ですが、後の作品のあとがきに辻村深月さんの『冷たい校舎の時は止まる』にも影響を与えた作品と言われています。
確かにこの二作は影響を受けたであろう部分があるような感じを受けます。
ちなみに物語も構成も展開も全然違うので、盗作等々ではありません。またそれを疑うような文章ではありませんので、その点はご理解お願いします。
まだ読んでいない方は是非とも手に取ってみてください。
関連商品
Anotherの世界には続きがあり、それが作品として発表されています。
読む際には時間を空けないで読んだ方が良いかなとも思いますし、少し時間を置いても思い出せるような興味深い作品だと思います。
気になる方は以下も併せてご確認をお願いします。
『Another エピソードS』
1998年、夏休み。
両親とともに海辺の別荘へやってきた見崎鳴が遭遇したのは、死の前後の記憶を失い、消えたみずからの死体を探す青年の幽霊、だった。
謎めいた屋敷を舞台に、幽霊と鳴の、秘密の冒険が始まる――
『Another 2001』(上下巻)
始まってしまったら……人が死ぬ。何人もの人が。
多くの犠牲者が出た1998年度の〈災厄〉から三年。
――春から夜見山北中学三年三組の一員となる生徒の中には、三年前の夏、見崎鳴と出会った少年・想の姿があった。
〈死者〉がクラスにまぎれこむ、という奇怪な〈現象〉に備えて、今年度は特別な〈対策〉を講じる想たち。
だが、クラスに広がる不安と疑心が次第に歯車を狂わせていき……ついに惨劇の幕が開く!
名手・綾辻行人が満を持して放つ、圧巻の学園ホラー&ミステリー。
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