言葉の力が世界を変える――『魔王』が突きつける静かな衝撃_魔王/伊坂幸太郎
今回は「言葉の力が世界を変える」静かでメッセージ性のある作品の紹介です。
全然関係ありませんが、私の場合「魔王」と聞くとどうしても見出し画像の「魔王」を思い出してしまう。。。
ただ漢字は「广+マ」に王だったので、若干違和感はありつつも。
本名はジャキ、属性魔法の他、ダークマターが強力でしたね。
すみません、話が逸れました。
伊坂幸太郎さんの『魔王』に話を修正いたします。
これから本を読む方も既に読んだ方も記事を読んでいただけると幸いです。
以下、「作者」「概要」「物語のあらすじ」「感想」が続き、ネタバレはありません。
『魔王/伊坂幸太郎』
作者
伊坂幸太郎さん
生年月日:1971年5月25日
出生地:千葉県
最終学歴:東北大学法学部 卒業
主な受賞歴:
2000年 第25回新潮ミステリー倶楽部賞『オーデュボンの祈り』
2004年 第5回本屋大賞 第2位『アヒルと鴨のコインロッカー』
2006年 第57回芸術選奨文部科学大臣新人賞『死神の精度』
2008年 第5回本屋大賞『ゴールデンスランバー』
概要
単行本発売日:2005年10月
文庫本発売日:2008年4月
出版社:講談社
物語のあらすじ
魔王とは何者なのか?魔王はどこにいるのか?
世の中の流れに立ち向かおうとした兄弟の物語。
会社員の安藤は弟の潤也と2人で暮らしていた。
自分が念じれば、それを相手が必ず口に出すことに偶然気がついた安藤は、その能力を携えて、1人の男に近づいていった。
5年後の潤也の姿を描いた「呼吸」とともに綴られる、何気ない日常生活に流されることの危うさ。
新たなる小説の可能性を追求した物語。
感想
一見すると静かで淡々とした物語ですが、読み進めるほどに社会や人間の本質について深く考えさせられる作品です。
言葉の力や、人が他人に与える影響の大きさが丁寧に描かれており、読み終えたあとにじわじわと余韻が残ります。
派手な展開よりも、日常の中に潜む違和感や不安を巧みに積み重ねていく構成が印象的で、現代社会への鋭い視点が随所に感じられます。
重たいテーマを扱いながらも、伊坂幸太郎さん特有の軽やかな文体のおかげで、最後まで引き込まれるように読めました。
読後には「自分の言葉や行動は、誰かにどんな影響を与えているのだろうか」と自然に考えさせられる一冊です。
関連商品
実は『魔王』には続編が存在します。
こちらも併せて見ないと全容がわからないかもしれませんね。
『モダンタイムス』
恐妻家のシステムエンジニア渡辺拓海はあるサイトの仕様変更を引き継ぐ。
プログラムの一部は暗号化されていて、前任者は失踪中。
解析を進めていた後輩や上司を次々と不幸が襲う。
彼らは皆、ある特定のキーワードを同時に検索していたのだった。
『魔王』から五十年後の世界。
検索から始まる監視の行き着く先は──。
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