【第461回】 Marketing Cloud Next : セグメント配信の柔軟なスケジュール
Marketing Cloud Next Growth & Advanced Edition の Spring '26 の新機能リリースでは、セグメントトリガーフローの繰り返しスケジュールの設定が大きく改善されました。
これまでの繰り返し設定は、
「毎日」(毎日、同じ時間に実行)
「毎週」(毎週、同じ時間に実行)
という比較的シンプルなオプションに限定されていました。

そのため、
「時間単位で動かしたい」
「平日のみ実行したい」
「毎月特定日に実行したい」
「年次バッチを組みたい」
といったユースケースでは、Marketing Cloud Engagement と比較すると柔軟性に制約があるのが実情でした。
今回新たに追加されたのは、以下の設定です。
① 毎時間(Hourly)
② 平日のみ毎日(Daily on Weekdays)
③ 特定の曜日に毎週(Weekly on specific days)
④ 特定の日付に毎月(Monthly on specific days)
⑤ 年次(Yearly)

今回の記事では、これら一つずつの内容を確認します。
① 毎時間(Hourly)

毎時間の設定はとてもシンプルで、
1 時間 ~ 168 時間(7日間)の範囲 でスケジュール設定が可能です。
② 平日のみ毎日(Daily on Weekdays)

これまでの「毎日(同じ時間に実行)」に加えて、
「月曜日から金曜日まで(の同じ時間に実行)」が追加されました。
注意:日本の祝日を見ているわけではないので、祝日にも送信されます。
③ 特定の曜日に毎週(Weekly on specific days)

これまで、単調な毎週(同じ時間に実行)にしか送信できませんでしたが、例えば、2 週間置きのような形で、1 週間置きから最大 52 週間置きまで選択可能になりました。
また「特定の曜日」を複数選択して送信できるようになりました。
④ 特定の日付に毎月(Monthly on specific days)

毎月の設定では、1 か月間隔から 12 か月間隔を選択することができます。例えば、クォーター(四半期)ごとに送りたい場合は「3」と設定します。
さらに、オプションで「月末」や「特定の日付」を指定して設定することも可能です。上の図の例は、毎月 15 日に送信する設定の例です。
※ プルダウンから何か数字を選択すると、「月末」の設定はできません。
⑤ 年次(Yearly)

年次の設定は、特段設定するものがありません。
上記の例ですと、毎年 2 月 18 日 12 時に送信となります。
いかがでしたでしょうか。
正直なところ、ようやく Marketing Cloud Engagement と肩を並べるレベルの柔軟性に到達した と言ってよいアップデートですが、Marketing Cloud Next が「本格運用レベル」へ進化していることを強く感じさせる改善です。
いくつか注意すべきポイントもあります。
各国特有の「祝日」を自動的に除外して配信 する場合は、
別途ロジックの実装(開発対応)が必要です。「毎月末から遡って 5 日前に送信する」といった
相対日付ベースの複雑なスケジュールも、標準機能では対応できないため開発が必要です。
このような高度な日付制御を行う場合は、
引き続き、設計と実装の工夫が求められますのでご注意ください。
今回は以上です。
