【第388回】 Marketing Cloud Next : Content Builder エージェント
Summer ’25 の新機能リリースで「Agentforce(Default)の販売終了」が発表されました。現在も引き続き機能していますが、すでに新機能の追加や機能改修は停止しており、今後は「従業員向け Agentforce」 への移行が必要になります。
これに伴い、Winter ’26 の新機能リリース では、Marketing Cloud 専用のトピックを持つ 標準エージェントテンプレート が新たに追加されました。
トピック名:Campaign Planning(キャンペーン作成用)
⇒ エージェントテンプレート名:Campaign Creation
トピック名:Content Creation(コンテンツ作成用)
⇒ エージェントテンプレート名:Content Builder エージェント

これらのエージェントテンプレートでは、従来の Agentforce(Default)に含まれていたトピックを、それぞれ単体で構成しているため、Agentforce(Default)の後継的な位置づけと言えます。
しかし、今回の変更の大きなポイントは、ブランドの一貫性を確保するための「会社情報」や「エージェントの発言ルール」などを、各エージェントごとに個別設定できるようになった点です。これにより、用途や担当領域に応じた柔軟なエージェント運用が可能になりました。
「Generate Campaign Insights」アクションの追加
なお、今回の Winter '26 新機能リリースでは「Campaign Planning」トピック 内に「Generate Campaign Insights」アクションが追加されました。

「Generate Campaign Insights」アクションとは
メッセージ開封率、クリック率、登録解除率などの主要パフォーマンスデータを自動取得
主要インサイトのサマリーを自動生成
管理者はフローを編集して、このアクションをカスタマイズし、ビジネスに最も関連する指標にフォーカスできます。
またマーケターは、成果が高かった施策と低かった施策を比較し、件名の最適化やメール送信間隔の調整など、具体的な改善提案を導き出すことが可能です。
権限セットの作成と設定
初めて「従業員向け Agentforce」を使う場合は注意が必要です。
この機能は 専用のアクセス権限がないと利用できず、システム管理者であっても例外ではありません。
現在、このアクセス権限は カスタム権限セットとして手動で作成 する必要があります。

手順
「設定」で「権限セット」を検索し、「新規」をクリックします。
以下の内容を入力して、保存します。(サンプルです)
表示ラベル:Grant Agent Access
API 参照名:Grant_Agent_Access
説明:This grants access to the active Agentforce for employee agents(これは有効な従業員向け Agentforce エージェントへのアクセス権を付与します。)
権限セット詳細ページの「Apps(アプリケーション)」セクションに移動し、スクロールして「Agent Access(エージェントアクセス)」をクリックします。
「編集」をクリックします。
「従業員向け Agentforce」の有効なエージェント一覧が表示されます。
「Campaign Creation」と「Content Builder エージェント」を選択し、保存します。
「従業員向け Agentforce(デフォルト)」があれば、そちらも選択して保存します。
権限セット詳細ページに戻り、「割り当ての管理」をクリックします。
「割り当てを追加」をクリックし、アクセスを付与するユーザー(例:自分自身)にチェックを入れて保存します。
これで、「Campaign Creation」と「Content Builder エージェント」の両方にアクセスできるようになったかと思います。権限セットを作ったことで満足して、ユーザーへの割り当てを忘れないようにしてください。

キャンペーンクリエーション利用開始時の注意点
キャンペーンクリエーション機能の利用中に、「Content Builder エージェント」を選択している場合は、ブリーフ生成ボタンが表示されません。

「Campaign Creation」に切り替えるとボタンが表示されます。

よって、必ず「Campaign Creation」に切り替えてから利用してください。
この方法のままだと少し使いづらいため、「Content Builder エージェント」に「Campaign Planning」トピックを追加し、1 つのエージェントを汎用的に活用する方法もおすすめです。
いかがでしたでしょうか。
今回の新機能は、まったく新しい仕組みというよりも、「Agentforce(Default)」の販売終了に伴う移行対応という位置づけです。
とはいえ、今後の運用には一定の切り替え作業が必要になりますので、すでにご利用中の方は早めの対応をおすすめします。
今回は以上です。
