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【第556回】 Marketing Cloud Next : セグメント機能の属性ショートカット

Data 360 の 7 月リリース で、セグメント機能に新しく「属性ショートカット」が追加されました。

これまでセグメントを作成する際、条件に使用する項目が深いリレーション先にある場合は、毎回パスを一つずつ辿って目的の項目を選択する必要がありました

今回追加された「属性ショートカット」を利用すると、一度辿った項目をショートカットとして登録し、次回から簡単に呼び出せるようになります。

具体例で見てみましょう。

例えば、「あるフローから送信したメール内の特定の URL を 3 回クリックした人」という条件でセグメントを作成するとします。

そこで使用するのは、以下の 4 つの項目です。

  1. フローの名前:「SignupTaskReg3」
    ※ こちらは、フローの API 名ではありません。

    • DMO:Email Engagement > Flow Element Run > Flow Element > Flow Version > Flow

    • 項目:Name

  2. フローのバージョン番号:「1」

    • DMO:Email Engagement > Flow Element Run > Flow Element > Flow Version

    • 項目:Version Number

  3. メール要素の API 名:「Email」

    • DMO:Email Engagement > Flow Element Run > Flow Element

    • 項目:Name

  4. クリックしたリンク URL:「https://www.salesforce.com/jp/」

    • DMO:Email Engagement

    • 項目:Resolved URL

※ メールの開封を条件にする場合は、DMO「Email Engagement」の Engagement Channel Action に「OPEN」を指定します。

これらの DMO にはリレーションが設定されているため、セグメント作成時には、以下の図の ① → ② → ③ → ④ → ⑤ の順番でパスを辿って項目を選択していきます。

注意点

設定時には、特に以下の 2 点に注意してください。

  • クリックしたリンク URL には「Resolved URL」を使用する

    • URL に関連する項目として「Link URL」も存在しますが、今回の条件では 「Resolved URL」 を選択します。

  • Flow Element へのパスを間違えない

    • ③ の Flow Element を選択する際、以下の図のようにパスが 2 つに分かれます。

      • Flow Element Run.Flow Element 経由

      • Flow Element Run.Outcome 経由

    • 今回は 「Flow Element Run.Flow Element」経由を選択してください。Outcome 側を選択しないように注意が必要です。

これらの条件を設定してセグメントを実行すると、以下のように対象者を取得できました。

ただし、このような深いリレーションを持つ項目を利用するたびに、毎回正しいパスを確認しながら一つずつ辿っていくのは大変です

特に今回のように複数の項目を使用する場合、パスの選択を間違える可能性もあります。

そこで役立つのが、今回追加された 「属性ショートカット」 です。

一度正しいパスで設定した項目を属性ショートカットとして登録しておけば、次回からは深いリレーションを毎回辿ることなく、必要な項目へすばやくアクセスできるようになります。


設定手順

1. 「フローの名前」を取得するために、DMO:Email Engagement > Flow Element Run > Flow Element (Flow Element Run.Flow Element 経由) > Flow Version > Flow の 項目:Name を探して、キャンバスにドラッグアンドドロップします。

2. 続いて、条件設定のセクションの右端に「☆」マークが登場していますので、こちらをクリックします。

3. ショートカット名と説明を入力したら保存します。あらゆる人がセグメントを利用すると考えると、説明は入力必須とした方がオススメです。

4. 1 つ目のショートカットが登録されると、「ショートカット」タブが登場します。

5. 先ほど登録したショートカットがすぐ利用開始できます。

6. このドラッグアンドドロップした画面では、設定されているパスの情報は分かりませんが、歯車マークをクリックすることで表示可能です。


考慮事項

  • 属性ショートカットを作るための権限セットは以下のいずれかです。

    • データクラウドアーキテクト

    • データクラウドアクティベーションマネージャー

    • データクラウドアクティベーションスペシャリスト

  • ショートカットを作成できる数は、組織あたり 500 個までです。

  • 今後、このようなショートカット機能は、「アクティベーション」にも表示される予定です。


いかがでしたでしょうか。

このような Data 360 の改修も Marketing Cloud Next の運用に大きくかかわってきますので、押さえておきたいですね。知っているのと知らないのとでは効率がだいぶ変わってきます。

今回は以上です。


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