「楽しんでいた」ばかりになってない?3歳児の個別記録が書きやすくなる5つのポイント🌷

3歳児の個別記録、毎回同じ文章になってない?

「楽しんでいた」
「喜んでいた」
「意欲的に取り組んでいた」

……気付いたら、また同じ文章😂

子どもの姿は一人ひとり全然違うのに、いざ個別記録を書こうとすると、

「どう文章にしたらいいんやろ?」

って手が止まること、ありませんか?

私自身、保育の現場で3歳児を見ながら、

「この子のことは分かってるのに文章にならん!」

となることがあります。

でも、個別記録って「きれいな文章を書くこと」よりも、

その子の姿をどう見るか

が大事なんやな、と感じるようになりました。

今回は、私が個別記録を考えるときに意識していることを5つまとめます🌷



①「何をしたか」だけで終わらせない

例えば、

「戸外で友達と鬼ごっこを楽しんでいた。」

これでも間違いではないけど、ここでもう一歩。

私は、

「そのとき、この子のどんな姿が見えた?」

を考えるようにしています。

例えば、

* 自分から友達を誘った
* ルールを理解して遊んでいた
* 負けて悔しそうにしていた
* 転んでもまた走り出した
* 友達と相談してルールを変えていた

同じ「鬼ごっこ」でも、見るところによって記録は全然変わります。

例えば…

「友達を誘いながら鬼ごっこを楽しみ、簡単なルールを共有して一緒に遊ぶことを喜ぶ姿が見られる。」

こうすると、

「鬼ごっこをした」

という活動の記録から、

その子自身の育ちが見える記録

になります。



②「できた・できない」だけで見ない

3歳児って、本当に個人差が大きいですよね。

着替えが一人でできる子もいれば、

「先生やって〜!」

という子もいる。

だから、

できる=○
できない=×

だけで見ないようにしています。

例えば、

「着替えを一人でしようとしない」

という姿でも、

よく見ると、

ズボンだけは自分で履いている

かもしれない。

昨日までは全部先生にお願いしていた子が、

今日は自分でズボンを持った。

それも立派な変化です。

記録にすると…

「保育者に手伝いを求めながらも、自分でできる部分には取り組もうとする姿が見られる。できたことを一緒に喜び、自分でしようとする気持ちにつなげていく。」

「まだできない」ではなく、

今どこまで育っているのか

を見ると書きやすくなります。



③ 一見“困った姿”も、その子の個性として見る

ここ、私は結構大事にしています。

例えば、

「負けず嫌い」

な子。

ゲームで負けて怒ったり、泣いたりすると、

つい「気持ちを切り替えられない」と書きたくなる。

でも見方を変えると、

「それだけ勝ちたい気持ちを持って、意欲的に参加していた」

とも考えられます。

もちろん、困った行動を全部ポジティブに言い換えればいいわけではありません。

でも、

その行動の奥にどんな気持ちがあるんやろ?

と考えるだけで、記録の書き方が変わります。

例えば…

「勝敗のある遊びに意欲的に参加し、勝ちたいという強い思いを持って取り組んでいる。悔しい気持ちにも寄り添いながら、さまざまな気持ちの表し方を経験できるよう関わっていく。」

こんなふうに、

個性+今後の援助

まで考えられるようになります。



④ 「前と比べてどう?」を見る

個別記録を書くとき、

私はその瞬間だけじゃなく、

少し前のその子

と比べるようにしています。

例えば、

以前は友達との玩具の取り合いになると、すぐに手が出てしまっていた子。

最近は先生がそばにいると、

「あとで貸して」

と言えるようになってきた。

まだ毎回できなくても、

そこに成長があります。

記録にすると…

「自分の思いをすぐに行動で表す姿もあるが、保育者が仲立ちすることで、少しずつ言葉で伝えようとする姿が見られるようになってきた。」

「今できているか」だけじゃなく、

その子なりにどう変化しているか

を見る。

これだけでも、個別性のある文章になりやすいです。



⑤ 最後に「次どうする?」まで考える

記録を書いて終わり!

……ではなく、

「じゃあ明日からどう関わる?」

まで考えるようにしています。

例えば、

製作が大好きで、

自分で色や素材を選ぶことを楽しんでいる子。

だったら、

「今後もさまざまな素材や技法に触れられる環境を整え、自分なりに表現する楽しさを味わえるようにする。」

とつなげられます。

記録って、

子どもの姿を見る

育ちを考える

次の保育につなげる

ためのもの。

この3つを意識するだけで、かなり考えやすくなりました🌱



🌷 迷ったらこの3STEP

個別記録を書くときに手が止まったら、

① 子どもの姿

実際に何をしていた?



② そこから見える育ち

その子は今、何を経験している?何が育ってきている?



③ 今後の援助

次にどんな経験につなげたい?

この順番で考えてみてください。



✏️ すぐ使える例文を5つ置いておきます

人間関係

「友達の遊びに興味を持ち、自分から関わろうとする姿が増えている。保育者が必要に応じて仲立ちしながら、友達と思いを共有して遊ぶ楽しさを感じられるようにしていく。」

健康

「身の回りのことを自分でしようとする気持ちが高まり、衣服の着脱にも意欲的に取り組んでいる。自分でできた喜びを感じられるよう見守っていく。」

環境

「身近な自然物に興味を持ち、散歩中に見つけた草花や虫を観察したり、保育者に知らせたりする姿が見られる。季節の自然に十分触れられる機会を作っていく。」

言葉

「経験した出来事を自分なりの言葉で伝えようとする姿が見られる。話したい気持ちを受け止めながら、言葉で表現する楽しさを感じられるようにしていく。」

表現

「自分で好きな色や素材を選び、イメージを膨らませながら製作することを楽しんでいる。さまざまな素材や技法に触れ、自由に表現できる環境を整えていく。」



「でも何人分も考えるとなると、やっぱり大変…」

考え方は分かっても、

実際にクラス全員分を書くとなると、

やっぱり時間かかる😂

「この子、人見知りやけど最近ちょっと友達に話しかけるようになったな」

「この子、負けず嫌いやけどどう書こう?」

「これって5領域のどれ?」

みたいに迷うこともあります。

そこで今、

📚「3歳児担任の個別記録おたすけBOOK」

を作っています。

予定している内容は、

・健康20例
・人間関係20例
・環境20例
・言葉20例
・表現20例

の5領域×20=100例文。

さらに、

「負けず嫌い」
「人見知り」
「マイペース」
「こだわりが強い」
「自分の思いを通したい」

など、

子どもの個性をどう“育ち”として捉えて記録につなげるか

の実例もまとめる予定です。

そして、

「その子の個性と実際のエピソードを入れるだけで、個別記録のたたき台を作れるAI用テンプレート」

も付ける予定です。

完成したらこちらのnoteでもお知らせします🌷

それまでは、まず今日紹介した

「姿 → 育ち → 援助」

の3STEPだけでも、次の個別記録で試してもらえたら嬉しいです。



もし、

「こういう子の記録ってどう書く?」

という悩みがあれば、コメントで教えてください☺️

いただいた悩みも参考にしながら、現場で本当に使いやすいものにしていきたいと思っています。

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