23.03.2026 ロンドンで住んでる部屋が好きすぎる
ロンドンの家探し、House Hunting は戦場だ。
数ある物件の中から不動産屋さんに紹介してもらえる日本とは違って、むしろ家を借りる側が「選ばれる」感覚に近い。
私は5年間で3度の引っ越しを経て、今4つめのフラットで本当に快適に過ごせているが、ここまでの道のりは学びの多いものだった。
次に出す有料の記事で、私がロンドンでどうやって理想の部屋を見つけたのか、具体的な方法や失敗談、絶対に確認するべき項目について詳しくまとめようと思う。
その前にこの記事では、今の私の部屋をとことん自慢する回。笑
私は実家が東京だったので、ロンドンに引っ越したタイミングが人生初めての一人暮らし、家探しだった。
ロンドンでは会社で中堅以上のお給料をもらっていない限り、完全に一人用の家を借りることは難しく、シェアフラット一択になる。
スタジオと呼ばれる日本でいうワンルームの間取りもあるけれど、それでも家賃が高すぎて、学生やアルバイトの身では到底暮らしていけない。
(駐在で赴任してくる場合はまた違った大変さがあるみたいだけどここでは割愛)
私が来た2021年はコロナの2年目だったため、なかなか現地で内見などしている余裕もなく、日本でリモート内見をした部屋にそのまま入居した。
初めての一人暮らし。
実家では味わえなかった静かな時間に、寂しさよりも「なんて贅沢で自由なんだろう」と興奮したのを覚えてる。
幸運にも最初のフラットは、大家さん夫婦がとてもいい人たちで、日本から来たばかりの右も左も分からない私にとても優しくしてくれた。
到着してすぐの隔離期間のために、簡単な食糧を用意してくれていたり、近くのスーパーを教えてくれたり、クリスマスパーティーを開いてくれたり。
でもあとから人に話を聞いていくと、こんな経験はなかなか稀のようで、大家さんと一緒に暮らすタイプのフラットシェアではその大家さんとの関係性やハウスルールの多さに苦労することも多々あるらしい。
2つ目、3つ目の部屋も、自分が住みたいところ・住みたい環境から決められた場所だったので、それぞれにいい思い出がたくさんある。
ただ、今住んでいる4つ目の部屋は、立地・家賃・衛生面・環境、どこをとっても理想的で、友達や同僚に話すたびに「そんなにいい条件の家あるの?!」と驚かれる。
半分は私の家探し運がかなりいいためだと思う。
そしてもう半分は、確実に「どう部屋を探すか」にかかっていると思う。
今の部屋の内見をした時、私の他に内見者が5人くらいいたらしく、問い合わせの時点での脱落者は何十人もいたと聞いた。
今の部屋に決める時の内見で、不思議な”ピンとくる感覚”を感じたのでその時のお話を。
前の入居者の女性が内見をアテンドしてくれた。彼女は第一印象からとても素敵な人で、まだ片付いていない彼女の物でいっぱいの部屋は決して整頓されているとは言えなかったけど、たくさんの絵と植物に囲まれた温かい空間で、私はひと目で気に入った。
ひと通り見終わった後、ふと彼女が「私がこの部屋を出る理由があってね…」と切り出すと、私は直感的にその意味を察した。
私が「えっ…!!!」と驚いていると、
「半年で赤ちゃんが産まれるの」
と嬉しそうに教えてくれた。
私は「おめでとう!!!なんて素敵なの!!きっといいお母さんになるね!!!」って勝手に幸せを分けてもらった気分だった。
彼女には最初からそういう温かい包容力みたいなものがあった。
その部屋に一瞬で惹かれたのも、すとんと腑に落ちた感覚があった。
他にも内見者がいたので他のフラットメイトも含め話し合って連絡をすると言われ、その日は終わった。
翌日、予想以上に早く連絡が返ってきて、「みんなあなたをウェルカムしてるよ!」とお返事をくれた。
こういう、運というのか、縁というのか、
素敵な出会いや思いがけない機会はあって、ロンドンに来てますますその一つひとつが貴重で、かけがえのないものだと感じている。
