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なぜ「熱と余白」なのか ― 建設DXの現場で考えたこと

なぜ「熱と余白」なのか ― 建設DXの現場で考えたこと

僕がITに惹かれた原点は、2つあります。
ひとつは、単純作業をなくしたい、という想い。社会人になりたての頃、一日中ラベルを貼る作業に時間を費やし、「貴重な人生の時間を、こんな繰り返しに使いたくない」と感じた。そこで Excel のマクロで自動化を覚えたのが、すべての始まりです。以来ずっと、技術で無駄をなくし、人がもっと価値のあることに時間を使えるようにすることに情熱を注いできました。
もうひとつは、何事にも興味を持ち、その森羅万象を突き止めたいという好奇心です。知らないことを知りたい、仕組みの奥を覗きたい。その衝動が、新しい技術や分野へ飛び込む原動力になってきました。
その延長で建設業界に絞って現場を歩いたとき、なぜ建設DXが遅れているのか、なぜ生産性が低いと言われるのかが、自分なりにはっきり見えてきました。
建設の仕事は、デスクの上だけにあるわけではありません。現場監督も、管理者も、技術者も、その多くが「現場」で仕事をしています。だから本当に必要なのは、デスクワークをAIで片付けることだけではなく、現場そのものをどうDXするかという、もっと根の深いテーマなのだと思います。
ここが、他業種との大きな違いかもしれません。だから建設はDXやAIの導入が進みにくく、生産性が低いと言われてしまう面があるのではないか。現場を歩いて、そう感じました。
でも、世界を見渡せば、いまフィジカルAI(現実世界を知覚し、働きかけるAI)への関心が急速に高まっています。僕らがまず取り組むのは、その「知覚」の入口にあたる部分です。現実の建設現場をAIで「見て、理解する」こと。第一弾として目指すのは、LiDARや画像から、BIMやCADへ。現場をそのままデジタルに変えていくことです。そして、その先に、現場の作業そのものを支えるAIへとつなげていきます。
それでも現場には、ラストワンマイルの、手つかずの非効率がまだ残っています。僕がずっと向き合ってきた「無駄をなくす」という原点そのものです。私たちは、それも一つずつ拾っていきたいと考えています。
この仕事に賭けます。建設業界の人に喜ばれるように。そして、それを扱うすべての人が、豊かな暮らしを送れるように。
昨年、創業メンバーで決めたキーワードがあります。「Curiosity Challenge」。今になって思えば、これは僕の2つの原点そのものでした。熱は、挑戦(Challenge)。余白は、好奇心(Curiosity)。 余白から好奇心が生まれ、好奇心が挑戦の熱になる。だからこの場所を「熱と余白」と名づけました。


その「熱」を、いま何に注いでいるか。
現実の建設現場を、iPhoneやLiDARで手軽にデータにして、図面やBIMへ。そして現場に残る“手つかずの非効率”を、一つずつ拾っていく。——その、実際に手を動かしてみた話を、こちらにまとめました。
図面がない。それでも、iPhone一台から始められる ― 現場DXの2つの実例と、仲間募集
もし「うちの現場でも」と思うことがあれば、一緒に解いていく共創パートナーとして、気軽に声をかけてください。
▶ One Technology Japan:onetech.jp
それから、ほぼ毎日、気になったベトナムの建設ニュースも、日本企業の目線で“3分で読める”ように配信しています。
3分でわかる ベトナム建設ニュース
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