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2026年5月

何気ない会話の中で、無意識に「フルフル」という言葉を使っていた自分にびっくりした。最近巷でよく聞く気がする「フルフル」。意味的には「フル」と同じはずで、要は「ほぼ」でいいのに「ほぼほぼ」と言うみたいに「フルフル」が幅を利かし始めている(と勝手に感じている)。そのうち「やややや」とか「多々多々(たたたた)」とかの言葉も出現するかもしれない。ないか。

5/1(金)

GW前後の中途半端な平日に有休を取ることで大型連休を更にグレードアップさせる人が一定数いるので、その分出社組は小忙しくはなるものの、若干気を遣う先輩とかも休みなので気分的には気楽でありがたい。営業時間終了間際に問い合わせをしてくるクライアントの文句を皆で言いながらそれでもまあ善意で対応するか、という流れの中で「当たり前じゃねえからな!」というフレーズを(おもしろいかなと思って)言ってみるが、当然職場の人は誰一人として極楽とんぼが復活したときのめちゃイケの加藤浩次の台詞など知る由もないため、普通に無視されて終わった。「ただ突然口が悪くなった人」として連休前の勤務を終えた。

旧Twitterではアジカンのゴッチがまた理不尽に軽炎上していて胸が苦しくなった。ゴッチといい、爆笑問題の太田さん(ないし光代社長)といい、SNSのリプ欄やYouTubeのコメント欄をちょっと覗いたもんなら必ずと言っていいほど人を人と思わない残酷な言葉が目に入るので毎度心がグシャグシャになる。両人とも「俺はたまたま耐えられたから良いけれど」という前置きをしながらメディアで話しているのをよく耳にする。本人の気持ちを想像して勝手に落ち込んだり喜んだりするのもあまり良くないと思いつつ、「たまたま耐えられたから良い」ワケがないだろとも思ってしまう。どうか死なないでくれと勝手に祈ることしかできない。

5/3(日)

憲法記念日。有明防災公園で行われた憲法集会へ行った。スピーチには間に合いたかったがここ最近本当に朝起きれず、結局14時頃に到着。「行った」という事実を大事にしていく。正直、去年のGWにはこういった会があることすら知りもしなかった。

国際展示場駅からちょっと歩いて会場に着くと、集う人は皆思い思いの過ごし方をしていた。噴水で子どもを遊ばせているお母さん、レジャーシートを敷いてご飯を食べている人、バーベキューを楽しむグループも。傍らにプラカードを置いたりして、それぞれに意思表示をしていた。

フォトスポット(?)あるんだ〜とか

あと今回、初めて自作のプラカードを持って行った。ダイソーで買ったA4サイズのカードケースにセブンイレブンでカラープリントした紙×2を両面に入れて完成。合計230円(税込)。

プラカード表面。アジカンの某曲から引用。自己満足。
プラカード裏面。これは私のお気持ち。自戒でもある。

これを持って歩いてるだけでかなり「参加してる感」が出る。スピーチの終盤の方を聞きながら公園内を歩いていたら、一人の中高年の女性の方から「プラカードの写真撮ってもいいですか?」と声をかけてもらった。「ちゃんと外交しろってことですよね?」そうです、と。来て良かったなと思った。

参加人数は5万人だったそう。

帰りに家の近くの書店でROCKIN’ON JAPAN 6月号を買った。アジカン熱の昂りに任せて15年か20年ぶりに音楽雑誌というものをレジまで持っていったが、定価が1,000円を超えていてびっくりした。別冊付録のVaundyのブックレットのせいでもなさそう。

夜、得意の出発直前荷造り後バスタ新宿へ。寝ながら移動したい人が集まっているだけの場所なのにどうしてここまで殺伐としているのか。京都行きのバスに乗る。

5/4(月)

とにかく安い4列シートの夜行バスを選んだらブランケットすら付いてない「本当にただ移動するためだけのバス」だったので、自分でも寝てるのか起きてるのかよくわからない状態のまま一夜を過ごした。バキバキの身体で朝6時半頃に京都駅へ到着。とりあえずの礼儀としてくるりを聴きながら電車に乗り、妹が住む町まで移動した。駅まで迎えに来てくれた妹と共に最寄りのデイリーヤマザキ(早朝なのでかなり眠たい品揃え)で朝食を買い、そのまま自宅訪問させてもらった。

妹が住むちょっと古めのマンションは歴代の彼女の住まいと比べたら格段に広く日当たりも良好で、都内のファッキンtiny room(←ノエルの言い方)に暮らす身からすると率直に素敵な部屋だなと思った。ただ、洗面所の天井の壁紙がどうやっても剥がれ落ちてくると言って毎日ガムテープを貼り直しており、気の毒すぎてウケた。

ちょっと寝たりとかして昼前までダラダラ過ごす。今回の遠出の目的は単純に「妹の家に行ってみたい」だったので、この時点で既に目的は達成してしまったが、せっかく京都までやって来たからには何かしら土地の空気を楽しみたい気持ちもあった。とはいえ世間はドチャメチャ連休中、有名な神社仏閣は人混みがすごいだろうということで、間をとって(?)京都府立植物園へ行くことにした。

妹は自前のチャリ、私は悪名高いLOOPの電動自転車をレンタルして加茂川沿いを走った。電動自転車というものに初めて乗ったが勝手に加速して怖かった。怖くてラクだった。加茂川の風景はいつ見ても爆裂に癒される。生き物も人も自由な過ごし方をしていて、この川があるだけでもう何て良い町なんだとか思ったりする。

妹おすすめのタイ料理のお店でパッタイを食べ、近くの雑貨屋を気まぐれに覗き、コンビニのアイスコーヒーを片手に植物園に入る頃には既に15時というナメっぷりだった。気合いの足りなさが災いして雨まで降ってきたので、とりあえず温室の展示を見ながら雨宿りをすることにした。

『フクシア展』というのをやっていた。こういう形のポケモンがいたと思う。
ハッピー。
アンチエイジング。
とにかくフクシアだった。

温室を出ると、雨足は更に強まって絶望的な天候となっていた。妹が辛うじて持っていた1本の折り畳み傘に2人で入り、半泣きでネモフィラとか見た。

写真だと伝わらないが、めちゃくちゃ雨が降っている。そうまでしてネモフィラを見たい人。

程なくして奇跡的に雨は止み雲の隙間から陽が差してきた。ちょうど季節柄、バラ園が見頃を迎えていた。色とりどりのバラに雨粒が光ってきれいだった。

関西ならではっぽくてうれしい。

濡れたサドルを拭きチャリで帰宅。夕食は出町商店街のスーパーで買ったお惣菜を適当に食べつつダラダラした。妹が風呂に行っている間、ドラマ『銀河の一票』第3話を観てめちゃくちゃ泣いた。

5/5(火)

京都2日目。と言いながら例によって混雑が予想される神社仏閣を避けた結果、この日は滋賀県の琵琶湖博物館へ行くことにした。もはや京都ですらない。JR草津駅(あの草津ではない!)まで行き、そこからバスに乗り換え。トータル片道1時間ちょっとの移動。

「琵琶湖が海じゃないって初めて気づいた人はびっくりしただろうね」と妹が言った。数日前に全く同じ内容のツイートが旧Twitterでバズっていたのを見かけたので、多分無意識で言ってるんだろうなと思い黙っていたが、後日数人の友人に琵琶湖のお土産を渡した際、既にTwitterを辞めている方を除いたほぼ全員が同じ返しをしてきたのは少し怖かった。皆その人なりの琵琶湖エピソードを捻り出して私と話すときの間をどうにか埋めようとしてくれているんだなと思うとありがたくもあり居た堪れない気持ちにもなった。

11時半頃に到着。チケットを買って入館し、真っ先にレストランの予約を取る。割と時間との戦いだったので早めに動いておいてよかった。
呼び出しを待つ間、博物館の裏にある本物の琵琶湖を見に行く。初・琵琶湖。

あぁ〜良い〜
良い〜
カワウかなと思っていたが、オオバンという鳥のようだった。
カラス。
カラス。
ちょうちょ。
他所で見たことがない気持ちの悪い草。

満足して館内に戻り、レストランに入る。ブラックバスの天ぷらが食べられると聞いていたので楽しみにしていたが、

Oh……

ブラックバス不漁というのはむしろ良いことなのか?残念ではあるが仕方ない。

代わりに琵琶マスの天ぷらがついたセットを食べた。味はシャケだった。(マスだからそうだろう)

血糖値をブチ上げ、満を持して展示室へ。

琵琶湖に住む生き物が展示されている。
琵琶湖の主、ビワコオオナマズのコーナー。
これはビワコオオナマズではない。
これもビワコオオナマズではない。
これが多分ビワコオオナマズだが、隠れすぎていて何も分からなかった。
どこにでもいる鳥がいるのとかもうれしい。
琵琶湖以外の世界の湖コーナーもあり、バイカルアザラシがいた。換毛期で眠たいらしく、ほぼ動かなかった。

博物館なので資料や標本の展示室も当然あり。時間がなく、駆け足気味になってしまったのが悔やまれた。

江の島といい、水辺の土地にはやっぱ龍伝説があるんだなと思った。ちなみにこの龍は関西弁だった。

閉館ギリギリまで見て回った。楽しかった。

帰りのバスが1時間に1本とかだったので、近くの道の駅的なところまで歩いて時間を潰した。職場と友人へのお土産もここで買った。

とにかく喉が渇いていた。ご当地サイダーで回復。

日が傾いて風が吹くとむちゃくちゃ寒かった。震えながらバス待ち。何とか草津駅まで戻り、せっかくだから地のものを食べたいとなったが良い感じのお店が見つからず、割と普通の居酒屋で晩ごはんを食べた。

普通の居酒屋でめちゃくちゃ寿司を食べた。

5/6(水)

京都最終日。NHKでたまたまやっていた大阪万博の大屋根リングを解体するドキュメント番組が面白くて結局最後まで観る。予定より大幅な遅れを取りながらもバスに乗って街へ出て、妹が前々から気になっていたという洋食屋さんでハンバーグランチを食べる。調理から配膳から完全ワンオペの大変そうなお店だったがとても美味しかった。

「どんグリル」というお店。

昼食後は近くの京都御所を散歩した。

天国的風景
「敷地に入ってから家まで遠すぎてイライラせんかったのかな」と言ったら妹から「帝は歩かないから。籠に乗ってるから」と一蹴された。

中は有料だったら別にいいか、ぐらいの(天皇に対する)興味のなさだったが無料開放されていたのでホイホイと見学した。まったく現金な人間であった。

唯一観たことがある大河ドラマ『光る君へ』の知識一本で臨むも、どの建物も「見たような見てないような……」で終わった。結局何も覚えていない。

海外の団体ツーリストが一斉にカメラを向けているスポットがあり、何かと思ったら

Big Birdだった。
かっこいい……。
カモもいた。

御所を一通り見て、そのまま歩いて妹の家に戻った。途中で寄ったコンビニでアイスを買い、帰って食べた。人んちで食べるコンビニアイスの美味さ。

帰りの新幹線の手配を一切していなかったことと、今日がGW最終日であることに今更ながら気づく。当然指定席は何もかも残っておらず、SNSを見るとひかりの自由席すら人が乗り切れず、後続列車に乗るように促されたりしているようだった。私は果たして帰宅できるのだろうか。

憂鬱な気持ちで18時頃に京都駅へ。志津屋で夕食用のカルネを買い、改札前までわざわざついて来てくれた妹とお別れして新幹線のホームへ。無事東京まで戻れたら何でもいいので、こだまの自由席に乗ることにした。反対ホームではひかりに乗り切れなかった人が列を作り直していた。
しばらくしてホームにやって来たこだまの自由席は拍子抜けするほどガラガラだった。爆睡をかましつつのんびり横移動して、自宅に着いたのは23時だった。

5/10(日)

友人のPさんに誘ってもらい、府中で映画『ひつじ探偵団』を観る。あらすじからして絶対面白いやつだと思っていたが、想像以上に面白くてよかった。声出して笑えるところもあれば差別問題を織り込んだ部分もあり、最後はやたら泣けてしまった。

映画の後はカフェとタイ料理店をハシゴ。Pさんからは最近のお笑いの話や生活の話などを聞いた。何故かドリップコーヒーのセットまでいただいてしまった。感謝。タイ料理は、メニュー表では唐辛子のマークが1個しかついていなかったソフトシェルクラブのなんちゃら炒めが唐辛子マーク1個どころではない辛さで美味しかった。こういうシブいエスニック料理のお店がなくならないでほしい、切実に。

5/12(火)

GW期間中に聴けてなかったラジオをradikoのタイムフリーでちまちま追う。文化放送『武田砂鉄 ラジオマガジン』は毎週月曜と火曜だけ掻い摘んで聴いているが、5月5日の中島岳志さんの話が個人的に目から鱗だった。(以下、PodcastアーカイブのURL)

「今さえ良ければそれでいい」といって過ぎたこと・未来のことを軽んじる態度は自分にも思い当たる節があるからこそ、省みて矯正したい。

午後休を取っていたが絶妙な間の悪さでクライアントからの連絡が相次ぎ、結局1時間近く余分に働いた。
ようやく退勤後、友人のMちゃんと待ち合わせ。カフェでだらだらしゃべった後、恵比寿ザ・ガーデンホールで行われた第28回東京03単独公演『満更じゃないから』へ。

今年も貫禄たっぷりのクオリティ。毎年こんなにすごいものをコンスタントに見せてくれるのはとってもありがたい一方で、ライブの準備期間中に飯塚さんの奥さんがワンオペ家事&育児による過労で入院してしまったという話もラジオで聴いたりしたので複雑な気持ちになる(※既に退院はされているとのこと)。当然、本人の収入に直結する興行なので簡単に「家族のために休め!」とかは言えないが、もうちょっと何か、全員が健やかな状態を保ちながら回せるやり方はないのかなとか思ってしまう。私が考えることじゃないのは分かってるのだけど。

終演後はMちゃんと餃子屋さんに入り、ライブの感想戦。楽しかった。

※以下、直接的なネタバレはないけど単独ライブの話です(現在全国ツアー中なので、何の前情報も入れたくない人は飛ばしてもらえればと)※

↓↓↓

ここ数年の東京03のネタは何というか、「これがやりたい」という核の部分がどんどん明快になっていて、小手先のテクニックに頼らないシンプルな台本になっている感じがする。そんな素材の面白さを、3人の凄まじい表現力で増幅させまくって大爆発させているイメージ。横綱相撲にも程がある。
オークラさん作のトリネタは、正直なところ角田さんの役の言動がめちゃめちゃネトウヨの主張みたいに見えてしょうがなかった。トーンポリシングだよなと思いつつ、私自身も「言い方がな〜」と思ってしまうときはあるので難しい。もう少し咀嚼したい。

当日の恵比寿駅構内は奇しくもこんな感じだった。一時期都内のどこの駅にもこの広告がデカデカ掲示されていたが、ご本人は電車乗りづらいだろうなとか余計なことを考えた。

5/13(水)

2日連続午後休。前日の反省を生かし、強い気持ちを持ってすんなり上がれた。高円寺へ移動し、蟹ブックスへ寄る。ちょうどグランジの五明さんが来店していて、店内には五明さんと店主の花田さんと私の3人だけという緊張感ある時間を過ごした。目当ての本が見つからず、勇気を出して花田さんに聞いたら生憎在庫切れとのことだったので、悩んだが結局何も買わずに店を出た。

デニーズで昼食&作業をし、夜は座・高円寺2にて『東京コントメンR』へ。

先月は大阪まで見に行ったASH&Dの事務所ライブだが、年2回のこのライブを見るたび、自分は「お笑い」が好きなんだと勘違いしそうになってしまうほどにはASHの芸人が作り出す物腰柔らかい空気感が心地よくて毎度うれしい。ザ・ギースのJASRACのコントが特に好きだった。
他事務所ゲストのオダウエダもすごく面白かった。個人的に近年はもう吉本という会社に極力課金したくないという気持ちが先行してしまい吉本の劇場にはほとんど行かなくなってしまったが、こうして非吉本の事務所が主催するライブに出ている吉本芸人を見るとその人本来の魅力だったり面白さを余計な感情なしで純粋に楽しめて良いなと思う。

終演後はDさん、Mさんとコメダで感想戦。Dさんが出したZINEの新刊を買い、Mさんからは何故かシャボン玉セットをもらった。最近会う人会う人から色んなものをもらっている気がする。皆やさしい。

皆で食べるコメダのパーティー感。

5/15(金)

定時退社し、ザ・ぼんち×ヨネダ2000のツーマンライブ『ボンチ2000』を見に野方区民ホールへ。野方でぼんちを見られるなんて!20時という開演時間も終業後に行きやすくてありがたい。ちなみにザ・ぼんちはこの日、都内の別会場(IMMホール)の寄席に2ステ出演してからの20時野方というスケジュールらしかった。70代の大師匠だろうが容赦なく働かせる会社、吉本興業。

ザ・ぼんちのことは昨年の『THE SECOND 2025』ですっかり虜になってしまい、以来東京で見られる機会があればなるべく足を運ぶようにしている。陽のパワーを大暴走させて皆を笑顔にするおさむちゃんと、上品かつクールながら常に心に情熱を滾らせている猛獣使いのまさと師匠という一見正反対のコンビが実は高校の同級生という事実、なんて美しいんだとか思ってしまう。つくづく私は「お笑い」が好きなんじゃなくて、そこにある「関係性」だったり「物語」にときめいているよなと思う。出自がオタクすぎる。

まさと師匠「ヨネダ2000さんは、この会場はよく使いはるんですか」
誠「ここはサノライブという芸人しか使ってない劇場です」w(客席爆笑)
まさと師匠「今すごく(客の)反応あったけど、サノライブさんという方は東京ではすごく応援されている方なんですか?」ww
誠「いえ、サノライブは誰からも応援されてません」ww

まさと師匠の口から「サノライブ」という音が発せられているのが面白すぎてめちゃくちゃ笑った。その後、まさと師匠の中でサノライブの存在がすごく大きなものになってしまい、漫才の冒頭でも「今僕はサノライブさんのことが気になってしょうがない」と言っていて最高だった。
ぼんちとヨネダで漫才2本ずつ+企画コーナーという構成だったが、まさと師匠は1本目のネタに入る前に「新ネタと、今一番ウケると思うネタ2本やります」とはっきり宣言していてしびれた。

そんなわけでぼんちのネタは「AI漫才」とザセカ決勝でもやった「クイズ」の2本。「AI漫才」は以前にも見たことがあって(※新ネタの概念が昔と今で違うのか、おそらくまさと師匠は「ここ5年以内に作ったネタ」ぐらいのものを新ネタと称している感じがする。)本来はオチの伏線回収がやたらと美しいネタなのだがその肝心のオチ台詞をおさむちゃんが完全に忘れてしまい、何回振り直しても出てこないので見かねたまさと師匠が「オチの台詞全然違うけどもうそれでええわ、おおきに!」とまとめて終わらせていたのが良かった。無敵すぎ。

ヨネダも当然面白くて、特に俳句のネタはくだらなすぎて笑った。その後の企画コーナーは「ザ・ぼんちにヨネダ2000のあややのネタを完コピしてもらおう」という私が吉本の寄席を嫌いな理由が全部詰まったような最悪なものだったが(※客席は沸いてました。)、そのあたりもやっぱりザ・ぼんちがすごくて、伊達に吉本に50年所属してないっていうか元祖アイドル漫才師としてこんなの死ぬほどやらされてきたんだろうなっていうか、その場の空気を全く悪くすることなく全力でお客さんの期待に応えていて唸った。そんなわけでおさむちゃんの桃色片想い、まさと師匠のドリブルシュート拝めました。

一回普通に終演した後、再度舞台に戻ってきて写真撮影タイムを設けてくれたのもまさと師匠の計らい。どこまでも粋。
絵になる4人。

5/16(土)

東京芸術劇場へ。ロロ『ウルトラソウルメイト』14時の回を観劇。
「あ、この人死にそうだな」という役はやっぱり中盤で死んでしまった。けれどもロロの作品はいつだって、消失とともに「全部ある」という景色を美しく描くのだった。忘れたり見えなくなったり離れ離れになってしまったことも、風のように呼吸のように今でもここに漂わせて。
以前、コロナ禍のときの『爆笑問題カーボーイ』で太田さんが「高校時代は一人も友達がいなかったけど、別に周りの皆のことが嫌いだったり面白くないわけじゃなかった。皆が楽しそうにしてるのがうれしかった」というような話をしていたことを思い出した。そういう切なくてやさしいまなざしがロロの作品には通底してあるような気がする。

5/23(土)

浅草九劇へ。爍綽とvol.3『裏緑特技悲喜話』17時の回を観劇。
脚本はTHE ROB CARLTONの村角さん、そして主演はザ・ギースの尾関さんということで色々と気になったのでチケットを取ってみた。ドタバタでばかばかしくて面白かった。「あ、そこで終わっちゃうんだ」という物足りなさは若干あった。
身長190センチあるオジェのことをお笑いの現場では多分もう何百回と見ているはずだが、演劇作品の中で見ると何だか新鮮にデッカイなと思って笑ってしまった。きっとお笑いを見に行くときは「さあこれからあり得ないものを見るぞ」というマインドに自然となっているんだろうなと思ったりした(こう書くと実際にそのサイズ感で現実世界を生きているオジェに失礼だが)。でもオジェの魅力は、すごく大きいのに加害性を一切感じないところにあるなと舞台を見て改めて思った。そしてやたらと不憫な目に遭うのが似合う。

終演後、友人のOさんとPさんに見つけてもらい、浅草の「AIが考えた日本」的なイカツイ商業施設で一緒にもんじゃ焼きを食べた。何が笑えて何が笑えないかの線引きが人によって全然違うな、というのが話してて面白かった。
Oさんは翌日からブルガリア出張だと言っていて、私は「ブルガリアといえば琴欧州ですよね、愛子さまが昔好きだった…」という台詞が喉元まで出かかっていたが、それを言ったところで場がどうにもならないことを正しく予見して黙っていた。10年前なら平気で口に出していたと思うので、そういう面では大人になったなと思う。

5/24(日)

昼過ぎ頃、割と突然連絡が来るでお馴染みの友人・Mちゃんから「今都内にいるんですけどよかったらちょっと遊びませんか?」とLINE。私の家の近くまで来てくれるというので現在地を聞いたらめちゃくちゃ遠いところにいたので笑ってしまった。フッ軽すぎる。
色々と提案したものの結局Mちゃんがこっちまではるばる来てくれることになって、遅めのランチとお茶をした。愚痴とかしゃべった。

5/29(金)

定時退社し国会前へ。『せんそうさせない緊急アクション』へ行った。華金なのによ。(※先月のデモについてはこちら
例によって霞ヶ関駅から国会前へ向かう。横断歩道の先に、「参加者の方はこちら」と書かれた看板を掲げる警察官が目に入り思わず失笑する。「参加者」というのが何の参加者のことを言ってるのかさっぱり分からなかったので看板に描かれた矢印とは反対の道を歩いていくと、結果的にそっちの方がスピーチを行っているメイン会場に早く着いた。警察は相変わらずカラーコーンと仕切りバーを立てて「参加者」を整列させていたが、思いっきり点字ブロックの上に人を並ばせるのはどうなのかと思ったりした。

ぐるっと歩いて前回と同じような場所に落ち着き、スピーカーごしにスピーチやコールを聴いた。かっこいい感じのラップをやっている人もいたが、早口のものはスピーカーごしだと何て言ってるか分かりづらいなとも思った。切り抜き動画もだいぶ出回っていたが、東大の本田由紀教授のスピーチが毅然としていて背筋が伸びた。

日本国憲法を皆で読み上げる時間もあった。前文は中学の頃に暗記させられたので未だにちょっと覚えているが、当時はバカすぎて意味なんて考えていなかった。今こうして読み返すと本当に崇高で尊い文章だなと思う。変わらないでほしい。

バカみたいなカラーコーン。

5/30(土)

特に予定もなく寝たり目覚めたりを繰り返し12時頃ようやくベッドから出る。ここ最近、金曜日の夜は無意味に朝4時とか6時くらいまでダラダラとスマホを見てしまう生活になっているので、その分土曜日に皺寄せがくる。

夕方、やや久しぶりに近所のスーパーへ行く。自炊の脳はほぼドブに捨ててしまったため野菜を買う機会も減ってしまった。気まぐれに買った新玉ねぎとトマトを生のまま和えたものにポン酢とマヨネーズを適当にかけ、更に納豆も入れたものをうどんにのせて食べた。不味くはなかったがとにかく新玉ねぎが辛かった。
調理後も長らく手の玉ねぎ臭がとれず、しばらくの間何を食べても自分の手が臭くてやってられない時間が続いた。

5/31(日)

髪を切った。トマトと新玉ねぎとえのきと卵を使ってパスタを作った。新玉ねぎは火を入れると一気に甘くなる。甘いパスタができた。

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