2026年4月
数年前のことだが、東京03のアプリラジオに送ったメールが読まれ、その特典として角田さんの私物2点が当たったことがある。一つは割とよく見る庶民的なブランドのショルダーバッグだったのだが、これが小さいのにたくさん入るしデザインもシンプルでかわいいので、芸能人の私物と思えないくらいカジュアルに使わせていただいており現在に至っている。私は東京03の中でも特に角田さんのままならなさみたいなものが好きで、(有料のファンアプリに加入しているほどには)ファンなのだが、好きな芸能人の私物をガンガン普段使いするという行為がやや一線を超えている感は一応自覚しているので、このことは妹とごく少数の友人以外に話していない。妹は私の家に泊まりに来るたび、当該のカバンのことを「角田」と呼んでいる。
ちなみに、当たった私物のもう一つは卓上扇風機だった。こちらも妹に見せたところ、「芸能人でもこんな小さい扇風機使うんだね」という意外な視点の感想が返ってきた。
4/2(木)
午後休(厳密には代休)を取り、関西から夜行バスでやって来た妹と新宿駅で落ち合う。今年やたらと会っている気もするが、フリーランスで働いている妹は今の時期が割と閑散期らしい。忙しいときは本当に忙しい人なので、たくさん遊んでもらえればと思う。今回のメインイベントは、2日後に行われるASIAN KUNG-FU GENERATIONの結成30周年記念ライブである。
タワレコに寄り、買いそびれていたアジカンの新譜『フジエダEP』を購入。遅めのランチ後、新宿ピカデリーへ移動し『私がビーバーになる時』を鑑賞。何の前情報も入れずに観たが、想像以上に良かった。環境問題だけでなく多文化共生や領土問題も孕んだ内容だった気がして、「これを今のアメリカが言うのか…」という気持ちにもなったが、それは高市政権の意向が決して日本国民の総意ではないことと同じだし、希望と捉えるべきだなと思い直した。

4/3(金)
全休を取っていた。夜には妹の希望でTCクラクションの出演ライブに同行することが決まっていたが、日中の予定は中々決まらずにいた。妹は海が見たいとかお花見がしたいとか色々言った挙句、最終的にフェリーの運行状況を調べ始めるなど迷走し出してしまったので、ふと思い立って「江の島行く?」と提案。漠然とした理想の休暇プランにカチッとはまって、そこからはトントン拍子に話が進んだ。
私にとっても妹にとっても、念願の初・江の島だった。「念願」の理由は簡単に言うとアジカンの曲のモチーフになっている地であるからで、『サーフ ブンガク カマクラ』というアルバムは江ノ電の駅名を冠した曲のみで構成されている。2008年の発売当初は全15駅中10駅分の曲しかなかったが、2023年に完全版が発売されて、15駅すべての曲が路線図と同じ順番に収録された。
藤沢駅から江ノ電に乗る。平日でもぎゅうぎゅう。オーバーツーリズムの洗礼を受けるとき、私もまた迷惑なツーリストの一員に他ならないんである。


江ノ島駅を降りると早速観光地のムードが始まる。お土産屋さんがひしめく通りを抜けると一気に視界がひらけて、最高のロケーションがあらわれる。天気も良く、潮風に吹かれてなんと爽やかな春の海(正月の曲のことではない)。



この時点でかなり満足だったが、いざ江の島へ。



後で調べたところ、江ノ島に生息しているのはタイワンリスという外来種で、農作物を片っ端から食べてしまう立派な害獣らしかった。まんまとはしゃいでしまった。

序盤で地図をもらいそびれてしまい、正解の順路がよく分からぬまま気の向くままに歩き回る。急な階段が続き、普通に登山でヒーヒー言う。

写真は撮りそびれたが、「龍恋の鐘」という恋人同士で鳴らすとうんぬん的なスポットがあり、アベックではないが鐘があったら鳴らしたいので鳴らした。
龍恋の鐘の解説文によるとその昔、五頭龍という凶悪な龍に子供を生贄として差し出していたことから、この辺りは「子死越(こしごえ)」と呼ばれていたそうな……こしごえ……「腰越」!地名の由来がそんな恐ろしいものだったとは……と同時に、『サーフ〜』に収録されているアジカンの楽曲「腰越クライベイビー」ってそういうことだったの!?と一気に回路が繋がってブチ上がり、その場で改めて歌詞を見直す時間を設けるなどした。18年越しの発見。ゴッチ凄すぎるよお……(オタク号泣)



岩屋(有料)の出口のところで、島の全貌が載ったテイクフリーのイラストマップを見つけ思わず飛びつく。やっとこの島の辿るべき道が分かる!ようやく地図(「安心」と読む)を手にした満足感も束の間、我々が次に辿るべき道はやはり険しい石段だったので再度ヒーヒー言いながら進む。とりあえずソフトクリームとか食べる。
「江の島と言えば?」と訊かれると、アジカンファンは真っ先に「江ノ島エスカー」と答えてしまう。それはやっぱりそういう大名曲があって。

エスカーがエスカレーターのことだという知識は事前にあったものの、いざ嬉々として乗ったら本当に普通のエスカレーターだった。ただ有料なので一応ちょっとでもそれなりの演出はしておきたいものなのか、壁面にはクールジャパンの末端みたいな陳腐な映像がビロビロと映写されており異様な空間だった。
日の入りのタイミングに合わせて展望台へ上がる。日中はどこにも確認できなかった富士山が、夕日をバックにくっきりと浮かび上がってきれいだった。誰かが鳴らした龍恋の鐘の音が海風に乗って展望台の上まで聞こえてきた。さっき安易なノリで鳴らした鐘がこんなに広範囲に響いていたのかと思ったら何だか笑ってしまった。


すっかり日も暮れ、容赦なく吹きつける海風に凍えて半泣きになりながら地上へ降りる。潮が満ちて真っ黒になった海は昼間と打って変わって底知れないおそろしさを漂わせる。


哀愁まで満喫して江の島を後に。来られてよかった。
想定以上の時間を島で過ごしてしまったため、次の予定まで若干バタつく。適当に探した藤沢の中華料理屋で忙しなく夕食を摂り(麻婆豆腐が辛くて美味しかった)、体力的には大分ヘロヘロだが新宿へ移動。『4月3日の厚生ライブ』へ。元浜口浜村・浜村さんの新コンビ「茶の美しき」が主催するネタライブ。





4/4(土)
雨。のろのろ起きて、家の近所の美味しいピザ屋で遅すぎの昼食。店内は他に客おらず。
今夜の夜行バスで帰る妹の荷物を先んじて東京駅のコインロッカーに預け、そのまま都バスに乗って有明アリーナを目指す。会場が近づくにつれ、同じ目的と思われる人で車内が溢れかえっていく。


ということで、『ASIAN KUNG-FU GENERATION 30th Anniversary Special Concert "Thirty Revolutions"』へ。昂る。
グッズ購入列に並ぶ。前のお客さんが着ている今回のグッズのジャケットを眺めているうちに、そのデザインがパレスチナカラーで構成されてることに気づいてグッとくる。迷ったがタオルだけ購入。
いざ会場内に入ると、バカでかい空間にワクワクするような豪華なステージセットが目に飛び込む。キャンピングカーや道路標識やテントなんかが雑多に配置されたステージはどこか異国の風景のようで、雑な第一声として「さまぁ〜ずライブだ!!」などと叫ぶ(※2020年、初めて生で見たさまぁ〜ずの単独ライブで、本物の自動車が明転板付きで登場するコントがあった。以来私の中でさまぁ〜ずライブは金に糸目を付けない豪勢な制作物の代名詞となっている)。
15000キャパの会場で前から13列目という衝撃的な良席を引き当て、これはもう今年行くライブがどんな席でも文句は言えんなと思う。一つだけ極端に低くセッティングされたマイクスタンド(どう考えてもゴッチの分)を見て妹が喜んでいる。自分含め、30年分の1のいろいろな時代のライブTを身につけたお客さんがそれぞれの思い出を持ち寄って集っている。客入れBGMとして、街ゆく人の話し声や車の音などの雑踏みたいな環境音が流れている(ゴッチが自ら録音した音声だったそう)。開演時間が近づくにつれてBGMが変わり、The Beatles「Help!」〜Oasis「Live Forever」というアジカンの原点みたいな楽曲が流れて熱くなった。
「Live Forever」が終わると、いよいよ場内が暗転。1曲目「新世紀のラブソング」のイントロが流れ始めた瞬間に情緒が爆発して、隣の妹と顔を見合わせながら言葉にならない感嘆符で叫ぶ。
このまま1曲ずつ全部書いていったらキリがなくなってしまうが、そんなわけで結成30周年を迎えるアジカンのライブは本当に最高だった。正直もっと豪華ゲストをいっぱい呼んで、分かりやすくお祭りにするのかと思っていた。「ホリエが来るならTENDERやってほしい」とか言っててすみませんでした。それこそ2年前の『ファン感謝祭』みたいな、ハッピー満タンの楽しい会にすることもできたはずなのに、思えばあのときよりもずっと不穏が色濃くなってしまった世界で「今、鳴らすことの意味」に重きが置かれた切実なセトリだったように思う。新曲には明確に反戦の祈りが込められていた。「荒野を歩け」の〈祈るよ 彼の無事を〉という歌詞を、国境の向こうまで響かせるみたいに高らかに歌うゴッチの姿に胸が震えた。ギターの建さんが長文メールでゴッチに訴えかけたという「絶対やりたい1曲」が「さよならロストジェネレイション」だったことも。
……という書き方だと随分深刻で問題提起に振り切ったライブだったのかと思われそうだが決してそんなことはなく、心から楽しくて幸せな時間だった。アジカンの懐はもっとずっと江の島の海ぐらい広大で、会場には常に自由で豊かな空気が循環していた。それは一時期解散危機にまで陥ったバンドが紆余曲折を経て、誰一人欠けることなく全員がヘルシーな精神状態で節目の年を迎えられたという事実が創り上げた、今日の出会いを祝福する空気感だった。
「初めて来た人とかも、無理に周りに合わせなくていいからね。自由に。言ったことないでしょ、俺が皆に『かかって来いよ!』とか」
「ずっと好きでいてくれなくても、離れたりする時期とかがあってもいい。『今、アジカンだな』って思ったらまた戻ってきて」
そんなゴッチのMCが沁みる。相変わらず皮肉混じりなところも会場の空気を程よく緩ます。
時折へんてこなダンスを踊りながらゴキゲンに、星の海を泳ぐみたいに演奏する建さんや、たまに歌詞を口ずさみながらドラムを叩く潔さんや、穏やかな表情でベースを弾く山ちゃん、綻ぶような笑顔で伸びやかに「ボーイズ&ガールズ」を歌い上げるゴッチ。メンバー皆が良い顔をしていることがうれしかった。中盤にはサポートメンバーも外した4人きりで1stアルバム『崩壊アンプリファー』の曲を立て続けに演奏するという貴重なブロックもあった。次の全国ツアーも4人で回るとのこと(『ファンクラブ』再現ツアー!!)。メンバー間の信頼やアジカンとしての自信が揺るぎないものになってきたのかなとか思う。
今やOasisの前座も務める、日本を代表するロックバンド。アジカンはそんな自らの権威性を自覚し、おそれ、点検しながら健やかに朗らかに、そしてどこにも逃げず、まっすぐにまっすぐに誠実な音楽を鳴らし続けている。こんなバンドが時代のトップを走り続けてくれていることはあまりにも尊く、誇り高いことだと思った。


会場を出ると大雨が降っていた。最寄り駅まで徒歩20分ほどの道のりを、あんなに幸福だったライブの余韻がどっかいってしまうレベルで挫けながら歩く。
ようやく駅まで辿り着き、せっかくなのでと「アジアン料理」と銘打たれた店に入る。屋根さえあればやっぱり幸福がすぐ戻ってきて、普段飲まないアルコールも頼んでしまう。これまたせっかくなのでと「アジアンチャーハン」なるものを注文したらすごくでかい皿が運ばれてきて嬉しかった。美味しかった。

「ASIAN KUNG-FU GENERATION」というバンド名も、今となっては本当に良い名前を付けたなあという話を妹とする。思えば昔からずっとアジカンは「自分たちの音楽を通して、より広い世界の素敵なものと出会ってほしい」ということをファンに対して願うバンドだった。自分たちだけが富や名声を占有するんでなく、もっと広く社会全体で素敵なものをシェアしていきたいという心持ちだ。アジア人という立場から世界のことを考える。戦争をなくすとか大逸れたことじゃない、だけどちょっとそれもあるよな。
4/5(日)
物心ついたときから爆笑問題が好きで、かつ10代でアジカンを好きになったので、政治と生活が地続きになっている感覚はそれで自然と身に付いたように思う。実家にいた頃ほぼ毎週欠かさず観ていた『笑点』の大喜利コーナーでは歌丸さんや楽さんが政治批判を織り交ぜた回答を頻繁にやっていた。そういうのを当たり前として育ってきた。(最近の笑点は全然観れてないが、今は一之輔さんがその役割を担っているように思う。)
一方で、毎週日曜の昼は必ず『たかじんのそこまで言って委員会』にチャンネルを合わせている実家でもあった。そうして排外主義やミソジニー思想や家父長制賛美とかとかをナチュラルに摂取し続けていた。大人になって上京して少しずつ自分で考えるようになって、だんだんと認知の歪みに気づくようになった。
護憲か、改憲か、どっちが正しいかは100年後とかになってみないと分からないと思うが、個人的にはこの小さな島国のむやみやたらな軍拡で平和な世の中に近づけるとはどうしても思えず、それよりも外交に力を尽くしてほしいと思っているので9条の改正(改悪と思う)には反対だ。あとこれは思想以前の問題だが、あらゆる戦争に反対だ。
池袋駅西口で行われる『NO WAR! YES 9条 市民と野党の共同アクション 4・5ペンライト集会』に田村智子が来るというので、見たいなぁと思って現地に行ってみることにした。せっかくなのでアジカンTを着て行った。

早めに着いたので、近くのモスバーガーに入った。友人が誕生日にくれたチケットを使ってハンバーガーを食べながら細々と作業をした。初めて入った店舗だったが、ちょうど混みすぎずで居心地がよかった。
18時半になったので目的地へ移動。既にペンライトの海が見える。


デモのために新しくペンライトを買うというのも本末転倒な気がする……などと思い手ぶらで参加したが、周りを見渡すと若い人だけでなく高齢の方もほとんどがちゃんとペンライトを持参しており、自分が少し恥ずかしくなる。
とはいえ、デモもライブも何が良いかというと「基本的に一人」である点だと思っている。各々の意思でそこに集ってはいるけど何を考えていたっていいし、どんな楽しみ方をしてもいい。何かの団体に所属しているわけでもなく、何かを強制されることもなく、自由にそこにいて、声出したり黙ってたりして、ばらばらに帰っていく。そういうカルチャーが自分に合ってるなと思う。
集会が終わったあと、しばらくの間スピーカーからBTS「Dynamite」のインスト版が流れていた。近くにいたK-POPファンと思われるお姉さんが、ぼそっと「Dynamiteて」と呟いていてニヤけてしまった。ほんとだよ。
4/8(水)
「今日は用事があるので定時で上がります」と何度も言ってさっさと退勤する。その足で国会前へ向かう。先月雨で断念した『平和憲法を守るための緊急アクション0408』に今度こそ参加するためだった。
霞ヶ関駅で降り、国会議事堂へ向かう。程なくして、有名な外観がデーンと見えてくる。中学の修学旅行以来の国会議事堂である。まさか20年後、一人でデモしに来ることになると思わんよな。

まだ全然メイン会場(?)まで遠いのに、ペンライトとプラカードのすごい人。私は相変わらず手ぶらだったが、せっかくなのできしたかののグッズ「ビッグサンダー喝Tシャツ」を着て行った。こんな政権、どう考えても喝なので。警察に誘導されるがまま、とりあえず列に並んでちびちび進む。あまりに人が多いからか列はU字型になっており、折り返して歩いてくる人と常に対向している状態。
自然に上がるコールを一緒に言いながらある程度歩いたところで、対向列にいた一人の方が淡々とした口調で私がいる側の列に向かって声をかけてくれた。
「これ、歩いても無駄ですよ。あっち行ってもただの通行止めなんで」
場が騒然となる。要は本来こんな場所をU字に歩く必要などなく、あらかじめ警察が用意したカラーコーンと仕切りバーはデモの参加者をただ遠回りさせるためだけに置かれたものだったのだ。誰かれともなくバーをどかして、教えてくれた人にお礼を言って折り返し列のほうに合流する。実際、その状態になってからも歩道のすべてを塞ぐことにはならず、通行人用の幅はちゃんと確保されていた。
本当に日本の話なんだこれ、と思った。デモといっても暴力は勿論ないし事前の申請だって主催者がきちんと出している、ただ横暴すぎる政権に不安を感じている国民がこれだけいるってことを示したくて集まっただけの個人に、警察が嫌がらせをするような国だった。信じられなさと怖さが混ざった変な感覚になった。
状況がよく分かってないまま先へ進み、何この動線?みたいな石垣を登ったりもしたが、それも警察が本来誰でも歩いていい道を封鎖していたからだったと後々になって知った。

やっとの思いで、一応国会正門前の大通りあたりまでは行けた。色んなところでコールが起きていたがちょうど「谷」みたいなとこにスポッと落ち着いてしまったので、聞き取れた言葉をとりあえず繰り返すようにした。皆思い思いの光るものを持ち寄っていてよかった。小さいミラーボール(?)を掲げる人や、ミッフィーのランプを抱えた人。
あと、途中で野鳥の会みたいにカウンターをカチカチやっている人とすれ違った。いつもデモの度に発表される参加人数ってどうやって算出してるんだろう?とうっすら疑問に思っていたが、こうやって運営の方が人力で数えているんだと知り頭が下がる思いだった。今回は国会前だけで3万人が集まったとのこと。
ちなみに後日、今回のデモについて某メディアで「数を盛っているのでは」みたいなことが言われていた。現地に来てもいないのにそう発言した人の根拠が「体感」だったので、私も4日前に15000キャパのライブに行った上での自分の「体感」を言うと、正直もっと、3万以上いたんじゃないかなと思った。かなり遠くの方まで参加者の光が見えたし、運営の方々が数えに行けなかったエリアもあるんじゃないだろうか。

これだけの数の人が声を上げている、ということは心強くもあるが、最後まで全然明るい気分にはならなかった。仕事終わりにわざわざ交通費かけて何やってるんだろうと思って苛々したりした。何十万とかの署名も平気で無視するような現政権なので、いくらデモやっても首相官邸のご意見フォームからメッセージを送っても全然意味ないかもと私も思っている。それでも何もやらないよりはせめて頭数になるくらいの何かはやりたいと思うし、いつか未来から2026年を振り返ったときに、「高市政権に反対する声も確かにあった」という事実だけでも残したいと思っている。自分一人の残りの人生だけなら別に特に生きがいも楽しみももうないけれど、たとえば推し活を楽しむ友人や今年から大学に通い始めた友人、語学の勉強をしながら創作活動に励む友人、休日は一日中ベッドでごろごろしちゃうあなた、好きな芸人やミュージシャン、家族、皆が安心して歳取れる世の中であればいいなと勝手に思ってるので、地道にこういうことをやっている。
4/11(土)
お笑いコンビ・ななまがりが2日間4公演に分けて新ネタ28本を下ろす単独ライブ『ななまつり』は、2022年に始まって以来今年で5回目の開催となる。2020年のコロナ禍頃からななまがりのライブへよく行くようになった私は過去の『ななまつり』も一応全公演見に行っており、既に100本以上のななまがりのネタを見たことになっている。そういうわけで、今年も全公演を見てきた。

13:00開演『地』。
もう何度も何度も見ているコンビなのに、見るたびに「こんなに面白いのか」とめちゃくちゃびっくりしてしまう。良いネタばかりだったが特に4本目のコントがななまがりの革新性の原液みたいなネタで好きだった。幕間Vも最高。普通に生きてたら絶対に聞くことのない言葉、絶対にたどり着けない発想を浴びて脳がウキウキ喜ぶ感覚。


17:30開演『水』。

キモお兄さんを見てるときだけは、ちゃんと「キモすぎる」と思っている。


4/12(日)
ななまつり2日目。
13:30開演『火』。
ゲスト・関根勤(!)


ゲストコーナーではななまがり森下さんと関根さんが即興で架空芸能人をクリエイトしていく企画をやっていたが、関根さんは衣装や小道具をほぼ使わずに身一つで面白キャラを量産していて凄かった。
昼公演が終わって下北沢の街を適当に歩いていたらTHE ALFEEの坂崎さんとすれ違い、私の中のミーハー田舎人の部分が騒いだ。流石バンドマンの街だ。

17:30開演『風』。千秋楽。
コントも漫才も良いネタばかり。ななまがりが描く非日常の中の日常が大好物なんだ。





終演後はスープカレーを食べ、ダイソーに寄って栓抜きを買って帰宅。
4/16(木)
朝、いつも通り家を出て電車に乗る。速くて混んでいる特急に乗り換えて程なく、身体に悪寒が走って全身に震えが来てしまう。ちょっと早く降りたいなと思うが、特急なのでそうそうすぐには止まらない。子供の頃に好きだった漫画『スパイラル〜推理の絆〜』に出てくる「電車は時に動く監獄だ」的な台詞を思い出しながら(※漫画の状況とは全然違うが)人混みに潰されてどうにかやり過ごす。こういうときの冷や汗は本当に冷たい。
途中下車してトイレで蹲る。結局普通に生理が来ていただけで時間を置いたら回復したが、何だかやってられなくなってしまい会社に連絡して全休を取った。
逆方向の電車はガラガラだった。昔テレ東でやっていた『逆向き列車』という番組を思い出していた。朝のラッシュ時の駅で通勤中の人をつかまえ、「今から会社と逆方向の電車乗ってどっか行きませんか?」と声をかけて日帰り旅行をするという内容だった。私は何故かほぼ毎週観ていたが、協力してくれる人があまりに少なかったからか番組はすぐ終わった。たった一瞬のユーモアに付き合えないほど精神的に余裕のない労働者がくだらないとは思えないけれど、リスペクトを持って仕事に取り組むことと、誰がどんな理由で休んでも現場が回るという状態は両立できたらいいなとか思う。今の会社は休むことに関しては寛容でありがたい。ただ有休が多いわけではないので、基本はタフにいないといけない。
そういうわけで家を出てから1時間と経たないうちに帰宅し、さっさとメイクを落として怠惰に過ごした。
4/18(土)
シティボーイズの大竹まことと斉木しげるが新たな漫才コンビ「煙草」を結成した、というニュースが突然発表されたのは今年2月のことだった。何なんだそれは?と動揺しているうち、3月頭には大阪で開催される事務所ライブ『大阪コントメンR』への出演も決定した。何が起きてる?
子供の頃から人並みにテレビが好きでお笑い番組も割と観ていたが、初めて「コントライブ」というものを知り、好きになったきっかけはシティボーイズだった。大竹まこと・きたろう・斉木しげるの3人からなる伝説のコントトリオ。中3の頃にライブDVDを観てハマって以来色々と拗らせすぎて、高校の頃はうさぎの着ぐるみを着た大竹まことの画像をガラケーの待受にしていた時期もあった。
そのうち、シティボーイズが所属する事務所「ASH&Dコーポレーション」にも興味を持つようになり、上京してからはザ・ギースやラブレターズや阿佐ヶ谷姉妹といった所属芸人の活動も楽しく追うようになった。不定期開催の事務所ライブ『東京コントメンR』には、もうかれこれ10年ほぼ欠かさず通っている。
大阪……どうする?エイヤーと行ってしまおうかダラダラ迷っているんだ……ということを友人のDさんに軽い気持ちで話したらDさんも概ね同じことを思っていたそうで、それならもう一緒にと、公演の2週間前くらいにまだ残っていた夜公演のチケットを2人分取り、勢いで宿まで押さえ、バタバタと1泊2日の大阪旅行を決めたのだった。
朝10時に東京駅で待ち合わせ。のぞみ自由席チャレンジ無事成功。勢い任せに決めてしまったため、後々になってよくよく考えたらかなりバウンダリー踏み越えてるか?Dさんは大丈夫だったろうかと申し訳ない気持ちになったが、Dさんは終始寛大で穏やかだったので救われた。誰かと旅行に行ける機会なんてそうないので、ありがたくうれしい。
『愚者の代弁者、西へ』とは、1993年のシティボーイズライブのタイトルである。もちろんDVDでしか観たことはないが、こうやって公演タイトルから何からいちいちカッコいいところも好きになる要因の1つだったし、正に今『西へ』だなぁとか思ったりする愚者だった。今月分のカード請求額やばそうだな〜。
お昼過ぎ頃、新大阪駅に到着。Dさんが調べてくれた肉吸いのお店は、なんばグランド花月が入っている建物の1階にあった。

肉吸いに胃を癒された後は本場NGKのよしもとグッズショップを覗くだけ覗き、Dさんの希望で藤次寺というお寺を目指す。あまり遠くなさそうだったので歩いて移動することにした。
たまたま目に入った「黒門市場」のアーケード内を通ってみる。大阪には何度も訪れたことがあるけどこの市場の存在は知らなかった。天下の台所感がすごく、また魚介や惣菜のディスプレイが観光地として洗練されすぎており、修学旅行みたいな気分で歩いた。通りがかりに見つけたコーヒー屋さんでアイスコーヒーを買った。天気が良いので余計美味しかった。
市場を抜けてしばらく歩くと、「生國魂神社(いくたまさん)」と大きく書かれた案内看板が目に入り、せっかくなので寄り道することにした。國とか魂とかが名前に入っている神社はそのいかつさに一瞬身構えるが、ここは「万物の魂」的なものをお祀りしている神社(?)のようだった。
坂道を少し上がって敷地に入ると、緑豊かなこじんまりした空間に小さな社がいくつか密集していた。それぞれが芸能の神様だったり金物の神様だったりと全然違う(割とニッチな)神々を祀る立派な神社とのことで、神様版の長屋みたいで何だか可愛らしい場所だった。可愛すぎて写真を撮るのを忘れた。これだと神様も寂しくなくていいですねとDさんと話した。日当たりのいいところは一面にシロツメクサが咲いており、総じて長閑な場所だった。
奥に進むと生國魂神社の拝殿もちゃんとあった(表門はこっちだった)。一応お参りしておいた。
それからもう少し歩き、お目当ての「藤次寺」に到着。通称「融通さん」と呼ばれているそうで、Dさんはそのネーミングに惹かれたという。こちらも案外こじんまりしたお寺だった。購入した線香の火の点け方がしばらく分からずプチパニックになるも、何とか自力で解決した。
「融通」というのは確かに良い言葉だなと思う。できることならゴールポストはちょっとずつ動かしていきたいし、白と黒の間の何となく曖昧な色味のところを伸ばしたり縮めたりしながら落とし所を探れたらいいよなとか思う。
天王寺駅へ移動。会場の近鉄アート館が入っているあべのハルカスへ。



ハルカス内にある日本出店はここだけという台湾雑貨店(Dさん情報)の併設カフェで小休憩。マンゴーのかき氷を食べながら、ときどき我に返ったように「このあと煙草見るの!?」と喚いたりしてしまう。だってもう、シティボーイズを舞台で見られることなんかないので(きたろうさんは居ないけど……)。

そんなわけで『大阪コントメンR』夜公演。
近鉄アート館はキャパ300ちょっとの「最高に丁度良い」劇場で、半分より後ろの端席だったがとても見やすかった。
オープニングMCはラブレターズと阿佐ヶ谷姉妹の2組で。やはり煙草の話題で持ちきり。ラブレターズ塚本さんは数日前に文化放送で大竹まことと会う機会があったそう。煙草の進捗状況を尋ねたら一言「斉木は分からない……!」と言って頭を抱えていたとか。良すぎる。
ASH&Dの面々はとにかく皆ネタが良い。破壊ありがとうの「ポンタカード」やラブレターズの「ワンダーペイ」といった名作コントにうきうきする。特にワンダーペイは何回見ても(聴いても)新鮮にくだらなくて面白いからすごい。阿佐ヶ谷姉妹のコントも久々に見られてよかった。かが屋の加賀さん作だそう。ゲストのアンガールズも、ASH&Dの社風にすごくマッチした佇まいでとてもよかった。
中MCでまさかの斉木しげる登場。ネタ前に姿見れるんだ!斉木さんはとにかくタッパがあり分厚くてデカいのだが、現在は更に白髪ロン毛という斉木しげる史上一番インパクトがある風貌に落ち着いているので、最早いるだけで面白い。でもしゃべり出したらあまりに通常運転すぎてルッキズム・エイジズム爆裂のナチュラル失言をかまし、半世紀年下の破壊ありがとうから「非常識じいさん」と命名される。ダメなんだけどじいさんすぎて笑う。破壊ありがとうの森もりは近鉄アート館の喫煙所で斉木さんに自分の煙草を分けてあげる大竹さんの姿を目撃してしまい思わず孫の顔でうっとりしてしまったという。私は来世灰皿になりたい。
いよいよ煙草の出番。サンパチマイクの前に、斉木さん一人で登場。大竹さんが来ない……!
お構いなしに斉木しげるオンステージが始まってしまう。「ひょろりひょうべえ」や「南の島のプーさん」など、シティボーイズファンにはお馴染みの斉木さんのピンネタ(?)が続く。ひょろりひょうべえが始まった瞬間に私の後ろのお客さんが「ワァ」と小さく歓声を上げており、関西在住の方だろうか、やっぱうれしいよね。
気がつくと下手側に仏頂面の大竹まことが、ポケットに手を突っ込んで立っている。(ウワー大竹まことだ!!!※私の気持ち)斉木さんのピンネタを黙って見守ってるが、手に負えないみたいな感じで呆れて一旦ハケちゃったりする。
そんな一連あり、ようやく二人で舞台のセンターに立つ。大竹さんが上手側で、あぁ宣材と逆なんだぁ……と思う。存在に違和感しかないサンパチマイクの前で、斉木しげるによる「老人の主張」が始まる。ブロッコリーを食えとか、食リポする奴はバカとか、極端な物言いが続く。隣の大竹まことはポケットに手を突っ込んだままずっと不機嫌で、斉木しげるの掴みどころのない話に苛々しながらツッコんでいく。基本トーンがローだから逆に今っぽくておしゃれなツッコミに見える。
大竹「それはどこの情報だよ?」
斉木「YouTube」
読書家で知的好奇心が旺盛で蘊蓄が好きな斉木さんを知ってるファンからしたら「いつもの斉木しげる」に「いつもの大竹まこと」の立ち話だ、と思った。
ずっと見てたら、途中からだんだん「70過ぎて陰謀論にハマってしまった人」と「50年来の友達が70過ぎて陰謀論にハマってしまい途方に暮れている人」という2人に見えてきてすごく面白くなってしまった。敢えてやってるとしたら凄まじいけど、多分天然だ。面白すぎる。
大竹さんがぽろっと「きたろうに断られたから俺に来たんだろ」と言っていたが、想像するにおそらく斉木さんはまだシティボーイズとして3人でお笑いをやりたくて、でもきたろうさんが断固として首を縦に振らないので(※シティボーイズのイニシアチブは完全にきたろうさんにあり、きたろうさんは老いた醜態を舞台で晒したくないという美学の持ち主である)、見かねた大竹さんが斉木さんを救済するかたちで漫才コンビを組んだんじゃないだろうか。大竹まことはそういう人だ。50年来の友人の考えることが未だに全然分からなくて、分からないことを実は心底楽しんでいて、ほっとけなくて、終ぞ大阪まで来てしまう人だ。むちゃくちゃかっこよかった。見れてよかった、煙草。
大御所がかっさらった後、まっすぐなコントで大トリを務めたザ・ギースの頼もしさも素敵だった。ASH&Dは本当に良い事務所。
終演後、会場から少し歩いたところの良さげなお好み焼き屋さんに入る。地元の人に愛されまくっている感満載の小さなお店で予約もなく突然行ってしまったので何だかんだ1時間近く待ったが、ライブの余韻と旅気分で高揚していたので何も問題なかった。

美味しいお好み焼きとともにコントメンの感想戦。斉木さんの異様な存在感についてDさんは 「ホグワーツにいそう」と形容し、私は「ハガレンのホーエンハイムみたい」とか言っていた。異世界の住人感。
お店を出るとき、女将さんが「入店まで待たせちゃったから」と言ってラスクをくれた。人情の町。
宿は鶴橋のホテルを取っていた。土曜の夜の割に安く泊まれてよかった。
4/19(日)
朝9時にチェックアウト。よく起きた。

Dさんが調べてくれたホテル近くの喫茶店でモーニングを食べる。名物のキムチサンドと、しそたまサンドを頼みシェアする。どちらもコーヒーに合って美味しかった。ボリュームも満点。
コリアタウンでもある鶴橋商店街は暮らしの活力というか胆力がぎゅっと凝縮されたような場所で色んなお店がひしめいており、歩いてるだけで目が楽しい。写真は撮ってない。駅に向かう途中で格安切符の自販機を見つけ、帰りの新幹線のチケットを買う。
電車に乗って移動。大阪2日目のメインイベント、鳥のキーウィを見られると聞いて天王寺動物園へ。


チケット購入前に知らされた事実。なんとキーウィはいなかった。ゾウもいなかった。仕方がない、まあいい……


ゾウはいた。後々Dさんが教えてくれた情報によると、正式公開前のトレーニングでたまたま外に出ていたらしい。ラッキー。







キーウィはいなかったが、キーウィ以外のすべての鳥がいた。鳥が好き(詳しくはないが)なので非常にうれしい。


もちろん鳥以外も、







ストイックに5時間かけてすべてのエリアを周った。いろいろと改修中のところも多かったが、展示を通して実際に動物が生息する環境を擬似的に体験できるような工夫の凝らされた楽しい動物園だった。
スパイスカレーを食べたいはずだったが完全に昼食タイミングを逃し、目当てのお店は軒並み営業時間を終了してしまっていた。しかし諦めきれず、梅田に移動。営業時間内ではあることを確認した上で第一候補のお店に行くが、本日分は既に完売で営業終了してしまっていた。心折れる。
執念で第二候補のお店へ。こっちはやっていた!

すっかり夕方から夜へ向かっていく頃に。満喫し過ぎてめちゃくちゃ帰京ピークの時間帯に帰ることになってしまった。これ、のぞみ自由席ムリでは?となり、自販機で買った切符を指定席券に替える手続きを試み無事成功。みどりの窓口の駅員さんが言っていることを全然聞き取れず適当に返事していたが、横並びの席はもう残っておらず、前後に並ぶかたちで取ってくれたようだった。座れれば何でも。
お土産にりくろーおじさんのチーズケーキを買って帰るのを楽しみにしていたが、絶望的な行列ができていたので諦めた。代わりに何となく有名っぽい和菓子屋さんの柏餅を買った。
新幹線内ではほぼ気絶し、あっという間に東京に着く。新宿駅でDさんとお別れし、22時頃に帰宅。勢いで決めまくった旅行はとても楽しく、充実した週末だった。
4/24(金)
仕事終わりに新宿ピカデリーで『パリに咲くエトワール』を観た。盛況で、8割以上埋まっていたような。チケットを取ったときは空席だらけだったのに……と自分勝手にがっかりする。
映画は良い話だなぁとは思ったが個人的にはそんなにハマらなかった。「創作活動をしている人、必見!」みたいな口コミが出回る作品ほど自分はあまりのめり込めていない気がするのは何故だろう。(たぶん何かに夢中になったり没頭したりする感覚への共感性が私は異常に低いんだろうと思う。)
ちなみに、この映画には東京03の角田さんも声優として出演していた。「立木文彦かと思った」的な口コミを事前に複数見かけていたが、フタを開けたら出てきた瞬間から徹頭徹尾角田さんでしかなくてよかった。

4/29(水)
祝日。見たいライブがあるということで前日からまた妹が遊びに来ていた。何回会うんだって感じだが、なんと来月も会います。
朝、近所のいい雰囲気のカフェで昼食も兼ねたしっかりご飯を食べる。誰かがうちにやって来たときはほぼ必ず連れていく「確実カフェ」として重宝してるお店だが、妹と行くのは意外に初だった。
新宿へ移動。無印良品へ寄り、武田砂鉄がラジオマガジンで激ハマりしていた「ほぐしテトラ」等を購入。
その後、ハイジアV-1に向かう。TCクラクションが出演するライブ『三八迷宮案内』へ。
開演直前になってデジカメを家に置いてきたことに気づき妹に伝えると「何のために連れてきたか分からない」と言われた。すまんな。





ジャンク、インテイクも面白かった。
牛女しらすさんのパーソナルな部分を全然知らなかったが、妹から「しらすさんは何周も回った結果『つまらなければつまらないほど面白い』という境地に行ってしまった人」という解説をしてもらって色々と腑に落ちた。
終演後、阿佐ヶ谷へ移動。せっかく阿佐ヶ谷へ来たので、とりあえず妹にタイタン(=爆笑問題の事務所)の外観を見せる。
有名な喫茶店で時間を潰す。少し雨が降り出した頃に阿佐谷地域区民センターへ移動。今度は牛女しらすさんの相方・佐野さんが一人でやっているライブ『寒村』を見る。





ライブはとても楽しかった。私は「いつでもそれが誰かにとっての初めてかもしれない」ということをきちんと念頭に置いているライブが好きで、佐野さんはちゃんと冒頭から「自分が何者か」「どういう催しか」ということを丁寧に説明した上で進行しており、その姿勢は素敵だなぁと思った。
