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「働ける」をひらく場をつくる―NIMO ALCAMOの就労支援のかたち

一般社団法人NIMO ALCAMO(ニモアルカモ)は、表向きはカレー専門店などを運営する「まちの飲食店」。けれどその裏側では、就労支援につながるさまざまな取り組みを行っています。

普段、あえてその支援の取り組みを「支援です」と大きく打ち出すことはしていません。ですが、私たちがなぜこのような場をつくっているのか、改めてここに記してみようと思います。



NIMO ALCAMOがつくる「支援の場」

ニモアルカモは、2020年の創業当初から一貫して、「本人に変化を促す支援はしない」と決めてきました。

訓練や社会適応のための支援が必要な場面もありますが、それだけではどうしても「働けない」と感じている人たちがいます。むしろ、環境のほうが少し変われば「働ける」ようになる、そんな声をたくさん聞いてきました。

だから私たちは、「働く人」を変えるのではなく、「働く場」のほうを変える支援を行っています。

「社会人ならこれくらい当たり前」
「仕事なんだから、ちゃんとやらないと」

そんな常識を手放して、「完璧じゃなくても」「正しくなくても」社会の中で働いていける、新しいルールの職場をつくりたいと思っています。
ニモアルカモが目指すのは、福祉制度の枠を超えて多様な人を包摂する、新しい就労モデルです。



カレー専門店「nimo alcamo」での就労支援

私たちが最初に持っていたのは、小さなカレー屋だけでした。だからこのカレー屋が、今もニモアルカモの本社であり、支援の原点です。

普段は地域の飲食店として営業しながら、就労支援の現場でもあります。
地域のサポステ、NPO、学校などからの依頼で、10代から40代まで、さまざまな背景をもつ人の職場体験を受け入れています。イベント出店に一緒に行くこともあります。

ここは、休職中の方やひきこもり状態にある若者が、「もしかしたら、自分も働けるかもしれない」と思えるようなきっかけの場です。

なので、店名の「nimo alcamo」は「1があれば、2もあるかも」という意味を込めています。1度だけでも「できるかも」と思える経験があれば、その次を信じることができる。だからこそ、「0を1にする体験」ができる場所でありたいと、このカレー屋を運営しています。



チャイ専門店「Talk with _」での就労支援

「こんな働き方があれば、働ける人がもっと増えるかも?」
ニモアルカモに職場体験に訪れる若者たちの声をきっかけに、そんな仮説から生まれたのが、2023年夏にオープンした2店舗目のチャイ専門店「Talk with _」です。

ここでは、従来の働き方では不利になってしまう人が、不利無く関われるような仕組みをいくつも取り入れています。

■ シフトのない働き方「シフトフリー」
体調の波があり、決まった時間に出勤し続けることが難しい。
そんな人でも、自分のペースで働けるように設計したのが「シフトフリー」という仕組みです。24時間いつ来ていつ帰ってもいい、というルールでチャイギフトの製造に関わってもらっています。

■ 見た目にとらわれない「アバター接客」
他者から見られることに強いストレスを感じる人に向けて、「アバター接客」という仕組みを導入しています。
顔や姿を出すことなく、アバターを介してチャイの調合ワークショップの講師を務めてもらっています。

■ 「休むきっかけをつくるチャイギフト」

チャイギフトのオンラインショップ

Talk with _ のチャイギフトは、
「あの人に、そろそろ休んでほしいな」
そんな思いを込めて贈れるよう、休職中・離職中の若者4人が開発した4種類のチャイブレンドとともに、「無料カウンセリングチケット」を同封できるギフトセットとして販売しています。

就労相談に訪れる多くの人が「限界になってから」ようやく相談に来ます。
だからこそ、「ちょっとしんどい」段階で相談できる、そんな小さな入口づくりを目指しました。

カウンセリングは専属チームが対応し、初回無料。経済的事情に応じて、継続のカウンセリングも無償で提供しています。

<その他の取り組み>
北加賀屋スパイス栽培研究部
 近所の市民農園を借り、スパイスを育てながら交流する地域活動。
Talk with CHAI
 チャイを飲みながら、肩肘張らずに対話できる場づくりのイベント。



企業・支援団体に向けた支援の広がり

「Talk with _」は就労モデルのショールームとしての役割を担っています。
しかし、そこで生まれる雇用の数は限られています。だからこそ、他の企業や支援団体が同じように多様な人を包摂する職場をつくるためのプロジェクトも始まっています。

それが、2024年から始動した WORK RULE SHIFT KYOTO です。

「人が仕事に合わせる」のではなく、
「人に合わせて仕事をつくる」。

この価値観の転換を「ワークルールシフト」と呼び、地域の企業・支援団体・金融機関と連携しながら、現場での実践を積み重ねています。

取り組みは大きく2つの柱で構成されています。

  1. 企業の中で、ワークルールを見直し、包摂的な職場をつくる

  2. 支援団体が、小さな仕事を立ち上げ、仕事の入り口を広げる

そして2025年には、支援団体が「ワークルールシフト」を体系的に学べる場として、WORK RULE SHIFT SCHOOL を開校しました。

このスクールを通して、ニモアルカモが生み出した就労モデルが、より多くの地域や現場に広がり、働くことに困難を抱える人たちの新しい受け皿になっていくことを目指しています。



NIMO ALCAMOとの繋がり方

「ちょっとしんどい」「誰かに相談したいなぁ」という方

Talk with _のカウンセリング用LINEがあります。対面、オンラインを選べて、LINE上で日程調整を行います。匿名での相談も可能です。
https://lin.ee/DHNSB4k


誰かと話したい、繋がりたいという方

対話イベントや、農作業などを定期的に開催しています。
◯イベント情報はこちら
https://peatix.com/group/7763951/events
◯北加賀屋スパイス栽培研究部はこちら
https://note.com/nimoalcamo1111/n/n4d6dd7399858


ワークルール導入を検討したい、という企業の方

環境や状況に応じて、多様な人を包摂する職場づくりのお手伝いをさせていただきます。webサイトよりお問い合わせください。
https://nimoalcamo.com/contact/


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