人間国宝
私は吉田修一『国宝 下 花
道篇』をオーディブルで聴
き終えた。
上巻を聴き終えた時点で期
待値が高まっていたが、下
巻はその期待を遥かに超え
る濃密なドラマだった。
22時間という長さも、物語
の熱量と深みの前ではあっ
という間に感じた。
国宝下花道篇
吉田修一 (著)
鳴りやまぬ拍手と眩しいほど
の光、人生の境地がここにあ
るーー。
芝居だけに生きてきた男たち。
その命を賭してなお、見果て
ぬ夢を追い求めていく。
芸術選奨文部科学大臣賞、中
央公論文芸賞をW受賞、『悪
人』『怒り』につづくエンタ
ーテイメント超大作!
吉田修一(著)
Amazonより
『国宝 下 花道篇』登場人物
立花喜久雄
物語の主人公。任侠一家に
生まれ、類まれな美貌と才
能で歌舞伎界、芸能界の頂
点を目指す。
血族や芸能界の人々との複
雑な関係性が物語の核とな
る。家族・血族
喜久雄を取り巻く家族や親
戚たち。彼の人生に強い影
響を与え、時に支え、時に
葛藤を生む存在。師匠・ライバルたち
大阪や東京で出会う師匠や
仲間、ライバルたち。
彼らとの競争や友情、裏切
りが喜久雄の成長に大きく
関わる。芸能界の関係者
舞台、映画、テレビなど、
芸能界の転換期に登場する
多彩な人物たち。
スキャンダルや栄光、信頼
と裏切りが交錯する。任侠の世界の人々
生家の背景である任侠の世
界の人々。
芸能界とは異なる価値観や
しがらみが、喜久雄の人生
に影を落とす。
『国宝 下 花道篇』
喜久雄は、任侠の家に生まれ
ながらも、自らの美貌と才能
を武器に歌舞伎界、さらには
映画やテレビといった新たな
芸能の世界へと飛び込んでい
く。
彼を取り巻く家族や師匠、ラ
イバルたちとの絆や葛藤、芸
能界の光と影――。
どのエピソードもリアリティ
と迫力に満ちていて、私は何
度も胸が熱くなった。
特に下巻では、喜久雄が頂点
に立つまでの苦悩や孤独、そ
して人間国宝としての覚悟が
丁寧に描かれている。
血縁や伝統、時代の波に翻弄
されながらも、自分の芸を極
めようともがく姿に、私は大
きな勇気をもらった。
スキャンダルや裏切り、家族
との確執など、現代社会にも
通じるテーマが随所に散りば
められていて、物語の普遍性
を強く感じた。
私はこの大作を通じて、伝統
と革新の狭間で生きる主人公
の姿に深く共感し、人生の意
味や芸の道の厳しさについて
考えさせられた。
映画を観る前に、ぜひ原作で
この熱量と感動を味わってほ
しい。
主演の吉沢亮さんと横浜流星
さんがまさに「国宝級俳優」
として称賛される未来を確信
した。
原作の壮大な人間ドラマと歌
舞伎の世界観を、二人は圧倒
的な存在感と演技力で体現し、
スクリーンに新たな伝説を刻
んでいる。
吉沢亮さんは主人公・喜久雄
の孤独や葛藤、芸にかける情
熱を繊細に表現し、横浜流星
さんはライバルであり親友で
もある俊介の複雑な心情を見
事に演じ切った。
その競演は、まさに現代日本
映画界の頂点と呼ぶにふさわ
しいものだった。
この作品を通じて、吉沢亮さ
んと横浜流星さんは間違いな
く「国宝級俳優」として語り
継がれる存在になるだろう、
と私は強く感じました。
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