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人生の最後に食べたいおやつ

「人生の最後に食べたいおや
      つは何ですか?」
この問いかけは、小川糸の『
ライオンのおやつ』を読んだ
  後、深く心に刻まれした。

私は迷わずシュークリームと
プリンの二つと答えてしまう
のだけれど、主人公の雫は、
 簡単には決められないのです。


ライオンのおやつ
小川 糸 (著)

人生の最後に食べたいおやつ
は何ですか――若くして余命
を告げられた主人公の雫は、
瀬戸内の島のホスピスで残り
の日々を過ごすことを決め、
穏やかな景色のなか、本当に
 したかったことを考える。
ホスピスでは、毎週日曜日、
入居者がリクエストできる
「おやつの時間」があるのだ
が、雫はなかなか選べずにい
た――食べて、生きて、この
       世から旅立つ。

すべての人にいつか訪れるこ
とをあたたかく描き出す、今
    が愛おしくなる物語。

ライオンのおやつ
小川 糸 (著)
Amazonより

『ライオンのおやつ』は、生
  と死を見つめる物語です。
33歳で余命を告げられた雫が、
瀬戸内海の島にあるホスピス
「ライオンの家」で過ごす日
     々を描いています。
毎週日曜日に行われる「おや
つの時間」では、入居者が人
生で最も思い出深いおやつを
    リクエストできます。
この設定が、心に深く響き切
   なく泣きたくなります。

小川糸の繊細な筆致で描かれ
る雫の姿は、私たちに生きる
ことの尊さを教えてくれます。
残された時間が限られている
からこそ、一瞬一瞬が愛おし
    く感じられるのです。
ホスピスでの日々、雫が出会
う人々、そして島の美しい風
景。すべてが心を揺さぶりま
            す。

物語を読み進めるうちに、私
は自然と自分自身の人生を振
り返り…最後のおやつに何を
選ぶか、それは単なる食べ物
の好みではなく、人生の思い
出や大切な人との繋がりを象
徴しているのかもしれないと
        思うのです。

特に印象に残った言葉は、「
幸せというのは、自分が幸せ
であると気づくこともなく、
ちょっとした不平不満をもら
しながらも、平凡な毎日を送
 れることなのかもしれない。

そうだよなとうなづくことし
    か出来ませんでした。
私たちは往々にして、大きな
出来事や特別な瞬間に幸せを
       求めがちです。
しかし、この言葉は、本当の
幸せとは、むしろ平凡な日々
の中にあることを教えてくれ
           ます。
日々の小さな不満や悩みを抱
えながらも、それらを当たり
前のように感じられる日常こ
そが、実は最も幸せな状態な
     のかもしれません。

『ライオンのおやつ』は、死
を美化するのではなく、生き
 ることの素晴らしさを静かに、
 しかし力強く伝えてくれます。
この本を読んだ後、私は日々
の生活をより大切に、より意
識的に過ごそうと思うのでし
            た。

最後に食べたいおやつを考え
ることは、自分の人生を見つ
め直すきっかけになります。
それは甘くて、少し切ない、
でも確かな幸せを感じさせて
    くれるものなのです。
 小川糸の『ライオンのおやつ』
は、そんな人生の味わいを教
えてくれる、心に染み入る一
          冊です。


Kindle版

………………
自己紹介
noteがスキ
❤️になってきた。より

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