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古典部|文化祭の熱気と謎解き

 神山高校の文化祭「カンヤ祭」
を舞台にした『クドリャフカ
の順番』は、古典部シリーズ
第3弾。今回は文集「氷菓」
を大量発注してしまうという
トラブルに始まり、学内で発
生する奇妙な連続盗難事件「
十文字事件」を絡めて、青春
とミステリーが絶妙に交錯す
         る一冊です。


クドリャフカの順番 「古典部」シリーズ
米澤 穂信 (著)

待望の文化祭が始まった。だ
が折木奉太郎が所属する古典
     部で大問題が発生。
手違いで文集「氷菓」を作り
すぎたのだ。部員が頭を抱え
るそのとき、学内では奇妙な
連続盗難事件が起きていた。
盗まれたものは碁石、タロッ
   トカード、水鉄砲――。
この事件を解決して古典部の
    知名度を上げよう! 
   目指すは文集の完売だ!! 
盛り上がる仲間たちに後押しされて、奉太郎は事件の謎に
      挑むはめに……。

        大人気
〈古典部〉シリーズ第3弾!

クドリャフカの順番 「古典部」シリーズ
米澤 穂信 (著)
Amazonより

登場人物

折木 奉太郎  神山高校1年B
組。省エネ主義で「やらなく
てもいいことならやらない」
。古典部員で、事件解決の推
            理役。

千反田 える  神山高校1年。
古典部部長。好奇心旺盛で「
わたし、気になります」が口
癖。部のために奔走する。

福部 里志  神山高校1年。奉
太郎の旧友で手芸部兼古典部
員。総務委員会にも所属し、
   「データベース」を自認。

伊原 摩耶花  神山高校1年。
古典部と漫画研究会、図書委
員会にも所属。奉太郎とは小
     学生以来の付き合い。

十文字 かほ  神山高校1年。
占い研究会所属。えるの友人
で、荒楠神社の娘。文化祭で
タロットカードを盗まれる。

須原  神山高校1年B組。本町
     の「みらく」の息子。

高村 洋一   神山高校1年B組。
        奇術部所属。

入須 冬実  神山高校2年F組。
「女帝」と呼ばれるリーダー
             格。

沢木口 美崎  神山高校2年F
 組。占い研究会・漫研メンバ
             ー。

田名辺 治朗  神山高校2年。
総務委員長。事件のキーパー
            ソン。

湯浅 尚子  神山高校2年。漫
        画研究会部長。

河内 亜也子  神山高校2年。
   漫画研究会メンバー。

羽場 智博  神山高校2年F組。
    探偵小説研究会所属。

吉野 康邦  神山高校2年。放
          送部部長。

田山  神山高校2年。奇術部
部長。

陸山 宗芳  神山高校2年。生
 徒会長でカンヤ祭実行委員長。

清水 紀子  神山高校3年E組。

遠垣内 将司  神山高校3年。
      元壁新聞部員。

安城 春菜『夕べには骸に』
の原作者。元神山高校生。

本作のミステリーの構造

  •  連続盗難事件(十文字事件)
    文化祭の3日間、校内で碁
    石・タロットカード・水鉄
    砲などが次々と盗まれる事
    件が発生。犯人は「十文字
    」を名乗り、盗難のターゲ
    ットは部活名の頭文字が「
    あ」から順番になっている
    というルールが隠されてい
               ます。

  • 文集「氷菓」の大量発注
    古典部は文集を作りすぎて
    しまい、文化祭で完売を目
    指して奮闘。事件の謎を解
    き明かし、部の知名度を上
    げることで文集を売り切ろ
            うとします。

  • 4人の視点による語り
    本作では折木奉太郎だけで
    なく、千反田える、福部里
    志、伊原摩耶花の4人がそ
    れぞれ語り部となり、事件
    と文化祭の3日間を多面的
          に描いています。

名言

「それともいつか、俺にもそ
の『順番』がまわってくるだ
         ろうか?」

この言葉に込められた“順番”
は、事件の謎だけでなく、青
春の中で誰もが経験する“期
待”や“役割”の象徴でもあり
           ます。

読後の感想

読後、私は「文化祭」という
非日常の中で、日常の謎と人
間関係が鮮やかに浮かび上が
    ることに感動しました。
ミステリーとしては、連続盗
難事件のロジックや伏線が極
めてフェアで、一緒に推理を
         楽しめます。
加えて、4人の語り部による
視点の違いが、それぞれの“期
待”や葛藤を浮き彫りにし、キ
ャラクターの成長や関係性の
変化にも深みを与えています。

「やらなくてもいいことなら
やらない」奉太郎も、仲間の
ために動き、事件の真相と向
き合うことで、自分自身の“順
 番”と向き合うことになります。
青春のほろ苦さと、日常に潜
む謎の面白さが詰まった傑作
            です。

文化祭の熱気と謎解きの興奮
を、ぜひ味わってみてくださ
             い。

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自己紹介
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