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🌸生け花を愉しむ暮らし🌸野に咲く花のように🌼

「この男、一体なにをしやがる!

ぽんたらの旨味が凝縮されただけじゃ満足できないっていうのか⁉︎
俺の上に一体何を乗せたんだ!
そんなに乗せたら俺のうまそうな○○ピーーが見えないじゃないか!

ハァ…ハァ……
ん?…クンクン……

これは……ハーブか?
また庭のハーブを散らして香りと映えを足そうってのか⁉︎

スキが欲しいからってやって良いことと悪いことがあるぞ!

俺の優しい味にハーブは強すぎるって‼︎」


ブスリ!!


「OH〜〜〜〜〜〜〜!! 」




雑炊の必至の抵抗も虚しく、問答無用で男はぽんたら雑炊に何かを突き刺し、フィナーレを迎えたのだった。





「野に咲く花のように」




男は前日子供達と図書館に行っていた。
借りていた本を返し、また借りる。
二週間に一度の単調ながら楽しい作業だ。

子供達の絵本のついでに自分の本も借りる。
なんなら自分の本探しの方が真剣だ。
図書館で良本だと思い購入を検討し検索すると絶版。メルカリでみると定価2700円が10000円だったりする。古本にも価値が付く時代になった。

その図書館の一角で、文化展示会が行われていた。
子供達の情操教育の一環にと思い男は足を運んだ。

市民が描いた絵やちぎり絵などが展示され、居合わせた作者のおばあさまより子供達はみかんを頂いた。
幼い子供を連れていると、やたら知らない人からも気軽に声を掛けて貰える。子供と小型犬はコミュニケーションツールとしても相当なレベルだと思う。

そして最後に生け花の展示があった。假屋崎かりやざき氏の様な派手なものではなく、自宅でも出来そうな規模の物だ。どの生け花が好きか子供達に問い、芸術感覚を養ったようなつもりでいたが、親の情操がすっかり教育されてしまい、雑炊にも大葉の花を生けてしまったという訳だった。


この男、よほど単純に違いなかった。




庭の大葉は花も咲き終え今年の役目を終えたが、室内で栽培していた大葉はまだ青々と茂っている。しかし日照時間の変化を感じたのか、小さめの花がつくようになってきた。植物は、いつだって人間よりも正直だ。

一度花が咲くと他にも花を咲かせてシーズンが終了してしまうため、花が咲く前に摘み取る方が葉の収穫をより長く楽しめる。
ポツポツと咲いてきてしまったので、室内の方もそろそろ潮時なのかもしれない。


6月
ハイドロカルチャーで種から水耕栽培
7月
窓際に置く
悪い虫がつかない様に見張りを立てた。
8月
この頃はまだ丁寧に管理していた。
先端を摘心し、脇芽を伸ばし葉を増やしていく。
8月
9月

一週間に一、ニ回液肥で水やりをする鉄の掟を守り切った。
かのラピュタより降臨

しっかり見張り、見守る心優しきロボット。

ピン、ポン、ピロリロリン。
10月

もうこの頃には手入れが面倒で使う時に適当に摘み取る程度の管理だった。しかし使いたい時にすぐに使え、虫もつかないし屋外栽培より柔らかく、よく目につくので管理もしやすい。来年も室内で育てようと肝に銘じている。

先日
いつの間にか咲いてしまった花を摘む。




雑炊氏は気が付いていないようだったが、実は雑炊自体にも大葉を混ぜ込んであった。

ゴマを散らしファイナルアルティメットフォームへ変身。

こうして雑炊に生けられた大葉の花は、満を持して朝の食卓へと登ったのだった。




ファイナルアルティメットと言えば、50年続いた日曜朝のスーパー戦隊シリーズが終わりを迎えるとの噂を耳にしたが、本当だろうか。朝の子供番組が減るのか、世界を見据えCGコンテンツへ移行するのか……。熱心に見ていた訳ではないけれど、子供の頃の思い出も含めて終わりを迎えると聞くと少し寂しく思う。




食卓の一品へ生け花で可憐な華を添えるのも、なかなか良いものだと感じた一皿でした。

ちなみに雑炊が最後に絶叫し、言い放った「OH〜〜‼︎」は、「本当はオオバと言いたかったのだけれど、途中で飛んだ…」と伝えて聞いております。



最後まで、ご覧いただきありがとうございました。


ではまた、お会いしましょう。



雑炊氏の前世、ぽんたら海鮮🦐鍋と、この日の夕食のメニューはこちらから↓




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