“あの仕事”に偏見を持っていませんか?──営業不向きのエンジニアが見つけた、キャリアの可能性を広げる挑戦
はじめに:その「無理」、本当にやってみましたか?
こんにちは。HASエンジニアです。
英語を使う仕事は自分には無理。
文系だからエンジニアは無理。
文章を書くのが得意じゃないからライターの仕事は無理。
よくありそうな言葉だと思いますが、あなたはそう思っていませんか?
何か難しそう、つらそうという一部の側面だけで、「その仕事」を遠ざけていないでしょうか?
私も実はそうでした。
営業やマーケティングのような「お客様」を相手にする仕事は、自分は全く向いてないと思い込んでいました。
ただ、「無理」と思って避けたその仕事が、あなたのキャリアの可能性を半分奪っているとしたら——?
もしそのままの「固定観念」を持ったまま進んでいたら、私はその仕事の重要性を知らないまま、ただ言われた通りに開発をするだけの人生を送っていたかもしれません。
私はエンジニア歴20年ですが、他の仕事に対する「固定観念」を打ち破ることにより、
海外駐在やビジネス留学経験を経験し、そしてマーケティング部署で製品企画や販売促進の仕事を2年経験することができました。
そのおかげもあって、自分は開発するだけのエンジニアではなく、新たな価値観を持ったエンジニアとしてキャリアを広げることができました。
今回は、私自身が避け続けてきた「営業・マーケティング」に挑戦するきっかけと、偏見が変えるきっかけをお話しします。
今回の記事は以下の方に読んで頂きたい内容となっています。
転職サイトの求人を見て「これは自分には無理」だという固定観念を持ったままキャリアをあきらめている方
年齢を理由にキャリアアップをあきらめている中高年の方
未経験という理由で新しい仕事に抵抗があるベテランの方
この記事にある自分の体験を読んだとき、少しでもその仕事に対する苦手意識が和らぎ、新たなチャレンジをするきっかけになると信じています。
1. 私が営業を避けてきた理由
私は長らく、「営業=キツい仕事」という固定観念を持っていました。
理由は、父の仕事にあります。
父は食品会社の営業マン──昭和のサラリーマンそのものでした。
飛び込み訪問、クレーム対応、メーカーとの商談、夜の飲み会
給与は完全歩合制。成果が出れば稼げますが、出なければゼロ。
昼夜、土日問わず働き、家にはほとんどいない父の姿は、子どもながらに過酷に映りました。
さらに、私は小さいころから人前で話すのが得意ではありませんでした。
どちらかというと顧客と信頼関係を築くより、ものづくりの方が楽しく思えたのです。
「営業は自分には無理。技術で生きていこう」と決め、迷わず大学の理工学部を目指し、エンジニアになったのです。
2. 転機──「良いものを作れば必ず売れる」は幻想だった
今の会社に入社して、過酷な時期はあったにせよ、エンジニアとしてのキャリアは順調に進むと思っていました。
しかし、ある製品の開発で状況は一変します。
自分達が心血を注いで開発した新製品が、数年間全く売れなかったのです。
しかもその理由が分からない。(分かっているかもしれないけど、上司からその情報が全く共有されない。)
ちょうどリーマンショックの少し後ということも相まって、
3期連続の赤字を計上という、会社にとっては非常に厳しい時期になってしまいました。
ボーナスも業績連動型ということもあり、ほとんど出ませんでした。
業績の悪化はもちろんつらいことなのですが、
一番エンジニアにとって虚しいのは、自分の作ったものが世の中で評価されないということ。
この経験を通して、「良いものを作れば必ず売れる」という信念が崩れたのです。
今までの仕事を続けていても報われない──
そんな焦燥感が募っていきました。
「このまま、言われた通りに製品を開発するだけのエンジニアで終わるのか?」
そうした疑念が頭をよぎったとき、初めて今まで見向きもしなかった営業やマーケティングが浮かんできたのです。
3. 見向きもしなかった「営業・マーケティング」に目が向く
売れない理由を突き止めたい──そう思ったとき、今まで避けてきた営業やマーケティングが頭に浮かびました。
ちょうどビジネス留学から戻ってきたこともあり、学んだことを実践で身に着けたく、自分からマーケティングに異動するよう打診したのです。
そして新製品の企画と既存製品の販売促進というミッションを受け、マーケティングとして活動をスタートさせることとなりました。
そこで私が経験したものは──
営業・マーケティングは単なる「飛び込み営業」「媚売り」ではなく、
市場を捉える
製品がどう売れるか戦略を立てる
顧客との関係を築く
そうした“見えない重要な役割”が存在していることを知ったのです。
ただの「飛び込み」や「クレーム対応」といった表面上の視点だけで避けていた営業・マーケティングに対する私の偏見が少しずつほどけていきました。

ただ「言われた通りに作る」エンジニアからのキャリアアップを果たした
苦手だという「固定観念」をもっている仕事にあえて挑戦するとき、あなたの背中を押すヒントになるはずです。
4. 偏見を壊すと、キャリアはこう変わる
あえてストレッチゾーンに踏み込むことで、私は「作るだけのエンジニア」から一歩踏み出せました。
これは若いころの私へ向けた問いなのかもしれませんが、
これまで無理だと思い込んでいたことは、
本当に多面的に見て判断した結果でしょうか?
もし偏見だけで避けているなら、その先には思いがけない成長が待っているかもしれません。
5. 次回予告:営業・マーケティングの現場で見えたもの
今回は、「営業・マーケティング」に対する偏見が変わったきっかけをお話ししました。
次回の記事は
エンジニアがマーケティングに入って最初にぶつかった壁
技術者ならではの強みをどう活かしたか
マーケティングから学んだ「顧客が求めていること」
を具体的にお伝えします。
読めば、あなたも「やったことのない仕事」に挑戦するきっかけ、そして「未知の領域でも自分のスキルが役に立つ」ポイントが見つかるはずです。
あなたが避け続けてきたその道の先に、思いもよらない景色があるとしたらどうでしょうか?
「未知の仕事」「やりたくないこと」に対して是非色々な視点をもって情報を捉え、チャレンジしてみてはいかがでしょうか?
ここまでお読みいただき本当にありがとうございました。
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