note勝手に予告編
「怒りって、ほんとは——
“届かなかった優しさ”なのかもしれない」
静かな施設の天井で、火災報知器が赤く光る。
「怒りの魔法は、公共施設では禁止されています。
使用する場合、行政許可が必要です——」
夕暮れの坂道、
小瓶を持つ青年の後ろ姿。
それを
影の中で静かに見守る、二人の魔女。
「どうしても、伝えたい相手がいてさ。
怒ってるってこと、わかってもらわなきゃ、
前に進めないんだ」
琥珀色の薬、割れたガラス、
黒猫セプトが耳を澄ます。
小瓶が割れた数秒後、
火災報知器が……一度だけ鳴った
─“Your anger still feels like it keeps connected to you.”─
淡く夕陽が差し込む、
部屋の空気が少しだけあたたかくなる。
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