私立夜宵★図書館【2026/4】
夜宵★の読書は図書館の本と決まってる。
貧乏だったから、本が読みたかったら図書館で借りなさい、って母に言われて育って、図書館は行きつけだった。
だけどこのところ読書量が激減。
今年は意識的に読もうと決意した。
図書館で借りて、夜宵★の心の図書館に入った本をいざご紹介!!
★『陰態の家 夢枕獏超越的物語集』夢枕獏
空手家の男、空飛ぶ円盤譚、傀儡師と陰態のもの……
一冊で夢枕獏のエッセンスをすべて網羅し、
その超越的な創造力を堪能することができる、
短編集・全九編。
表紙と表題のフォントがもうおどろどろしさを醸している。
読んでいくと怖いんだけど物語に引きつけられてしまう。
印象に残っているのは最初の作品。
語りべは115歳の老婆「かよ」で、それだけで奇怪な雰囲気なのだが、「踊るお人形事件」をひそやかに語りだす。
(人形に「お」がつくとなんだか怖い感じになるのはなぜだろうか。)
身の毛のよだつ恐怖の事件、でも哀しい物語。
しかし私が注目したのはそれよりも「かよ」自身。
登場人物の名はあえて秘すと言っておきながらばっちり出しているし、事件の登場人物にツッコミは入れるし、最初は暗く怪しい感じだったのがだんだんどこかおかしみを感じるようになってきた。
最後に大きなオチがドカンと来る。
読み返すと冒頭早々伏線があったではないか。
★『ボクが医者になるなんて』川渕圭一
三十歳で医学部受験を決意するまでの迷いと挫折だらけの日々を描いた物語。ドラマ原作&ベストセラー「研修医純情物語」の原点。
自伝?
一人称が「おれ」「圭一」「僕」と変わっていくのは自意識の位置によるのだろうか。
どんな場所に身を置いても何かしら得ている、だから挫折ではないと思う。
そして楽しんでいる、そのユーモアが素敵。
✦『カムカムマリコ』林真理子
✦『マリコ東奔西走』林真理子
✦『マリコにもほどがある』林真理子
「週刊文春」の人気ご長寿連載エッセイの書籍化。
週刊なので時事問題がリアルで、その時その時のことを思い出す。
皇室問題にもずばりと切れ味よく、その姿勢は気高くすがすがしい。
#ネタバレ
#わたしの本棚
#図書館
#読書感想
#読書
#本
#小説レビュー
#夜宵
#夜宵図書館
#ネタバレあり
#読んでよかった本
#エッセイ
#エッセー

