琥珀の夏
これは琥珀の夏という本が出たときの話です。
私は普段本を全く読まない。
本屋さんを通りかかって、何かのランキングで1位になっていた本を手に取った。
人気のあるものを何故かすぐに受け入れられなくてブームが過ぎ去ってから良さに気がつくということがよくある。
そういう人いませんか。
私そういう人です。
流行りの音楽とかなかなかすぐに受け入れられない。
でも今回は流行に乗れた!読みたくなった!
「琥珀の夏」
題名が美しいなと思ったのと表紙も美しかったから。
本を読む時は、何日かに分けて読むのがもやもやして嫌なので、時間がある時に一気に読んだ。
面白かった。
自分のことじゃないのになんだか懐かしくなるような本だった。昔の曖昧な記憶とか変に覚えてる記憶とか、ああこんな感じだったなって。
すごく素敵な本でした。
実は本屋さんに行った時に手にした本がもう一冊ある。
琥珀の夏とは別のランキングがあり、4位に「八月の銀の雪」という題名が載っていた。美しい題名だなと思った。私はたいして本が好きじゃないのに、また題名が好きな感じだけで興味をもっている。
あれ。ランキングに題名があるのに、肝心の本が並んでいない。
掲示の下に、1位、2位、3位、5位、6位...10位と本が並んでいるのに、4位の本だけない。
人気で売れて本が無いという感じではなく(失礼)、並べるスペース自体が4位だけなかった。
そうすると無性に4位の本が気になる。
もう一回1位から順番に本を見ると2位の本の中に一冊だけ変な向きで置かれている本があった。
手に取ると八月の銀の雪だった。
君は何故ここに。
手に取ったものの、琥珀の夏をすでに手に取った後だったので、読書が得意でない私は2冊目を買うことをためらった。
ただもう迷うのは遅い。
一回手に取った手前、2位の本棚には戻しにくい。非常識なことはなるべく避けたい。
4位の本の置き場はない。本屋を一周して同じ本を探したけど見つけられなかった。
そういうわけで本を戻せず「八月の銀の雪」も買った。
この本はまだ読んでいない。
でもきっと素敵な本。題名が素敵だし。売り場がなくてもしぶとく生き残ってるし。よく分からないけど。
読んでないのになんか愛着湧いてきたな。
